続き:(初)RSGT2025に現地参加しました vol.2

 前回はすごく脱線してしまって(言い訳)、セッションの話題にたどり着けませんでした。さらに自分に言い訳をしながら伸ばし伸ばしにしてしまいました。自分に甘い……。一方で、心の休みは必要だと最近つくづく思います。手段は何でもいいので、自分で自分の機嫌を取るということですね。
 ということで、このままではきっと忘れてしまうので、自分を奮い立たせ、続きを書きます!実はnoteに書きたいことのメモもたまっているので、そのあたりも今後、書いていきたいと思っています。

③参加したセッション(書きたいもの中心)

1)老舗製造業の新生Agile CoEがやってみたことをワイワイ話す会(コニカミノルタスポンサーセッション)
 https://www.docswell.com/s/km_agile_coe/KJ4W3X-rsgt2025

 いきなり宣伝みたいでなんなんですが(笑)、弊社のスポンサーセッションです。個人的には『6.アジャイルコミュニティを立ち上げた』が非常に印象的。なぜなら、このコミュニティが無ければ、自分がこんなにアジャイルに興味を持つことはなかったし、Agile CoEのメンバーになることも、RSGTに参加することもなかったからです。このコミュニティは、もちろん、目指す姿からは『まだまだ』と思う一方、結構すごいんです。
 (1)全社横断のオープンコミュニティである
 (2)毎日、イベントや雑談やらでにぎわっている
 (3)参加者のリアクションが多い!しかもポジティブ!
 よくある一方的な発信ではなく、対話が生まれているのは中心メンバーの3人(清水さん、焼肉原田さん、樋上さん)の継続した努力の結果だと思います。普通かな?と思う人もいるかもしれませんが、今までの弊社では前例がない成果と思います。自分もこれから盛り上げていきたいなと改めて思いました。そして大いに感謝!
 あと内容には関係ないですが、このセッションでスポンサーブースで配ったうちわでワイワイできたのもよかったです。身内だけでなく、参加者の皆さんも『デコうちわ』を振ってくれてうれしかった!

2)「あの人たちが協力的ならうまくいくのに!権限もないから進められない!」トレードオフの連続制御を通して、対立を協力に変えるプロダクトマネジメントチームを実現するぞ
 
https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2025/proposal/21010

 聞き終わった後、メモを取らずに聞けばよかったな、と思いました(笑)。メモを取ったことで、リアルタイムに社内に学びを発信したり、後で読み返したりは出来ましたが、セッション中に途中絶対思考が追い付いていなかったのはもったいなかったなと。
 内容はすごく考えさせられるテーマでした。セッション聴講後、私はトレードオフをどうやって解決してきたのか?権限で解決してこなかったか?そもそもトレードオフに気づいていた?と自問自答がぐるぐる……。  

 社内でも、視座をあげろ、当事者意識を持て、パーパスを大事にしよう、三方良しを目指そう、など話が出るけど、かみ砕いて考えると同じことかもしれない。誰か個人の大事ではなく、チームや企業、そして社会の大事に目を向けてこそ、質が上がる。決して楽なことではないし、答えはすぐに見つからないかもしれない。そもそも答えなんかない。何が100点かもわからない。制約があってすぐにはできないこともいっぱいある。でもその意志を失ったら、絶対に、たどり着けない領域がある。

「そうだな……わたしは『結果』だけを求めてはいない。『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…………… 近道したとき真実を見失うかもしれない。やる気もしだいに失せていく。
 大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする意志さえあればたとえ今回は犯人が逃げたとしてもいつかはたどり着くだろう? 向かっているわけだからな………違うかい?」
 (大好きなジョジョの奇妙な冒険第5部から引用)

 ジョジョでなぜ1番好きなのが第5部なのか、その理由も少しわかった気がした。こういう気持ちで一生過ごしていきたい。

3)フレームワークを生み出すメタフレームワークという考え方 -適応型から生成型へ-
 https://speakerdeck.com/kyonmm/from-adaptive-to-generative

 幸運にも事前にきょんさんから話を伺えていたのもあって、絶対に現地で参加しようと思っていたセッション。前から聞いていたのにセッション中には消化しきれず、でも、途中丁寧にわかりやすく話をしてもらったので自分なりに腑に落ちるところもありました。
 (1)「Why/What/Howの変数」の数でレイヤをわけることによる構造化
 (2)どのレイヤのどのベンズも「Why/What/Howの変数」で分けることにより、いまの個人/チーム/立ち位置を明確にすることでの客観化

 例にあったようにWhat/Howによる解決手段によってWhyを置き去りにしてしまったり、逆にWhy/Whatばかりを語ってHowが付いてこないケースもある。そしてそのことに気づかず、ただ今の状態を肯定して突っ走ったり、あるいは、何かが足りないと思いつつも対策が的外れになったり。
 特に、無意識のうちにWhyがなくなっていることってよくあると思う。それを分かっているから、古くで言えば朝礼での唱和があったり、最近ではMVVやパーパス経営という話があるのだと思う。そういえば、最近、弊社の使い捨てカメラ(撮りっきりコニカ、わかりますか?)のチームでは「〇〇できるカメラ!」みたいなキーワードでチームの意志統一を図っていたという話も聞いた。

 経営者やマネージャ層がそんな努力をしてでも浸透させたいWhyを、全社員が持てたら強い力を発揮できるに違いない。レイヤーが違えば、おおよそ「Why/What/Howの変数」は違うはずで、つまり全員が同じことをしようということではない。

 きっとこれが、当事者意識を持てということなんだろう

(あれ?いつの間にか、森雄哉さんへの感想と同じになっている…?)
(きっと、自分にとって、いま、大事なテーマなのだろう)
(そういえば、最近、過去のメモを見返していたら、森さんの「サポートを明らかにすることを通して、助け合い上手なチームに爆速でなるぞ」がでてきて驚いた。当時、森さんということは良く知らないまま、しかしすごく良いスライドだと思って友人にも勧めたのだった。https://speakerdeck.com/moriyuya/clarifying-support-fukuoka-2023?slide=291


ということで、Vol.3では、以下を書きまーす!(まだ書き終わらないのか…)

4)保育士チームが実践している連続的・多面的な観察を共有するためのふりかえり

5)Dynamic Reteaming: リチーミングのパターンとフォースを体験しよう!

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