今は埋れていても。
久しぶりにボディメンテナンスのお仕事をしてきました。
やはり、この仕事は好きなんだなぁと思います。
施術したあとに、「納得した!」「知らなかった!」と笑顔で話してくださったり、その場で症状の改善がみえたり、「今日からケアをやります!」なんてお声をいただいたりすると、嬉しいもんなんです。
身体を触るような“施術”の仕事は、不思議とスイッチが入ります。
3Dのような、スキャナのような、そんなビジョンでカラダが視えてしまうんです。
最近は特に足の使い方を観察するだけで、筋肉や関節の状態が自然とみえてくる。
そうすると、その方の抱えている身体の悩みや心の悩みもイメージとして伝わってくる。
多くのことを説明されなくても、「足」を通して視えてくることが多くあります。
兎にも角にも“足”
やはり、何度もこの言葉が私を支配する。
腰の痛みも、肩や首の痛みも、
メンタル(心)に関わることも、内臓機能や生理機能に関わることも。
原因をたどっていくと、やはり足にたどり着く。
シンプルで本当はわかりやすい。
でも、この情報を自ら求めている人は非常に少ない。私たち人間にとって、とても大切な部分だけど、なかなか重要視されていないところ。
私は元々スポーツ関係の仕事に就いていた時間が長いので、アスリートに関わることが比較的多い。
なので、アスリートの「足」は非常に気になってしまう。
世界で活躍するような選手たちのカラダを見ても、気になる状態の選手がかなり多い。
気になる = 足が使えていない
以前、とあるトップクラスの選手に、ボディメンテナンスをしながら伝えたことがあります。
「この足が、本来の動きで使えるようになれば、パワーもテクニックも今の何倍にもなるはず」
その選手、どこまで私の言葉を理解していたのか不明ではありますが、一先ず素直にトレーニングをしてくれた様です。
結果、数ヶ月後の試合ではダントツ勝利。
さらにその後は世界という舞台で活躍しました。
「足」のことなんて、
きっかけに過ぎない
かも知れません。
私が伝えた足のことなんて、既にもう覚えてもいないでしょう。
でも、アドバイスする前、その選手の足は全く機能していませんでした。
使えていない分、筋肉を鍛えて動きをなんとかカバーし、ハードなスポーツをやっていました。
当たり前のようにケガをして、当然思うような結果は出せない状況が続いていました。カラダの疲労も酷いものでした。そう、筋肉はほぼ全身ガチガチに固まっていました。
ちなみに、筋肉は本来とても柔らかく柔軟性があります。多くの人が「筋肉はかたいもの」と思っているようですが、リラックスしている時はふわふわとするほど柔らかい感触があります。
多くのアスリートが、カラダのことを解っていません。
そして自分のカラダのことを見ようとしていません。
残念ながら、指導者も同じです。
指導者もアスリートも、技術(テクニック)や練習量(努力)そして試合「結果」ばかりにとらわれていてカラダの基本的な部分や“ケア”の部分はほぼノータッチです。
何度か指導者さんたちにお声掛けしたことがあります。
ふーん。と鼻で笑うような指導者さんもいましたし、「指導に来て欲しいけど、組織になかなか許可してもらえない(自分ひとりの意見で依頼ができない)」
悔しいけど、悲しいけど、そんなもんです。
名もなきただのトレーナーの話は
力になりたくても、なかなか使ってもらうことすら本当に少ないんです。
特に私のように所属の無いトレーナーはですね…。
海外では当たり前のように指導されています。
特にスポーツをやる子たちには、カラダの使い方やケアの方法など、しっかりと指導があり「ケガを予防すること」ということも自己管理のひとつとして教育を受けます。
日本でもこの辺りが浸透してきたら、きっとスポーツレベルも更に上がるだろうし、未来が楽しみなJr.アスリートが増えるんじゃないかな。とも思います。
こんな私のつぶやきが
今は埋れてしまっていても
必要なところへ繋ぐ橋が架かることを信じて。
足と脚
あなたの足はきちんと動いていますか?
足と脚、そして身体の連携できていますか?
いつも頑張っている足
食後に歯磨きするように、1日の終わりに足もケアしていますか?
少しでも興味を持った…という方。
一度ぜひ会いに来てみてくださいな。
リアルにお話しましょうよ!
10月30日(日)神奈川県江の島にて
【おとなの学校 in江の島開校】
お申込み追加募集 10/28まで。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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