TokyoNode OpenLab 2024での登壇レポート 〜TNXRコミュニティリーダーとしての挑戦〜
自己紹介
こんにちは!
XRでなめらかな社会の実現を目指しているかっつーです。
IwakenLabというバイネームで活躍することを目標とした学生技術系コミュニティに所属しながら、TNXRという森ビルさんやTokyoNode Labさんと共同で運営しているコミュニティのリーダーをやっています。
先日、TokyoNode OpenLab 2024に登壇させていただきました!
このイベントは、最先端テクノロジーと都市体験の融合をテーマに、多くのクリエイターや企業が集い、虎ノ門ヒルズを舞台に様々な実験・展示が行われるものです。私は、TNXR(TokyoNode XR)というコミュニティを代表して、登壇の機会をいただきました。
今回の記事では具体的に何を話したのか、話してみてどうだったのかなどをお伝えしたいと思います!
TNXRコミュニティについて
現在、私は「TNXR」というコミュニティを運営しています。このコミュニティは、好きな技術で新たな都市体験を創発することを目的にしています。TNXRは、過去に開催されたTokyoNode XRハッカソンの延長線上として発足し、そのハッカソンで得た繋がりと情熱を基盤に、未来の都市体験を形作るために活動しています。
具体的なTNXRとはなにか、ハッカソンなどについてはこちらの記事をご参照ください。
過去開催したイベントはこちら
TNXR 第0回MEETUP
空間コンピューティングイベント
AppleVisionPro本発売記念イベント
TokyoNodeとは?
TokyoNodeは、2023年に虎ノ門ヒルズ ステーションタワーに新たにオープンした情報発信拠点です。その研究開発部門であるTokyoNode Labは、都市とテクノロジーを融合した実験や共創の場として、数多くの研究やプロジェクトが行われています。特に今年10月で開設1周年を迎えたTokyoNode Labは、都市の未来を創造するための拠点として、XRやデジタルツイン、ボリュメトリックビデオ、生成AIといった最先端技術を使った展示やイベントが展開されています。
TokyoNode OpenLab 2024は、この1年の研究成果を披露し、未来の都市体験を探求するために開催されているイベントです。虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの様々な場所で、展示やワークショップ、トークセッション、パーティーなどが行われ、11日間にわたって都市の未来を体験できる機会を提供しています。
TNXRは虎ノ門ヒルズのB2階をジャックしてXRParadeとしてコミュニティメンバーのXRコンテンツの展示をしています。
詳しくはこちらの記事
初登壇の感想
登壇が決まったときはとても嬉しく、気合を入れて前日には髪まで切って準備万端で臨みました(笑)。しかし、本番では50人ほどの観客の前に立ち、緊張で顔が引き攣っていたかもしれません。それでも、共に登壇したミワンダフルさんや森ビルの小花さん、そしてSymmetryの沼倉さんが和やかな雰囲気を作ってくださったおかげで、次第に緊張も解け、楽しくお話しすることができました。
具体的に何を話したのか?
沼倉さんからはTokyoNodeXRハッカソンを開催するにあたって、大規模なVPSデータの整備を実現するのに多くの苦労があったことを話してくださったり、TNXRが発足するまでの沿革や発足したあとの活動や今後の展望などを話しました。
ここからは具体的なTNXRがコミュニティが発足するまでの沿革からをご紹介したいと思います。
TNXRのイベントと取り組み
TNXRでは、これまでに多くのイベントを開催してきました。例えば、コミュニティメンバーが集まるMEETUPイベントや、オンラインランチ、さらにはTokyoNode XRParadeというプロジェクトで、虎ノ門ヒルズのB2FにてメンバーのXR作品を展示する取り組みも行っています。
MEETUPでは、初回イベントで全員が自己紹介し、活動内容をシェアしながら、楽しく交流を深めました。さらに、第1回空間コンピューティングイベントでは、WIRED松島さん、クラスター株式会社CEO加藤さん、STYLY COO渡辺さん、そしてMESON CEO小林さんをゲストに迎え、空間コンピューティングの可能性について大規模なディスカッションを行いました。
特にこのイベントでは、AppleのVision Proが発表された直後で、世間の関心が高まっていたこともあり、多くの参加者が集まりました。WIREDの雑誌の冒頭の方に東京大学で自在化身体論について研究されている稲見教授からからは「キラーアプリではなく、キラーライフスタイルを追求しよう」というメッセージが紹介され、技術が私たちの生活そのものを変える可能性について深く考えるためのイベントを開催しようと考えました。
このイベントはとても反響があったことや参加者からの満足度がとても高いイベントとなりました。
イベント後にWIRE編集長の松島さんからは「大きなスケールで熱量高く取り組んでいるのは素晴らしい!そうした場に一緒できるのは本当に嬉しいです!」とコメント頂きました。
その他、参加者からは「このイベントで人生の価値観が変わりました」と言われたり、「XR業界にいるけど改めてざまざまな知見が得られました」とコメント頂きました。
このように、第一回空間コンピューティングイベントは登壇者の皆さまのお陰で大々的に開催することに成功し、とても有意義なイベントになりました。
第2会のイベントでは、
AppleVisionPro本発売記念イベントを開催しました。 このイベントでは、TNXRコミュニティに所属しているばいそんさんやその他の方々がVisionPro本を記述していたため、今後発売にあたってどのような内容を書いたのか、書くまでの苦労などなどを話していただきました。最後の最後には本を選考でじゃんけんで勝った人がもらえるというおもしろイベントもありました。
このように、TNXRではわいわい楽しくイベントを開催して交流や知見を深めたりしています。
登壇していた際に話した内容としては、他にもコミュニティに所属するメリットであったり今後TNXRをどうしていくかなどを紹介しました。
NXRコミュニティに参加する3つの意義 〜新たな価値を共に創造する場〜
NXRのコミュニティに参加することで得られる意義は数多くあります。実際には、その価値は計り知れないほど大きく、語り尽くせないほどの魅力に溢れていますが、ここでは特に重要なポイントを3つにまとめてみました。
1. 多様な背景を持つ仲間たちとの出会い 〜新しい価値が生まれる土壌〜
1.多様な背景を持つ仲間たちとの出会いと新しい価値が生まれる土壌があること
TNXRには、本当に多様なバックグラウンドを持つ人々が集まっています。例えば、茶道を嗜むゲームエンジニアや、ドラムやギターに情熱を注ぐ建築家、さらには感覚過敏について探究するクリエイター、仏教に深く関わる技術者など、分野や興味が異なる人々が一堂に会しています。
これらの多様な背景を持つメンバーと交流することで、まだ世界にない価値を生み出す土壌が自然と育まれていきます。日本では、「イノベーションが足りない」とよく言われますが、これからの時代には、多様な文脈を持つ人々が共に考え、新しい発想やアイデアを深めていくことが鍵だと思います。
すでにTNXRでは、親和性の高い企業とのコラボレーションが生まれており、技術力の高いメンバーが企業と手を取り合い、個人と企業が共に新しい価値を創造している姿が見られます。今後も、そうした協力関係をさらに広げ、革新を引き起こしていきたいと考えています。
2. TokyoNodeLabでしか使えないVPSデータを使った開発 〜未来を先駆ける貴重なチャンス〜
次に、TNXRコミュニティの大きな魅力の一つとして、TokyoNodeLabでしか使えない貴重なデータを使って開発ができる点が挙げられます。特に、虎ノ門ヒルズのVPS(Visual Positioning System)データは、世界的に見ても非常に希少なものです。このデータを使って、企業に先駆けてさまざまな技術的な取り組みを進めることができるのは、他では得られない絶好の機会です。
こうしたデータを活用することで、都市体験の未来を形作るための新たなプロジェクトが次々と生まれています。TNXRメンバーとして、この貴重なリソースにアクセスし、最先端の開発を楽しみながら挑戦できるというのは、まさに技術好きにはたまらない体験です。
TokyoNode Labは、未来を先駆ける場所であり、このチャンスを活かして開発に携われるのは、本当にワクワクする体験です。TokyoNodeラボ、最高〜!
3. 会社の外での実績づくり 〜楽しく成長できる拠り所〜
最後に、TNXRコミュニティは、会社の外で活動し、楽しく実績を積める場であることも大きな魅力です。会社の中での成長や実績だけにとらわれず、自由に自己表現しながらスキルを磨くことができる場として、TNXRは非常に重要な存在です。
さらに、TNXRは単なる技術の場ではなく、会社以外の拠り所として、仲間と共に成長し、サポートし合う場でもあります。仕事の枠を超えて、自分の好きな技術やアイデアを試し、実績を積むことができるのは、大きな価値です。今回行われたTokyoNodeXRParadeもその一つです。
僕自身も、大学社外で活動を続けていく難しさを実感することが多いですが、TNXRという場があるおかげで、多くのチャレンジに挑むことができています。仲間と一緒に楽しみながら、成長し続けることができるこのコミュニティは、これからも多くの価値を作れると信じています!
最後に
財務三表に載らない価値とはなんでしょうか?
この世界にはどうやら財務三表に載らない価値がたくさんひしめき合っていて、その価値が財務三表に移されていく過程で多く削ぎ落とされてしまっているのかもしれません。
そして、TNXRはファンエコノミーのような、一人の芸能人にたくさんのファンが集まってくるタイプのコミュニティでは決してありません。しかしながら、コミュニティメンバーが自発的に新たな都市体験を作るべく企画を考え開発を行っています。
これはなにかとてもすごいことが起こっているように思います。
株式会社の外側で自律的に都市体験を作り、社会に影響を与え始めています。お金を介さずに人と人との交流の間から高次元な経済システムが成り立っているように僕には見えます。経済学徒として見逃せないです。
現在、TNXRには森ビルさんやTokyoNodeの企業連合の皆様の積み上げてきた信頼が上乗せされています。そのおかげで、Yamahaさんとのコラボや日本を代表するXR企業の経営者を集めたMeetUPなどを開催することができました。そして、TNXRに集まっている新たな都市体験を作ることに熱狂的な仲間がいるからこそ、招待する方々も集まってくださいます。
今後はTNXRのコミュニティも少しずつ門戸を広げながら、コミュニティ内の温度をより高めていけるような活動をしていきたいと考えています!!
今後ともどうぞよろしくお願いしたします!!
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