見出し画像

シングルマザーという生き方の選択


さかのぼること、今から23年前
私はシングルマザーになりました。

浮気されたわけでもない
DVだったわけでもない
姑さんとの仲が悪かったわけでもありません。


なんで離婚なんてしたの???
と、誰もに聞かれました。


答えは
「彼の生き方には、私は合わなかったので
パートナーとして一緒に生きていくことが出来ないと思ったから」です。
月並みですが「価値観の相違」「思想の違い」・・・・

理由はさておき
晴れてシングルマザーになったわけです。


思い返すと
若いころから「結婚制度」に一抹の不安というか
疑問を抱いてはいました。
なので、実は、違和感なく離婚に踏み切りました。
成立するまでの過程で、結構大変なことだと知ったくらいです。

逆に、どうして結婚してしまったか?
という質問が殺到しそうなので付け加えますと・・・・

たしか、20歳くらいのころから子供が欲しくて仕方なくて、
当時お付き合いしていた方と結婚しました。という普通の答えなのですが
動機が子供だったところにミスがあったのかもしれません💧


結婚制度に対して疑問があったからと言っても
日本のそれを否定はしている訳ではないんですよね~本当に。
現に、両親は米寿を過ぎた今もとても仲が良くて、
娘として見ていて幸せですし、とっても微笑ましい💛
羨ましいとさえ思います。


だからこう思うのです・・・・

「パートナー」との関係が多様化している現代、
今の結婚制度には限界が来ているのではないかと。
もっと枠が広がればよいのに、、、と。
「パートナー」の存在は誰にでも必要だと思います。


なので、「結婚」とかではなく、
「シングル」でも
どちらでもいいと思うのです、自己実現できるのなら。


ただ、自己実現どころか
当時は今よりも離婚が多くなかったように思います。
しかも地方の片田舎なので、いろいろ厄介でした。


今でこそ、悲観的ではなくなりましたが・・・・
基本的に気の強い私も
流石に、不安で眠れない日々
自分が不甲斐なくて
どうしようもなく辛くて涙した夜は何度もありました。


もちろん様々な問題に直面しました。
実際に「シングルマザー」は、まだまだ社会的な立場は弱いと思います。
当時はシングルマザーというだけで、アパートを借りれなかったり
「大変ね~」と周りにいつも言われたり。(思われたり)


何より
育児と仕事の両立が困難なこと。
そして経済的な面は、教育に大きく関わってくるので非常い深刻な問題です。

私の場合は幸い実家が近くだったので
かなり助けられました。
実家の存在は絶大です。
とは言え、両立は大変でした。
それがメインかもしれませんね。


頼る人のいないシングルマザーは、
子供の預け先が無ければ、収入を得るための仕事もままならない状況です。
ベビーシッターは金額的に頻繁に使えないし・・・・
本当に難しい問題です。


誰もが自由に生きられる時代とは言え、
これだけシングルマザーが増えているのに、
生きずらさはまだまだ否めない現実があります。
逆にこの問題がクリアになったら、
ますます離婚率が高まるかもしれませんね(笑)


今後何年か先にはベーシックインカムなど、
少しはシングルマザーが助けられる制度が導入されるのでしょうか?
ベーシックインカムが与える様々な影響は
また別の意味で計り知れませんが。


とにかく、二人の娘を育てなければならなかった私は
自己実現とか言っている場合じゃないほど
無我夢中で仕事に明け暮れていました。
社会に出て働くことの大変さと楽しさを知りました。


お陰様で、何とか2人の娘は立派に育ってくれました。
今年6月には初孫も誕生し、幸せな毎日です。
今は「達成感」というか、
母としての誇りのようなものは身についた気がします。

2年前には、目標だったマイホームを
両親が元気なうちに手に入れることもできました。


語りつくせないほどの長い年月。
感謝してもしきれない、関わってくださった方々へのご恩。
これから返していけたらと思っています。


私のこれまでの経験談や考え方が、
今、もし苦しんでいるシングルマザーの目に留まって
少しでも勇気や希望になればいいなぁと思っています。


今回から何回になるか分からないけど
シングルマザー時代の諸々なエピソードや、
どんなマインドでここまで来れたかを綴っていきますので
よかったらまた来てくださいね(^_-)-☆


シングルマザーの皆さん、
前を向いて一緒に明るい未来を創っていきましょう✨


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?