2024年度新歓公演振り返りブログ④ 大工妻役 中山莉子より
こんにちは!活劇工房新歓担当です📣
本日も2024年度新歓公演『聴診器』に出演した役者より、公演の振り返りブログをお届けいたします。
活劇の役者はどんな人なのか、どのような想いで新歓公演に臨んだのかがわかる内容となっております。
もう活劇に入った方もまだ迷っている方も(もちろん活劇の先輩も!)楽しめるのでぜひご一読ください🎵
第四回目の今日は、大工妻役の中山莉子さんに書いて頂きました!
ゴールデンウィークもとうに終わり、授業が始まり、駿河台キャンパスの仕組みにも慣れてきました。23階建ての縦長キャンパス、混雑するエレベーター。人混みが得意ではないので、エスカレーターで上下移動を繰り返す日々です。
ところで私、内部進学なんですよ。いわゆるエスカレーター組というやつ。ただ成績が悪かったので条件ギリギリだったんですが……
まあとにかく、比較的長く部活動ができたんです。高3までずっと映画を撮っていました、結構ガチで。それとアカペラにめちゃくちゃハマったので、大学生になったら映画サークルとアカペラサークルに入る!と3年になるころには決めていて。それで、ちょこっと演劇が好きだったので、片手間に演劇もやろうかな、とか思って活劇工房の新歓に行きました。
結局、気になった全部のサークルに入って、1年間は3つ兼サーしてました。
楽しかった!色々やってみるの、おすすめ。気になるのは早めに全部やってみるといいです。突然のガチ助言
それで、2年大学生活を送った私が今やってるのはなんと演劇だけ。一番楽しかったからね!
そんな経緯があって活劇工房で活動している、文学部文学科文芸メディア専攻3年の中山莉子です。ここまで自己紹介。長い!
そしてここから思い出話、兼、自分語り。もっと長いので寝る前とかに読むと良いですよ!
皆様『聴診器』はご覧いただけましたか?まだ見てない方、要チェック。おもろい(interesting)のでね。ちなみにこのnoteはネタバレをちょこっと含むので、見てない人は見てから読むと後悔せずに済みます。
https://www.youtube.com/watch?v=R796_I-J884←どうぞ🫶
今回私は大工妻役で出演していました!衣装がかわい〜〜くてとってもお気に入り。見てくれた方は知ってると思うけど、なんとおなかには赤ちゃんがいるんです。すごいでしょ。何人目の子か覚えてますか?あ、これクイズにしましょう。解答はいつか会った時に中山まで✌️
私は大学一年生から役者をやっていて、これまで7回舞台に立っているのですが、そのほとんどが一言で言えば「しっかり者」且つor又は「お姉さん」キャラでした。厳密に言うとみんなそれぞれ違う性格なんですが、まあタイプで言えばという話。普段は常識的で、落ち着いていて、ちゃんとしてることが多いです。
なので、デリカシーはないし、お節介焼きだし、なんでも笑い飛ばす闊達で豪快な大工妻は、私にとってすごーく挑戦的な役でした!ただの包容力ではない、器のデカさをいかに出すか。めっちゃ悩んだよ!
いわゆる脇役なんですよね、大工妻は。ただ私は、脇役こそ完璧にと思っているので今回は気合い入りまくりでした(稽古ではたくさんミスしました ごめんね)
大工妻が場にいると、重要でなくても舞台がパッと明るくなり、お客様も舞台上の人間たちも楽しくなる、まるで同じ世界にいるかのように思える、そんなキャラクターを目指しました。どうですか?楽しさをおすそ分けできていたでしょうか
大工妻の底抜けな明るさや距離の近さ、親しみやすさはこの『聴診器』の世界を彩る日常であると考えています。家族の中を描く演劇の、その家族の外側の変わることがない世界を象徴する存在。
近すぎず決して遠くもない、いつも変わらない当たり前の世界だからこそ、あの世界で唯一(唯二!)、次男の肩を抱いてあげることができるんです。
そんな大きな宿命を(勝手に)抱いて舞台に立っておりました!私が世界。ちょっとかっこいい。
気負わず気負わずと思っても、いざ舞台に上がるという時の緊張感は何年経っても変わりません。みんなには楽しも〜と言いながら、ありえないBPMで心臓が動いています。バックバクどころではない。
だって、ひと公演がだいたい1時間で全5ステージ。愛しくてしょうがない私の役は、たった5時間しかこの世に存在できないんですよ!!
その5時間で、全てを伝えきらないといけない。私の役の役割、人間性、魅力、人生を全部!責任重大すぎ。
こんなの緊張しないでいられるはずがありませんよねえ!!!
でも燃えるんですよね、だからこそ燃えるんですよね。
その役の全てを背負って舞台に立つわけだから、誰より役のことをわかっていたいし、誰より役のことを愛していたいと思います。
私はいつも、私がもらった役はこんなにかわいくて愛おしいんだぞ‼️わかって帰れ‼️と自慢するくらいの気持ちで舞台に立ってます。そういうんでいいのよ、ね。
だから、もしもこれから役者を始めてみようかなと思う人がこれを読んでいたら、ひとつお節介を焼かせてください。
2年生の私が書いた新歓ブログでは底抜けに明るく喋ったのですが、もう3年生になったので少し真面目になってみます。
誰だって緊張するしミスもするし、最初っから上手いわけでもありません。それでも、とにかくやってみたもん勝ち!最初にも言いましたが、気になるものはやってみたほうがいいです。意外とどうにかなるから。あと、楽しいから。
私が言う「楽しい」っていうのは、いぇーい!ハッピー!っていう「楽しい」とは少し違くて。
たくさん練習しても思うようにいかなくて苦しかったり、周りがみんな上手に見えて悔しかったり、そういうのも全部含めて「楽しい」ことなんです。言い換えるなら、「またやりたい」とか「次こそは」。綺麗事と思うじゃろ?本当なんですよ!
何か思えることがある、ムキになれることがある、それが私の思う「楽しい」ってことで、特に演劇にはそれが詰まっています。と、私は思っています!!
演劇って楽しい!
1年生から、ずっとそう思っています。悔しくてやめたくなって、それでもまだ舞台に立ちたい、携わりたいと思える楽しさが、魅力があります。
細かい理由はまだ究明できていないんですが、楽しいからいっかと流され流され3年目。
あと2年弱、私はまだまだ楽しみたいと思います!
だから、もしもこれから役者を始めてみようかなと思う人がこれを読んでいたら!
ぜひ一緒に楽しみましょう!!
どこかで会えたら嬉しいな。あ、お腹の赤ちゃんが何人目かも、回答いつでもお待ちしておりますよ✌️
まだまだたくさん喋りたいことがありますが、締切ギリギリなのでここで締めさせていただきます!どこかで会ったらお喋りしようね。
これを読んだ全ての人が、「楽しい」演劇ライフを送れますように!
以上、本日は大工妻役・中山がお送りしました👋
↓実は配信映像の編集も担当したので、見てね↓