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外貨建て金融商品は為替に注意
外貨建て金融商品とは?
取引単価がドルやユーロなどの国外表示される商品です。
また、為替レートや為替リスクなど、為替という言葉がよく出てきますので
その辺も解説していきます。
為替レートとは?
為替レートとは例えば、円をドルに替える、
ドルを円に替えるといったようにその国の通貨に変換することなんですが、
通貨を別の通貨に替えるというよりは
「円を売ってドルを買う・ドルを売って円を買う」
という表現の方が正しいかもしれません。
TTSとTTB
実はこの感覚を持っていると
世界経済や市場金利にもなじみが出てくるかもしれません
その話はちょっと置いといて
私たち顧客が円をドルに換えるときはTTS
私たち顧客がドルを円に換えるときはTTB
と言います。
TTSは Telegraphic Transfer Sellingの略で
Selling=売る
つまり銀行が私たちにドルを売って、円を買う
逆に
TTBは Telegraphic Transfer Buyingの略で
Buying₌買う
銀行が私たちからドルを買って、円を売る
お金を換えるというよりは売買する
こういう考え方になります。
為替リスク
では次に為替リスクです。
これは小学生でも習う範囲ですが
意外と理解できていなかったりしますので復習の意味を込めて
分かりやすく解説します。
先ほどの為替レートによって生じた利益を為替差益
損失を為替差損といいます。
そもそもリスクとは利益と損失の振れ幅の事をいい、
悪いイメージばかりが先行していますが、
利益の大きさと損失の大きさの度合いを表すものです。
例えば
✅1ドル=100円の時に10,000円をドルに換えます、その後
1ドル=105円の時にドルを円に換えた場合(手数料は考慮せず)
10,000円÷100円=10ドル
10ドル×105円=10500円
元手の10,000円が為替レートの変化で10,500円になりました。
500円プラスになるのでこれが為替差益です。
✅1ドル=100円の時に10,000円をドルに換えます、その後
1ドル=95円の時にドルを円に換えた場合(手数料は考慮せず)
10,000円÷100円=10ドル
10ドル×95円=9500円
この場合は500円のマイナスになるので為替差損
+500円と-500円の幅の1000円分
これが為替リスクです
主な商品
✅外国株式
✅外国債券
✅外国外国投資
✅外国為替証拠金取引(FX)
例えば外国株式などは円のままでは取引ができないので
円をドルに換えてから取引を行うのですが、
円安の場合、円高に比べるとコストが高くなります。
1株が10ドルの株を買う場合
1ドル=110円で取引するより、
1ドル=100円で取引したほうが株を安く買えますよね?
まとめ
日本でも外国株式の取引ができますが
2021年5月現在 約108円程度で円安となっています。
108円で10ドル買うより、100円で10ドル買ったほうが
コストは低くなります。
もちろん機会損失という今買わないと株価が上昇して
円高を待っていたほうが損をしてしまう場合もありますが、
今回は為替にフォーカスしてみました。