2021年11月:ビットコイン・マイニング概況
みなさんこんばんは。
Fuel Hash代表の紺野です。
今回は、先月のマイニング概況についての振り返りをしたいと思います。
ビットコイン価格の動き
11月のビットコイン価格はこんな感じで動きました。
10/31 終値 $60,444
11/30 終値 $58,458
レンジでいっても、$54000-68000の間で動いていました。
10月は$42000くらいから一気に$60000まで上昇していたので、11月は価格に関しては小康状態といったところ。
10月はビットコインETFの承認を背景に価格上昇してましたね。
(当社でもビットコインETFについての勉強会を開催しました!その様子はこちら。)
難易度とハッシュレート推移
それでは、マイニングの収益性を決める大きな要素である、「難易度(Difficulty)」と「ハッシュレート」をみていきましょう。
難易度(Difficulty)
やはり10月の価格上昇を背景に、11月も継続して難易度は上昇していました。
ハッシュレート
当然ながら、Difficultyが上昇しているので、ハッシュレートも上がっています。中国政府がマイニング禁止令を出す前の水準くらいまで、ハッシュレートが回復してきていますね。
マイニング報酬
いよいよ、みんな大好きなマイニング報酬の推移をみてみましょう。
10月には価格上昇と相まって、1日あたりのマイニング報酬は$60Mを超える水準まで上昇しました。
11月もその水準は継続していましたが、月の後半からはハッシュレートが上昇したことによってマイニング報酬の枚数が減少したため報酬額が減少しています。
ハッシュレートの上昇=マイニング参加者の増加を意味します。
マイニングに参加する人が増えていることから、将来の価格上昇期待が大きいことがわかります。
今はまだ価格がついてきていないですが、年末から2022年初めにかけてはハッシュレートの上昇に釣られて価格上昇するかもしれません。
価格上昇へのマグニチュードは溜まってきていると思います。
マイニングプール
マイニングプールのシェア比率は大きく変わってきています。
特に、Foundry USAの躍進が著しいです。
やはり、中国政府のマイニング禁止令以降、米国がビットコイン・マイニングでの覇権をとろうとめちゃくちゃ頑張っている証左だとおもおいます。
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Foundry USAは、クリプト業界では非常に著名なデジタルカレンシーグループが運営するマイニングプールです。
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総括
11月のマイニング市況を振り返ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
月の前半は価格が維持されていたので、マイニング報酬はヒストリカルでみても非常に高い水準でした。
しかしながら、後半からは難易度調整もされたこととビットコイン価格の下落が効いてしまい、マイニング収益も減少。それでも、過去から見ると十分高いマイニング報酬を維持していると思います。
そのため、個人的にはハッシュレートも引き続き高くなっていくと考えています。
今、マイニングをしないのは明らかに機会損失ですからね。
さあ、今月で2021年も終わりです。
マイニング環境がどうなっていくのか、引き続き目が離せません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!!
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