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【エッセイ】「ワープロの記憶」

懐かしい。
令和の時代で“ワープロ“というワードを目にするとは・・・

新聞の広告欄に
「ワープロの店!」
販売・修理・買取 お気軽にお問合せください
と宣伝されていた。

ワードプロセッサ(Word processor)
略して
“ワープロ”
文章作成専用のコンピューターで、
文章入力・編集・印刷が出来た一体型の
持ち運び出来るガジェットである。


私は、
大学時、卒論作成の為に
シャープ製『書院』
というワープロをバイトをして購入した。
かなり高額だった記憶がある。
「手書き卒論は絶対ダメ!」
というゼミの教授ルールに従い
やむを得ず購入した経緯である。

キーボードでの文字入力。
最初は苦痛でしかなかった~

手元のキーボードを見てからの画面確認。
首の上下運動が首と肩のコリを誘発~

文書データ保存にはフロッピーディスクを使用。
データ保存と読み込みが遅かった~

とにかく、
卒論の膨大な文書作成には、
ひたすらキーボードを
打って、打って、打ちまくって
慣れるしかなかった・・・


やっとの思いで完成した卒論。


ワープロで作成した卒論を
手にした時の感動は今でも忘れられない。


ただし、


自身の卒論の中身は記憶の彼方である。


by カツなう

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