0→1か、1→10か、10→100か、自分のポジションを考える

この記事は池田紀行@トライバルさんの下の記事を見て感じたことをダラダラ書いていきます。自分語りです。

0→1か、1→10か、10→100かとは?

噛み砕いてわかりやすい説明は上の記事を読んでもらうとして、実務面について、それぞれのタイプをかなり乱暴に分類すると、

0→1:企業内であれば、新しい事業や新しいプロジェクトを思いつくだけでなく、きちんと構想やスキームを話すことができる人。そしてそれを企業内で押し進めていいと承認を得られる人。

1→10:上の0→1で出てきた事業やプロジェクトを実現させるための第一歩目を歩く人、具体的には10→100にパスするための再現可能な方法のたたき台を構築すること。プロジェクトの内容によっては既に世の中に存在する手法や、既存のやり方では難しければ自分で知恵を絞り工夫をして実現することが求められる。

10→100:上の1→10で構築された再現可能な方法を実践していく人。1→10で構築された再現可能な方法を正確に繰り返し実施することが求められる。中にはすでにやり方が決まっていて自分で考えなくても物事は進むフェーズになり思考停止の人がいる一方で、PDCAを回しながら方法をブラッシュアップをすることができる人も存在する。

ぼくの上の話をわかりやすく書いている記事がありました。

https://logmi.jp/business/articles/325017

自分はどのタイプか

結論、ぼくは恐らく1→10(イチジュウ)タイプだと思う。
36年間生きてきて、それなりに自分のキャリアについて本気で悩んで行動してどれが自分にとって居心地よくて能力が発揮できるかを考えたらそういうことになりそうだ。

自分のタイプを自覚するまで

ぼくが自分が1→10(イチジュウ)タイプの人間と自覚するまでは、上の池田紀行さんの記事にもあったように

”0→1”は華やかなイメージがあるからか、”1→10”や”10→100”の人から憧れのポジションに見えやすい。すると、自分は”1→10”なのに、もしくは”10→100”なのに、”0→1”ができる、もしくはできるようになりたい、と誤解したり、チャレンジしようとしてしまう。

https://note.com/ikedanoriyuki/n/n64296a3929d2

そんな感じでご多分に漏れず0→1を目指していました。しかも理由が占術的な性格診断で独創的やひらめきの天才との結果が出たのを半ば真にうけて、この路線でいけるかもしれないと思う始末。

もしかしたら自分が好きな分野であればそういうことも可能だったかもしれないが、今の今までそんなものに出会えたこともない。探したが見つからない。

そんな感じでウダウダやっている中でも仕事も含め海外に行ったり、転職を何度かしたりして色々なことに挑戦する中で自分が仕組みを整える(1→10タイプの仕事)のが意外と嫌いじゃなく、人よりも上手にできることに気づいたんです。

なぜ自分のタイプを気づくまでに迷ったのか

まず第一に他人から表面的なぼくができることを見て「話し上手」「初対面に強い」「度胸がある」などいわゆる一般的に「営業職」に向いているという評価を繰り返しされていたことで自分でも営業に向いていると思ってきた。
営業職というのは10→100タイプの人がなりやすい職業である。実際に求人数も0→1や1→10のタイプの人がなる企画などの求人より4〜5倍くらい多い。

他人からの評価を真にうけて営業職で頑張るものの、人並みな結果は残せても突き抜けて結果は残すことはできなかった。

自分が1→10(イチジュウ)タイプと気づいたきっかけ

ぶっちゃけコレといったきっかけがあったわけじゃなかったんですけど、10→100の仕事をしていく中で、「もっとこうやったらいいんじゃないか」とというポイントを見つけては改善して他の人がそのやり方をしたら全体効率になるということを繰り返してたことと、他の人からの評価の「話し上手」や「初対面に強い」という特性も実は「できるけど好きではない」状態だったこと。この二つがどんどん仕事をしていく上で大きくなり、1→10をもっとしたい!になり、10→100はもう嫌だ!というところまできた。

企画職に転職

10→100タイプの職種に身を置きながら1→10タイプの仕事もしていたから、やはり大変で営業企画職に転職することを決めたのが32歳。

しかし30歳過ぎてからのジョブチェンジはかなり苦戦を強いられこの直後の転職では結局また営業職に戻りました。

でも限界がきて本気で戦術的に動いて、営業企画職に35歳で転職できました。

ぼくが言いたかったこと

ここまでダラダラ書いてきて、何が言いたいかというと、0→1か、1→10か、10→100かのタイプを自覚するのは難しいのではないかということ。
特に学生までの世界と社会人になってからの世界では使う能力はまるで違ってくるでしょうし、私生活での自分と仕事での自分の特性も違うのだから社会に出たての頃は10→100タイプだと思っていても、実際に仕事を進めていく中で0→1や1→10の方が合ってたということに気づくことも多いと思う。また逆も然り。

ただ仕事の場合0→1、1→10、10→100のタイプによって職種は全然違うので、もし違う自分のタイプを自覚して違う職種に移ろうと思うのであれば早く行動した方がいいです。自分のタイプと合致する仕事ができれば、楽しんで仕事ができるし、その方が仕事の結果も出やすいので。

みなさんは自分のタイプはなんですか?

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