仙台とプロ野球と私
金田正一さんの訃報を聞き、
また今日、東北楽天ゴールデンイーグルスの今シーズンが終わった。
そこに、嶋選手退団濃厚報道が。
私が初めて野球を生で観戦したのは
仙台の宮城野原球場でのロッテ南海戦だった。
まさに金田正一さんが監督であり、
その年にロッテは優勝をした。
その後仙台からロッテは離れて、
長年の間、プロスポーツ不毛の地となる。
私も社会人になった時に、
当時の仙台市の職員の方から相談があり、
数年にわたって、仙台市にプロ野球を招致する為の基礎調査を実施していた。
しかし、結果は散々たるデータしか毎年現れず、収支が見込めない集客の為に、行政としてもプロ野球招致に手を伸ばせない状況だった。
しかし、そんな結果が出ていて
肩を落としていた時から20年以上が経ち、
東北楽天ゴールデンイーグルスが
仙台を拠点として活動する事となった。
当時の仙台市の職員の方とは、肩を抱き合い、居酒屋で一緒に泣いた事は忘れない。
市民のプロ野球チームとなっていた頃、
あの2011年の東日本大震災を迎える。
当時私は東京勤務だったので、何も出来ない自分を腹立たしく思っていた。
その時の嶋選手のコメントが忘れられない。
「見せましょう!野球の底力を!」
https://youtu.be/EoX5usejKB4
自分にも、自分の世界で何かが出来る!
そのように思わせてくれた心震えるコメントだった。
翌年、私は希望を出して仙台に異動。
異動直後から、東北楽天ゴールデンイーグルスを広告というところから担当する事になったのだった。
そして2013年。
東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一に!
この時も担当をさせて頂き、
様々な広告発信のお手伝いをさせて頂いた。
年末は、仙台駅をジャックし、年末年始の帰省客を楽天ゴールデンイーグルスの選手がお出迎えをする演出をさせて頂いた。
また翌年のシーズンが始まる直前には、
なんと生で優勝フラッグの展示にも
関わらせて頂いた。
嶋選手の報道は、ひとつの時代かもしれない。
またプロスポーツの宿命でもある。
ただ、金田正一さんの訃報の翌日でもあり、
自分自身もプロ野球に関わらせて頂いた事もあって、様々な思いが駆け巡った。
まとめ方がわからないが、
仙台一市民として、
これからも、
仙台のプロ野球をずっと見ていきたい。
それが、
関わってきた方々の一番の思いだから。