仕事のポートフォリオ化のススメ 〜尊敬する本田直之に近づけたかも?!
2019年10月に前の会社の代表を下りました。
そこで少し休憩しようと思ってたのですが、色々な方とお話をさせていただくうちに、様々な形でお仕事をいただけることになったので、折角必要とされているからと思い、お休みを取らずに、さまざまな会社から多種多様な肩書きをいただいて色んな帽子を被りながら仕事するようになりました。
結果、今コロナ禍の状況を鑑みると、本当にお休み取らなくて良かったなと(笑)
今、僕が主に受けているお仕事は以下の通り。
Bitfuryの日本代表(ビットフューリー、ビットコインマイニングの会社)
日本の暗号資産取引所の事業推進
CXRエンジニアリングの営業・BizDev(暗号資産やオンライン証券向けのシステム開発。かなりエンジニアリングレベルは高いです。ブロックチェーン上で動くDAppsの開発もしとります。)
Bitcopyのアドバイザー(Bitcopyという香港ベースの暗号資産のコピートレードサービスを提供。最近、世界でも最大手のデリバティブ取引所から出資も受けました。)
他にも、ファイルコインというアンドリーセンホロウィッツやセコイアという米国の超一流ベンチャーキャピタルが投資しているプロジェクト用のマイニングマシンの販売サポートだったり、空いた時間で暗号資産や株式の投資だったりと、なんか自分が何をしているのかよく分からなくなることを色々しています。
さまざまなお仕事をさせていただけた結果、仕事がポートフォリオ化してしまったのです。
領域は暗号資産のみで、ポートフォリオ化できていないんですけどねw
色んな方々と色んなお仕事をさせていただくことができて、とても充実しております。
フリーランスだし、元々リモートワークだったのですが、コロナ禍で周りのリモートワークも進み、ますますワークライフバランスが充実してきています。
僕の尊敬する本田直之さんに少しは近づけたかも知れません。
本田直之さんを知らない方のために。
こんな方です。
ハワイと日本と世界各国を旅するように働かれています。
ノマドライフの体現者ですね。
好きなことをされて生きている感がハンパなくて、本当に尊敬しています。本田さんの本はだいたい読んでると思います。
自分がハワイでどう過ごすかとかも、本田さんの本から学んでトライしてみたら、すごい馴染んだので、ハワイがより好きになりました。
本田さんについてはかなり書けてしまうので、また今度。
本田さんが書いた本ではここらへんが面白いです。
仕事のポートフォリオ化のメリット
いろいろあるのですが、個人的に実感してるのはこの3つ。
1. 暗号資産という限られた業界にはなるけど、色んな分野のプレイヤーのインサイダーになれる。
2. 自分のポートフォリオでの掛け算が容易。
3. セールスに関して複数プロダクトを持てるので、投資家やサービスを導入したい企業などのバイサイドの方々に引っ掛かる確率が格段に上がる。
特に、2のポートフォリオでの掛け算、は意外に働いてきます。
例えば、自分のサポートしている企業でシステム開発が弱ければそこにシステム開発に強い会社を紹介したり。新しい面白いサービスをグロースさせたい会社へ、関わっている大企業が出資したり。
新たなシナジーを自分がハブになって作り出すことが面白いなと。最近めちゃくちゃその感覚にハマっています。
まあ、やりすぎると利益相反の問題とかが大きくなってくるので、バランスは見失わないようにするのが本当に大事です。
仕事ポートフォリオ化のデメリット
デメリットというか、個人的に事業を立ち上げてきた人間からすると感じてしまうちょっとしたモヤモヤ感はこんな感じです。
1. ポートフォリオ化することによる、各社へのコミットメントの分散化。決して希薄化ではないですが。。
2. 起業家のように突き抜けていくわけではないので、自分ごと感が弱く、経営陣に対して一歩引いてしまうこともある。
3. チームで何かを作り上げる一体感を得るのが難しい。
まあ、色々な企業に関わらせてもらってるので、こうなってしまうのは当たり前と言っては当たり前なのですが、特に3はベンチャー企業で働いていた人間にとっては失って大きかったものだと感じています。
やはり、前職のLiquid/Quoineでやってきた新しいプロダクトローンチやICOなど、業界でも最先端のビジネスをチームで作り上げてきた楽しさや辛さはかけがえのない経験だったなと思います。
仕事をポートフォリオ化することで、より見えてきたのは、こういう状況で1つの会社の仕事がなくなっても慌てなくなる、ということです。
言い換えると、いつ切られてもいいと思うことができるので、例えば会社にとって厳しいことでも平気で言える精神を持てます。
これは、自分の精神の健康のためにも非常に重要です。
経営陣と真剣勝負できるので、結果、一番その会社にとっても良いアドバイスやサポートになり、よりコミットを求められるようになります。こういうポジティブ・スパイラルに入り込めたら勝ちですね。
自分で起業してまでやり切りたい何かが出てくるのはなかなか難しい。だからこそ、自分が情熱を注げる領域に根を張って、さまざまな経験・ノウハウ・人脈などを貯めることができる仕事のポートフォリオ化をすることで、自分が本当にやり切りたいことが見つかる可能性も高まるはず。
仕事のポートフォリオ化、心からオススメしますよ。