【中退共】国からの支援あり?
今回は中小企業退職金共済制度
について解説します。
サラリーの方々は直接的には
関係ないかもしれませんが
中小企業の従業員に支払われる
退職金制度になりますので
対象企業にお勤めの方は
間接的には関りがあると言えます。
中小企業退職金共済制度は
中退共と言われます
✅中退共とは?
退職金制度を設けることが
難しい中小企業について、
事業主の相互共済の仕組みと
国の援助によって退職金制度を設け、
中小企業で働く方々の福祉の増進を図り、
中小企業の振興に寄与することを目的としています。
つまり退職金制度が不十分な企業でも
中退共に加入していれば
従業員に退職金としてお金を
支払われる制度になります。
ここからは従業員ではなく
事業主の観点から解説します。
✅加入条件
条件は単純ですが、業種ごとに分かれています。
⭐一般業種(製造業など)
・常用従業員数300名以下
・資本金3億円以下
⭐卸売業
・常用従業員数100名以下
・資本金1億円以下
⭐サービス業
・常用従業員数100名以下
・資本金5千万円以下
⭐小売業
・常用従業員数50名以下
・資本金5千万円以下
👆ひとこと
常用従業員数とは
正社員であること、もしくは
・1週間の所定労働時間が
正社員と同等で雇用期間の定めがないもの、
・雇用期間が2か月を超えて雇用されるもの
の人数をカウントします。
✅掛け金
掛け金は従業員ごとに選択できます。
また金額は5,000円から30,000円まで
厚生労働省より出典
掛け金は全額会社負担になります。
✅助成金
中小企業にとっては
この掛け金が重くのしかかることになりますので
国が助成金を出してくれます。
⭐初めて加入する場合
加入後4か月目から1年間助成があります。
・掛け金の1/2(上限は5,000円)
⭐増額する場合
加入月から1年間助成される
増額分の1/3(18,000円以下)