2024年度新歓公演部署紹介④ 衣装小道具部

こんにちは!活劇工房新歓担当です📣

本日も2024年度新歓公演『聴診器』に関わる各部署のスタッフより、公演に先駆けた部署紹介のブログをお届けいたします。
公演の裏側、スタッフ陣のこだわりについて、主に新入生向けにご紹介いたしますのでぜひチェックしてみてください👀

第四回目の今日は、衣装小道具部のお二人に書いて頂きました!


こんにちは!衣装小道具部チーフの新井美琴と申します💄今回の公演で初めてチーフを務めさせていただきました。普段は役者や衣装小道具プランナーをやっております✨

そんな初心者ぽんこつチーフでもこの部署を回すことができたのは、ひとえに衣装小道具部のメンバーのおかげです‼️
ひとりひとりがチーフやプランの経験が豊富で、私はチーフとしてわからないことや不安なことをみんなに聞きまくり&頼りまくりにしていました。
私が同期や先輩に頼りまくれる環境がある、ということは新入生の皆様を迎え入れる準備がめちゃくちゃできている、ということ…!
衣装やメイク、小道具について何もわからない!やったことない!って人がほとんどだと思います。無問題です‼️私が保障します‼️

……そろそろちゃんとチーフの仕事内容について説明します!←
チーフの仕事は端的に言うと予定管理と予算管理です。小屋入り期間前は、プランの締め切りや衣装通しなどの予定を決めたり、その公演でどれくらいのお金を使いたいかを決めてその予算内に収まるようにプランナーと話し合ってやりくりしたりします。小屋入り期間に入ると、衣装小道具部の活動の監督が主な仕事になります。

とかなんとか小難しい言葉を並べてしまいましたが、実際やってみればなんとかできます。特に予定に敏感な人、全体を見ることが得意な人におすすめの役職です!

チーフからの一言が長くなってしまいました…💦ここら辺でプランナーさんにバトンタッチします‼️


こんにちは!
衣装小道具部メイクプランナーの深川あかりです🪡
私からは、今回の公演の衣装・小道具・メイクプランについてお話しさせていただきます!


まずは私の担当したメイクプランについて💄
メイクプランナーのお仕事は、ずばり「役者のポテンシャルを引き出し、なおかつ物語に溶け込ませる」こと!登場人物の性格や生い立ち、時代背景だけでなく、役者自身の雰囲気なども生かしたい!と、たくさん考えながらプランを立てています。
今回の『聴診器』では、時代背景が戦時中ということもあり、あまり凝ったヘアメイクは出来ないという制約がありました。当時は、とにかく過度なおしゃれ(特にパーマ)を忌避する風潮が強い時代だったので、今回はとにかく「自然な装い」であることを心がけました。
ただその中でも、「この役者さんにはこの髪型が似合うかな」と考えたり、関係性によって髪型をリンクさせたり……などなど、たくさん工夫しました☺️



次に、衣装プランについてのこだわりを衣装プランナー(山口優花さん)からお聞きしたので、ご紹介します👘
【衣装のこだわり】
当時の一般人が着てた服はどんな感じなのか、また経済的地位によってどんな差があるのか、時代考証を念入りに行いました。
今回は医療従事者の家庭なので、例えば母親は、当時主流だったもんぺをベースに、清潔感のあるデザインに。それがハッキリ分かるように、次男や大工は汚しを目立たせました。汚しは、例えば大工が作業中に付きやすいところに汚れを、次男は喧嘩した時に付きやすいところに血が酸化した跡や服の破れを作りました。
また、仲睦まじい関係であることを示唆したく、大工夫妻の上着はお揃いにしています。演技では表現するのが難しいことを、衣装を通して観客に伝わったらいいなと思っていつも衣装プランを作っています。


最後に、小道具プランについて小道具プランナー(矢下柚季さん)からお聞きしたので、ご紹介します🩺
【小道具のこだわり】
《紅紙》
紅紙は海軍の召集令状で、皆さんご存知の通り、戦場への呼び出し状のことです。私はできるだけ本物に近い物が作れるようこだわりました。
こだわり①大きさ
A4やB5といった市販のサイズの紙をそのまま使用するのではなく、実際の紅紙の大きさの15.5x25.7cm で作成しました。
こだわり②色
紅紙といえば真っ赤な紙を想像する人が多い気がします。
ですが、最初は真っ赤だった紅紙も戦時の物資不足による染料の節約のため次第に薄くなっていき、太平洋戦争中や終戦が近づいてくる頃に多く見られたのはピンク色の紅紙だったそうです。そのため、脚本の時代設定に合わせてピンク色で作成しました。
こだわり③内容
召集方法として充員召集、教育召集、補欠召集、演習召集などがあります。この物語で医者は充員召集という形で戦場へ向かいます。実際に何が書いてあるか、舞台上から距離がある客席からは見えないことの方が多いです。しかし細部まで丁寧に本物に近いものを作ることで、舞台全体がまとまり、物語の世界観がより完成されたものになるのではないかと思っています。そのため、できる限り忠実に再現したものを作成できるよう頑張っています。

《その他の小道具》
その小道具を使うのは誰か、その人は裕福なのか貧乏なのか、どのくらいそれを大切にしているのか、長い間使っているものなのかなどを考え、小道具を用意し、必要があれば加工します。例えば今回でいえば、医者は長い間を共にした聴診器を長男に託します。長い間使ってきたはずの聴診器が新品でピカピカしていたら違和感を覚えると思います。長年使い込んだからこその汚れがあった方が自然です。そのため、医療学生が使用していた実際の使用感のある聴診器を用意しました。
他にも麻袋、救急箱、写真などの小道具があったと思います。これらも上記のことを考え、用意しました。



長々と書いてしまいましたが、読んでくださった皆様ありがとうございました!
今回の公演は衣装小道具部含め、全部署何から何まで素敵な作品なので、ぜひぜひご覧ください👀
その際はぜひ、衣装や小道具、ヘアメイクにも目を向けてくださると嬉しいです!

それから、衣装小道具部では、未経験者でも経験者でも、誰でも大歓迎です!衣装や小道具、メイクに興味がある方、何か新しいこと始めてみたい方、細かい作業が好きな方などなど……少しでも興味があればぜひ🫶

皆様と一緒に活動できることを楽しみにしております!
以上、衣装小道具部でした〜!


いかがでしたか?明日は宣伝美術部、映像スチール部の紹介です!
公演のご予約はこちらから🔽


いいなと思ったら応援しよう!