【愛して(こそ)厳】 〜 ヴェルスパ大分vsジュビロ磐田の試合を終えて 〜
今日は昨日の続きを書いていきます。僕の知人の生口さんがGMを務めるヴェルスパ大分とジュビロ磐田の天皇杯4回戦。ヴェルスパ大分は惜しくも0ー1で敗戦してしまいましたが、J2リーグ首位の相手に延長戦までもつれ込む熱戦でした。
カテゴリーの違うクラブ(ヴェルスパ大分はJFL、ジュビロ磐田はJ2)同士の試合を観たのは久しぶりでしたが、ヴェルスパ大分の選手から感じられる、魂のこもったプレーは観ている側の気持ちを熱くさせてくれました。相手ペナルティエリア内でのシュートチャンスが幾つもあっただけに、1点が入っていればという試合内容でしたね。
ヴェルスパ大分の戦いぶりには心打たれましたが、Jリーグのレベルがもっと上がって欲しいと率直に感じました。ジュビロ磐田はサブ組み中心のメンバー構成でしたが、それでも立派なプロ。最終的にはジュビロ磐田が勝利しましたが、パスミス、シュートミス、ラストパスの精度も低く、ボールを奪われても走らない、球際も手を抜いているのかと思ってしまう様なシーンが幾つもあり、久しぶりにジュビロ磐田のサッカーが観れると楽しみにしていた身としては、少し残念な内容でした。
ヴェルスパ大分も数名のプロ選手は居ますが、それでも大半の選手がプロではなくアマチュア。昨日の試合はヴェルスパ大分の健闘を讃えると同時に、ジュビロ磐田やJリーグのレベルが上がり、観ていて心揺さぶられる様な試合をこれからは本当に期待したいです。
僕のnoteにも度々登場しており、現在、一緒にお仕事をさせて頂いてる鈴木さん(元日本代表監督ジーコ氏専任通訳)。鈴木さんとジーコさんがよく話していたプロ論がこちらです。
プロはプロとしのクオリティを高め、観ている人に感動を与えないといけない。それがプロの仕事だ。
最近はプロが大学生に負けたり、アマチュア(地域リーグ所属クラブ)がプロに勝ったりする事が散見されます。これから先、「プロとアマチュアのレベルの差がどんどん無くなってきている」なんて言葉が飛び交う様になれば、日本のサッカーは本当に危険だなと考えてしまいます。圧倒的な力でプロが勝つ姿が必要です。プロとアマチュアには大きな差がなければいけません。子ども達がサッカー選手を目指す理由がそこにあると僕は感じます。
【プロフィール】
香月 康正 (かつき やすまさ) 大阪生まれ枚方育ち
枚方FCから東海大仰星を経てSC.ATIBAIA(ブラジル)、CA.BRAGANTINO(ブラジル)、PERSITA FC(インドネシア)でプレー。現役選手引退後は、CA.BRAGANTINO のアカデミーでコーチングを学ぶ。帰国後は都内にある総合型スポーツ企業に就職し、サッカー指導をはじめ従業員の勤務管理やスポンサー営業に従事。現在は、ブラジルサッカー留学コーディネートのほか、スポーツブランドのチームアドバイザーとして活動中。
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