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何もできない
部活でのトレーナー実習が始まった。
部員は非常にフレンドリーで話しやすい。
それゆえ「マッサージしてください」と声を掛けてくださる。
正直親にやるような”何となくマッサージ”しかできなかった。
選手は痛い部位を伝えてくる。
そこには何の筋肉があるのか。どんな働きをしているのか。普段の勉強では分かっているつもりでも、その場になると一気にぶっ飛んでいった。
多少学校の勉強はできても、現場では何もできない。
そんな無力さを突きつけられた。
4年生の先輩で”歩くテキスト”と呼ばれる人は、恐らく完璧に解剖学が頭に入っている。選手の疑問に対してあらゆる可能性をすぐに説明していた。
尊敬の思いしかない。圧倒された。でもそれと同時に、「絶対あの人を超えてやる」という感情が沸々と湧き上がるのを感じた。
相手に対し”すごいな〜”で終わるのではなく、どうせなら”高橋はすごいな〜”と思われたい。
もう一度解剖学からやり直そう。身体の全てを完璧にする必要はまだない。競技に関わりの深い部位をしっかりマスターする。
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![高橋 克直|アスレティックトレーニングを極める学生](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109916213/profile_87d6d7b8b4c8dece7065c09b794d4056.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)