見出し画像

「うちの子が帰ってきた」— 大岡勝好のペット似顔絵陶器

大切な家族の一員であるペットとの時間は、かけがえのない思い出に溢れています。大岡はそんなペットをお皿やカップに描く作品も手がけています。

特に、愛するペットを亡くされた方からの依頼が多く寄せられております。
姿形は写真で気軽に残せる時代、わざわざ陶器にとご依頼いただくのには、それだけの深い想いがおありになるからです。大岡はその想いを受け止めて作品作りに向き合います。

「似ますように」と祈りながら描く時間

「似ますように・・・」

顔形を似せて描くだけでは十分ではありません。

「その子が生きている間、飼い主さんからたっぷり愛情を受けて幸せを感じていた時の表情を表現したい」と大岡は心を込めます。

大岡は言います。

「描いていると、その子から話しかけられているような気がするんです。」

その言葉通り、大岡が絵筆を動かすたびに、ペットたちの楽しげな明るい表情が生き生きと浮かび上がってきます。大岡にとっても、描く時間はペットと対話しながらその子がご家族と過ごした大切な日々を振り返り、その子の気持ちを感じ取る、厳粛でかけがえのないひとときなのです。

ご依頼者様の声

完成した作品をお手に取った方々からは、たくさんの温かい言葉が届いています。
• 「そっくりでびっくりしました。」
• 「うちの子が帰ってきたみたいで涙が出ました。」
• 「見るたびに笑顔になれる宝物です。」

このようなお声は、大岡にとって何よりの喜びであり、彼が大切にしている「気持ちを形にする」という仕事への励みにもなります。

陶器で使える色は限られているのでその点は難しさがあります。
また、似顔絵の作品は絵の色を付けた時点で完結した感覚があります。
色々な意味でいつもの陶芸とは少し感覚の違う創作です。

日々の暮らしの中に、愛おしさと温かさを

ペットはいつもそばにいて、私たちをほっと温かい気持ちにしてくれたり、笑顔にしてくれたりする存在です。そして、陶器も、日常生活に溶け込む身近な存在ですし、土の温かみが心を和ませてくれます。この二つが合わさることにより醸し出される独特の「愛おしさ」とでもいうのでしょうか・・・特別な感覚をお感じいただけると思います。

ひだまりで懐かしさを味わうような、そんな陶器の楽しみ方もご体験頂ければと思います。

いいなと思ったら応援しよう!