TOEFL初受験(76点)
現在エンジニアとして働いているのですが、海外のコンピュータサイエンス系の大学院への進学を検討しており、大学院への入学条件としてTOEFLのスコアが設けられているため受験しました。
これからTOEFLの受験を検討している人にとって、大体どれぐらいの期間、どういった勉強をすれば何点ぐらい取れるのか?を知る上で参考になるのではと思います。
受験前のスペック
大学は文系出身です。受験期には英語を受験科目として、センター試験や二次試験で必要だったため勉強していました。
大学時代(今から8年ほど前)にTOEICを受けて、790点(Reading 410, Listening 380)を取得していました。
また、DMMの英会話を一時期2年ほどやっていた時がありました。
ただし、がっつりちゃんと腰を据えて勉強する、というよりは英語に慣れる、楽しむぐらいの感覚でやっていたので、そこまでスピーキングスキル伸びたか、と言われると微妙です。。
これらを踏まえると、
基本的な文法はわかる(とはいえ細かい文法はあまりわかってない)
基本的な単語はわかるが、TOEFLに出てくるようなアカデミックな単語は全然わからない
リスニングはあまり得意じゃないけど、TOEICのリスニングレベルであれば、なんとなくわかる
2年間DMM英会話をやっていたので基本的な会話はできるけど、専門的な用語が出てくるような話は難しい。
ぐらいのレベル感と言えます。
そのため、後述の勉強方法についても、これぐらいの英語力の人がこんな勉強したよ、という前提で読んでいただければなと思います。
スコア
先に結果から話すと、
Reading 19
Listening 17
Speaking 18
Writing 22
合計76でした。
勉強期間
4月〜6月の約3ヶ月間になります。受験日は6/30でした。仕事をしながらにはなるので、毎日は勉強はできていません。主に休日を使って勉強をするようにしていました。
ただし、5月ごろから週三稼働に切り替えたため、それ以降は比較的時間が取れるようになってはいました。
とはいえ、英語の勉強以外にもいくつかやる事があり、休日は長ければ6時間ほど、短いと1〜2時間ほどの勉強をしていました。
また、引越しのタイミングも被ってしまい、最後の1週間はほぼ勉強できませんでした、、
この3ヶ月間のトータル勉強時間として、概算ですが120〜140時間ほどなのではないかと思います。
勉強したこと
勉強に使った教材は以下です。
TOEFL3800
TOEFLテストリーディング問題270 4訂版
TOEFLテストリスニング問題 5訂版
極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力
ETS公認ガイド TOEFL iBT <第5版>
DMM英会話
それぞれ、どんな形で学習したのか解説します。
TOEFL3800
単語帳は、「TOEFL3800」を使いました。
おそらくTOEFL学習の中で最もメジャーな単語帳かと思います。
単語に関してはこれをやっておけば問題ないよ!と巷でよく流れており、
「じゃあこれやっとくか」ぐらいのノリで買いました。
この単語帳は、レベル別に4つのRANKに分かれています。
RANK1 TOEFL iBT61点前後までの単語
RANK2 80点前後までの単語
RANK3 100点前後までの単語
RANK4 105点を超える単語
となっています。
留学経験があり、TOEFLで96点を取得していた友人にこの単語帳を見せたところ、「RANK 3までの単語は確かに覚えていた方が良いかも、RANK4は知らないの結構あるな」
という感じだったので、じゃあとりあえずRANK3までは覚えよう、という感じで取り組みました。
しかし、TOEFL受験当日まで全然間に合わず、、体感として
RANK2 8割ぐらいは覚えてる
RANK3 3割ぐらい覚えてる
ぐらいの状態で受験日を迎えました。
TOEFLテストリーディング問題270 4訂版
こちらは様々なテーマを扱ったリーディングパッセージと、問題がついています。
TOEFL3800で出てくる単語もよく出てくるので、文章の中でどのような使われ方をするのか、単語を文脈の中で覚える、という観点でも良い教材でした。
短めのパッセージで基礎学習をしたい → CHAPTER 2を学習
本番形式の問題を解きたい → CHAPTER 3と4を学習
みたいな構成になっており、
基礎的なリーディングスキルを固めたい
アカデミックな文章でも理解できるように
単語帳で覚えた単語をリーディングの中で定着させる
といった目的を持って利用するには良い教材なんじゃないかと思います。
こちらは、リーディングパッセージは全て問題を解いた上で
声に出して読んだ上で、そのまま理解ができるようにする
パッセージごとに単語リストがついているので、そのリストにある単語は覚える
というのをやりました。
TOEFLテストリスニング問題 5訂版
CHAPTER 1 → TOEFLリスニングの全体像を把握しましょう。
CHAPTER 2 → リスニングの基礎を学びましょう。
CHAPTER 3 → 実戦形式の練習問題を解いて、TOEFLリスニング問題に慣れましょう。
という形になっており、基礎からしっかりやるには良い教材だと思います。
音声を聞いて、スクリプトを見ずにディクテーションする
というのを意識して行うようにしました。
「聞いたままの語順で内容を理解する」
-> 英語から日本語に訳している時間はないので、英語のまま聞いた内容を理解する
「音声とした聞いた単語をそのまま発音する」-> 自分で発音できない単語は聞き取れないので、聞き取れない単語は都度確認して発音できるようにする
というのを繰り返し行うようにしました。
これにより、リスニングの基礎力は上げることはできたのではないかと思います。
基礎から学びなおして、という観点では非常に良い教材だと思うので、TOEFLを受験したことがない人、初受験をする人で、最初の基礎固めには良いのではと思います。
極めろ! TOEFL iBT® テスト リーディング・リスニング解答力
こちらは買ったは良いものの、正直あまりやれていないです。
リーディングの問題に関しては一切手をつけられていません。
リスニングが苦手&不安だったため、とにかくリスニングの問題に多く触れる、時間があればリーディングの問題も解こう、ぐらいの感じでこの教材を買いました。
リスニングのパートに関しては、一通り全て問題を解いたのですが、実際の本番のTOEFLリスニングよりも、若干話すのが遅いかなと思います。(その代わり、本番よりもちょっと長いです。)
声も聞き取りやすく丁寧な印象ですが、本番のTOEFLリスニングの方が難易度的には難しいのでは、、という感覚を受けたので、あくまで補助的な教材として使う形にして、TOEFLが出しているofficialの問題を解きまくった方が良いんじゃないかなーと思います。
ETS公認ガイド TOEFL iBT <第5版>
TOEFLが出している公式問題集です。
全4回分あります。
これは2回繰り返し解き、出てくる単語は確認し覚えるようにしました。
また、リスニングセクションに関しては時間の合間にスクリプトを聞いてディクテーションを繰り返しました。
TOEFLはスピーキング、ライティングセクションでも、音声を聞いた上で回答しなければならない形式の問題となっており、リスニングスキルがかなり重要となるテストであるため、重点的にリスニングを学習するようにしていました。
本番と同じ形式の問題になりますし、リスニングのスピード感なども実際の本番と特に変わりないです。公式問題がTOEFL対策としては一番良い教材なのではないかと思います。
DMM英会話
DMM英会話を利用して、スピーキングのセクションの練習を行いました。
DMM英会話は毎日1レッスンのコースを選択し、テスト前3週間ほどは、毎日TOEFLテストスピーキングの教材をやるようにしました。
DMM英会話 TOEFL iBT® Speaking教材はこんな感じです
初受験の感想
元々、文章を読んだり聞いたり、ということに対して苦手意識がある上に、リーディングやリスニングは緊張してしまうとあまり頭に入ってこず、正直全くできたという感覚がありませんでした。。
とはいえ、TOEIC800〜900点ほどの人でも、初回受験だと70〜80前後取っている人はネット上で見かけるので、私自身の勉強量だと、76点というのは、割と今の実力が反映された結果なのかなとは思います。
80〜90点に乗せるためには、単語力の強化と、リーディング、リスニングに関してはTOEFLの問題をもっと多くこなすことが必要なのではないかと思いました。
私が検討している大学は英語圏の国ではなく、かつコンピュータサイエンスと理系分野になるため、英語についてはそこまで高い基準も求められていません。そのため、実はこの点数でも大学院申請にあたっての最低基準はクリアしています。
とはいえ、76点だと他の志望者と比較してかなり低い点数である可能性は高いので、引き続き学習していきたいと思います。
次は10月に受験予定なのですが、それまでに
単語はTOEFL3800でRANK3まではしっかり覚えること
OFFICIAL TOEFL iBT Tests volume1をやる
は最低限やりたいと思います!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?