見出し画像

【全文無料】大阪GP Best64‼︎ JCS2022使用‼︎ オリジナル構築【ビマナウマ娘】

《》カード名
【】デッキ名、デッキタイプ

まえがき


初めまして。 ︎Youtubeにてエボルヴトライブchで活動しているトーカと申します。

https://youtube.com/@user-po7er5rr6k

この度チャンネルメンバーであり、調整相手でもある真がオリジナルデッキで、エボルヴGP2022大阪にてBest64を達成し次元の超越プロモを獲得したので、使用デッキの構築記事を執筆させていただきました。

自己紹介がてら私達2人の実績を紹介させていただきます。

トーカ
この記事を書いてる人。

・エボルヴにてcs入賞×2
・エボルヴJCS中部エリア予選代表

真(まこと)
この記事のデッキ発案者でありGP大阪入賞者。元々デュエマプレイヤーとして活動していたが、私トーカがエリア予選代表になるのをきっかけにエボルヴを始める。
つまり始めてから1ヶ月半でGPBest64の実力と超越プロモを手にしている。

・エボルヴ GP2022大阪 Best64
・デュエマcs優勝×4
・デュエマGP5th Best32
・エボルヴcs優勝×1

2023/2/23追記 
真君がデカウマを使用してcsで優勝しました。

GPでの戦績はこのように


となっており個人戦績12-4、5人で同じデッキをシェアしてday2進出者が2名。総合戦績は27-17となっています。

ここまでの話だと「オイオイ確かにアベレージは高いようだが所詮は総合勝率6割強じゃねーか、それくらいの記事に金払うならラーメン食べに行くわ」
と思う方もいらっしゃると思います。

しかし本記事で紹介する構築の最大の主張は

既存の【ダスカウォッカウマ娘】に安定して有利

である事です。

現在環境を支配し、世間では「ダスカウォッカ1強かよ〜このゲームつまらん」とさえ言われており、実際GP大阪では使用率トップを誇りベスト8の内7人が【ダスカウォッカウマ娘】を使用していました。

神龍が規制された事や【ダスカウォッカ】の数少ない弱点である回復が搭載されてない事で【白銀エルフ】や【卵ビショップ】等のバーン系デッキが増えてきましたが、【ダスカウォッカ】は《迫る熱に押されて》や《オグリキャップ》の枚数を増やし、相手のキルプランが整う前に走り切る事でバーンデッキに対応。

実質的に弱点が無くなったことで【ダスカウォッカ】は間違いなく現環境最強デッキとなっています。

しかし本日紹介する構築は 

GP対【ダスカウォッカ】総合戦績14-5

となっており最大母数である【ダスカウォッカ】に対して勝率約7割を保持しながら上記のday1の戦績のようにウマ娘に一切当たらなくてもday2に進出できるデッキパワーも持っています。

JCSエリア予選を【7センチウマ娘】で勝ち抜いた筆者自身も調整相手として協力したからこそ自信を持って【ダスカウォッカ】に有利と言えますし、だからこそ記録に残すという意味でも記事を書かせていただきました。

「【ダスカウォッカ】強いけどそろそろ違うデッキ使いたいのに強いデッキの選択肢が他に無い」
「先に走り切ってナリブラで〆る展開の不安定さが好きじゃない」と思っている方にはは是非購入していただきたいです。

「いや、流石に【ダスカウォッカ】より強いデッキ無いでしょ」と思っている方もこういうデッキが存在するんだなと知見を広げるために購入していただけたら幸いです。

記事構成

有料部分では

・デッキリスト
・構築経緯
・デッキの強み及びメインの動きと目指すゲームプラン
・採用カードと細かいプレイ解説
・各対面先手後手と有利不利
・不採用カード解説
・このデッキを知っている【ダスカウォッカウマ娘】が取ってくるであろう対策、プレイングへの対応※
・あとがき

の順に文章を書かせていただきます。

※筆者が全国大会で使用する可能性があるデッキ候補の一つなのでこの章だけは全国大会後に追記します。

デッキリストに関しては有料部分にも載せますがYoutubeチャンネルにて対戦動画と共に無料公開しております。

https://youtu.be/3zUuw8KFdUY

購入するかどうか決める前にリストだけでも見たいという方は是非動画のご視聴とチャンネル登録をよろしくお願いします。

見た目をコピーしただけで扱えるほど簡単なデッキでは無いのでデッキを組んで試行錯誤して得た1ヶ月分のプレイングやテクニックをこの記事を購入して盗んでいただけたらと思います。



まずはご購入頂きありがとうございます。

デッキリストに入る前に先にお願いがあります。

このデッキは【ダスカウォッカウマ娘】の母数が多ければ多いほど環境の立ち位置が良くなります。
故にこのデッキが増えて【ダスカウォッカウマ娘】が減ってしまうと【ビマナ娘】はその分勝ちにくくなってしまいます。

この記事を買っていただいた皆様にも大会で勝って貰いたいので
デッキリスト以外の有料部分につきましては転載や他人に見せたりしないようお願いします。

大会での入賞報告や記事と動画に関する感想は是非ツイート等していただけると大変励みになります。

デッキリスト

Youtubeをご視聴して頂いた方は既にご覧になったと思われますがデッキタイプ的には《紡がれてゆく想い》型のウマ娘となります。

こんなので【ダスカウォッカ】に本当に有利取れるの?と思った方もいると思います。僕もデッキを考え始めてから2週間くらいは信用していませんでした。

追記 
2023/2/19 エボルヴJCSにて使用したリストです。

構築経緯

ここの章は日記みたいなものなので読み飛ばして頂いても構いません。
デッキが組み上がるまでの過程やそこで考えていた事が書いてあります。


時は1月上旬。
第三弾フレイム・オブ・レーヴァテイン環境で新しく【卵ビショップ】や【ヒーローロイヤル】が環境に現れ《神龍》の規制の影響と共に使用率を伸ばしていた頃のこと。

僕達は非常に困っていました。

【卵ビショップ】のバーンギミック【ヒーローロイヤル】の《マッハナイト》や《アミロス》による守護を破壊しながらの疾走、そして《神龍》が規制されても結局強いままの【ドラゴン】。
【7センチウマ娘】でミラーを意識して盤面制圧に構築を寄せるとこれらのデッキにどうしても勝率を落としてしまいます。
持ち前の環境トップのカードパワーを持ってしてもかなり戦いにくいと感じていました。

回復できないからなんやかんやで負ける展開が多いなぁ…
もしもウマ娘に回復があれば…

そこで真君から1つの仮説が立ちました。
『ウマ娘に回復を搭載すれば良いのでは?』
こうして組まれた最初の草案がこちら

ウマ娘でゲームに影響を及ぼせる程の回復となると《スーパークリーク》と《ゴールドシップ》の2種類となり、それらを活かす為の《紡がれてゆく想い》軸をまず組みました。

関西のエリア予選で広まった《ゼンノロブロイ》型はこれより前に組んで使わせていただきましたが、肌に合わなかったので自分たちが使いやすいように《スペシャルウィーク》と《鍛え抜くトモ》を採用してとりあえず【7センチウマ娘】にぶつけてみました。
いくら回復が欲しいとはいえ環境トップの【7センチウマ娘】に勝てないようではお話になりません。

5戦ほど試してみたところの結果は3勝2敗

ん?なんか強くね?

しかし【7センチウマ娘】を心から信頼していたので何かの間違いか運が良かっただけでは?
と思い試合回数をこなすためにもう3戦

【ビマナ】-【7センチ】
    2  -  1 
  WIN    -   LOSE

そんな馬鹿なとさえ思ってました。
こちとら【7センチウマ娘】のミラーを勝ち抜いて全国権利取ってるんやぞと 
こんなパッとチューンしたデッキに負け越して筆者のプライドはズタズタにされました。

何より驚いたのは《鍛え抜くトモ》の影響力。
はっきり言ってこの時点では2コス1ドローなら殴れる上に除去要求にもなる《スペシャルウィーク》の下位互換だと思っていましたが、除去ができないので《おどれ騒げフェスれ!》が常時4点になる事、《スマートファルコン》のバウンス元になる事、そして何より6/6になった《スマートファルコン》の除去に甚大なテンポロスとリソースを使わせられる事が非常に強かったです。

しかしこの構築では《アグネスタキオン》で回収するスペルが実質6枚しかありません。
居酒屋で考えられたとさえ言われている《アグネスタキオン》もスペルに触れなければ《ユニコーンの踊り子ユニコ》の下位互換です。

除去スペルを触れずに序中盤で押し切られてしまう展開や《スマートファルコン》が引けずに横展開が返せない展開を緩和するために後日組まれたのがこちら

《鍛え抜くトモ》の上位互換だったはずの《スペシャルウィーク》が枠の都合で抜け《検証開始》を搭載。
《マチカネタンホイザ》の1枠は色々試していましたがこの時期は新しく積んだ《検証開始》を活かす為に《ダイワスカーレット》を採用していました。
※(ここの1枠で試したカードは不採用カード解説にて紹介しています。)

結果としては《検証開始》を採用する事で目論見通り《アグネスタキオン》がかなり使いやすくなり進化時効果を除去札以外に変換できる事。何より手札の質と山札の質を同時にコントロールできる事が非常に噛み合ってました。

さて、ここまで来たら残りの1枠をどうするかだけです。
《ダイワスカーレット》は除去札を直接サーチしたり《検証開始》をサーチして山札を2枚分圧縮できるとはいえ、《検証開始》はもちろん《その背中を越えて》や《イクノディクタス》でボトムに送った大型ウマ娘や固定した山札をシャッフルしてしまうのがネックとなっていました。

そして、どうしてもロイヤルに対してアミュレットを置く余裕が作れずに横展開を除去できない事と手札に8コスの大型が嵩張ったときに《紡がれてゆく想い》のバリューが下がってしまう事が懸念点でした。

そこで搭載されたのが《オグリキャップ》。
どうせ人参の使い道が無いので、とりあえず積んだら副産物として《スマートファルコン》が使えない時に、予備の全体除去と《紡がれてゆく想い》を使わなくても勝つプランをめちゃくちゃ楽にしてくれました。この女つよ。

この時点でデッキ40枚が完成、時期は1月の中旬に入ったばかりでまだまだ大阪GPまで3週間もあります。まだこの時点では【ビマナ娘】の信頼度は85%ほどで【ダスカウォッカ】とどっちを使うか悩んでいましたが、あとは3週間かけてプレイを詰めれば100%の信頼を寄せれるだろう。頑張るぞ‼︎
と息巻いていた矢先に天才デッキチューナーの真君からLINEが届きます。

『山札42でも良くね?』
そんな文面と共に送られてきたリストがこちら

この時期では対ウマ娘に有利な事はわかっていたので他の対面との調整をしていました。

《メジロアルダン》と《マチカネタンホイザ》はドラゴンとロイヤルを同時にメタれる札として採用され、特に《メジロアルダン》は《スマートファルコン》のバウンス元としても機能しながらも単体で出しても盤面に残らない為《紡がれる想い》の邪魔になりません。

山札が増えた事に関してはこのデッキでは複数引きたくないカードがある事や、元々遊戯王をやっていた事もありそこまで拒否感はありませんでした。
※現代遊戯王ではサイドチェンジの幅や採用カードの選択肢を広げる為に42枚前後の構築が主流となっている。 
※デッキの枚数が増えている事で引きたくないカードに影響が出る事に関しては後述する[カード解説]の欄の《運の行方》の項目にて詳しく解説させていただきます。

しかしどうしても《マチカネタンホイザ》が局所的にしか活用できません。【7センチウマ娘】からも結局抜けた理由は【ドラゴン】に対してアミュレット破壊がそもそもそんなに強くない事にあります。
だがしかし《マチカネタンホイザ》を抜いてしまうと《レオニダスの意志》を早期に着地させる事はゲームセットを意味します。でも【ヒーローロイヤル】相手に2面除去となるエイシンフラッシュをキープし続けるのは余りにも難易度が高いです。

調整帰りのラーメン屋にて2人で麺を啜りながらうんうん唸って搾り出したのが《運の行方》でした。

《エイシンフラッシュ》をキープする為に役割が近い代用となるカードを積むという名目で入った《運の行方》確かに《エイシンフラッシュ》はキープしやすくなったのですが、嬉しい誤算として【ダスカウォッカ】に対してより強くなりました。

【ダスカウォッカ】に対して更に安定して勝てるようになった事で遂に【ビマナ娘】への信頼度は100%に達しました。

いやー、今度こそ完成か。
まさか最後のパーツが《運の行方》とは誰も思わなかったな。
完全に《独創》の下位互換だと思ってたけどな。

そんな事を話しながら調整する日々。GPまであと2週間といったところで各対面の先手後手や有利不利の確認をしていました。
【ドラゴン】に対しては《マチカネタンホイザ》の有無に関係なく結局不利だったのでロイヤルが多い読みや《神龍》の規制で数が少ない読みの割り切り。

しかし【ヒーローロイヤル】に対して満足のいく勝率が出ません。【ダスカウォッカ】ならロイヤルに対して7:3で有利と思っていますが、除去の基盤はほぼ同じ、押し付ける力が弱い代わりに回復とAOEによる耐久力があるのでそこまで差は出ないはずだと思ってました。
しかし勝率5割前後を迷走したままに、GPまで残り1週間となるタイミングでの調整にて真君の天才的頭脳が閃きました。

真『俺さ、あのデッキで弱いと思ってるカード が2種類だけあるんだよね』
トーカ「2種類?メジロアルダンと…?」
真『イクノディクタス』
トーカ「いや、そんな事ある?」

しかし言われてみれば対ロイヤルは先行を取るという結論になってから《メジロアルダン》は使いにくく感じており、《イクノディクタス》は攻撃力の低さから盤面の圧力として機能し辛く、3コストという点も他のカードとのくっつきも悪かったので非常に出すタイミングがシビアなカードでした。

しかしどれだけ腐っても《イクノディクタス》3/2/4守護が山札3枚確認して1枚回収というのはエボルヴ全体のカードパワーでもかなり上位にあります。
《スマートファルコン》等の重要なカードを探しながら山札の質をコントロールできるカードでもあるので、減らすことはあれど抜ける事は無いんじゃないかと真君も思っていました。
この時点で6人でデッキをシェアする事は決まっていたので《イクノディクタス》を減らす、減らさない、全抜きの3組に分かれて翌日に調整する事に。
肝心の翌日の調整にて分かった事は

腐っても《イクノディクタス》とは言ったが
腐ってる《イクノディクタス》は弱かった。

手札を減らさずに盤面を増やせるカードとして《イクノディクタス》の代わりに一番最初に抜けた《スペシャルウィーク》が復活。

まさか採用してから抜けたカードの中で唯一抜けた理由が弱いからではなく枠の都合だった事がここで伏線回収されるとは思っていませんでした。
《スペシャルウィーク》が搭載された事で初動の基盤が完全に【ダスカウォッカ】と同じになり、安定感の向上と対ロイヤルに有利と言えるほどとなり完全体となった【ビマナ娘】。

この時点でGPまで1週間を切っていました。
調整メンバーも隔週以上のペースで変わる構築とプレイングによくぞ着いてきてくれたと思います。

これまでのデッキ変遷の中で積み上げていったスキルが、共に考えた構築の歴史が、本番で身を結んで感動しました。本当にありがとう。

余談ですが筆者であるトーカさんは
GP大阪本番で0-3してリタイアしました。

デッキの強み及びメインの動きと目指すゲームプラン

この章ではここまで再三【ダスカウォッカ】に有利と語っていますがだったら一体どこが有利なのかを解説させていただきます。

その前にまずは【ダスカウォッカ】というデッキの説明から。
【ビマナ娘】で【ダスカウォッカ】に有利を取る為にはまず【ダスカウォッカ】の事をある程度理解する必要があるので軽くですが説明させていただきます。
こちとら散々【ダスカウォッカ】と戦って強い事はもう理解してるよ。という方は少し先に進んで頂ければ大丈夫です。

【ダスカウォッカ】の強みとは


1.他クラスの追随を許さないカードパワー

【ウマ娘】というカードプール全体に言えますが1枚のあたりのカードパワーが他クラスと比較して非常に高いです。

わかりやすいのは《スペシャルウィーク》と
《おどれさわげフェスれ!》ですかね。

これらの《2/2/2と1コス進化で3/3スタッツになるフォロワー》と《2コス3点+@のクイックスペル》は全クラスに配られている互換性のあるカードですが、他クラスと比較して

《スペシャルウィーク》はウマ娘単にする事で進化しなくても確実に手札を増やせる点と、条件付きとはいえ進化後能力が非常に強力なので放置できない事

《おどれさわげフェスれ!》は2コス3点という最低限のコストパフォーマンスを持ちながら、ただでさえスタッツが大きく場持ちの良いウマ娘フォロワーとの噛み合いも含めて2コス4点という条件を相手に依存しないで簡単に満たせる事にあります。

当然これら2枚のカードだけでなくウマ娘のカードプール全体でも他クラスで使われてるカードのほぼ上位互換のようなカードはいくらでもあります。

2.強力なカードパワーを用いた豊富な選択肢

これはゲーム中の選択肢だけでなくデッキ構築の段階から考えられます。
【ダスカウォッカ】にも複数の型がありますが主に目指すゲーム展開は以下の3つ

・相手の盤面を処理しながら自分の盤面を展開して、ウォッカのバフなどを絡めながら相手が除去しきれない状況を作り、圧殺するミッドレンジプラン

・軽量除去を生かして最低限盤面の押し合いに負けないようにしながら顔を殴り、《ダイワスカーレット》や《オグリキャップ》、《迫る熱に押されて》などの疾走札と《ナリタブライアン》のバーンで〆るフェイスプラン

・相手の盤面からの打点を強力な除去で遮断し、時にはクイックを構えて疾走や超越などのワンショットすらも通さずにして、更地に《ナリタブライアン》着地や《7センチの先へ》を見据えたコントロールプラン

【ダスカウォッカ】の強みはこれらの3つのプランをデッキ構築段階でどこに寄せるかを選びながらも、確定枠だけでどのプランもある程度は選びつつ、ゲーム中に複数のプランを並列して進める事ができる事にあります。

みなさんは小学生の頃じゃんけんでグーチョキパーの同時出しとかピストルとかで破壊されてそれってズルじゃん‼︎と思った経験はありませんか?
それと同じで豊富かつ強力な選択肢は非常にアンフェアなゲーム展開を作ります。

だったらどうやって勝つんだよ、やっぱり【ダスカウォッカ】が最強って事じゃん。
とはならないのがカードゲームの面白いところ
つまり勝つ為には

①.こちらも豊富な選択肢を揃えて5分以上の勝負に持ち込む。
早い話【ダスカウォッカ】のミラーです。
じゃんけんでグーチョキパーを出されたらこちらもグーチョキパーを出してあいこにするのです。
ミラー以外にも環境デッキでは【ドラゴン】や【エルフ】がこのタイプに該当します。

②.相手の全ての選択肢を受け切る耐久力
じゃんけんでピストルに撃たれても死ななければ負けた事にはなりません。
ただ常人は死ぬので環境デッキで全て受け切れるのは【イージスビショップ】くらいですかね

③.全ての選択肢に勝つ破壊力
範馬勇次郎になって石を鋏で切断してください。

環境デッキでは【ヒーローロイヤル】か【超越ウィッチ】がこれに該当します。

例外的に【童話ビショップ】だけは上記の3つに該当しません。
『コンボパーツを整えながら相手の盤面を処理して相手の顔を詰める』という1つの事に特化したデッキなので①と③の複合ですかね。

3.豊富なサーチカードとリソース、ゲームコントロール力による再現性

①〜③まででアンフェアなゲームを押し付けてくる相手にどうやって環境デッキが抗ってるかを語りましたが、逆に抗う手段があるなら何故【ダスカウォッカ】だけが他のデッキに対して3〜4倍の使用率を誇っているのか。

そのタネはリソースと再現性にあります。

具体的には
《スペシャルウィーク》
《イクノディクタス》
《ナリタトップロード》
《ダイワスカーレット》→《検証開始》
などが確定で手札を減らさずに盤面を展開しながら【超越ウィッチ】並の速度で山札を掘って戦う事ができます。
ただでさえ《ウォッカ》を考慮すると展開された盤面を放置できないのに除去に回ってしまうと【ウマ娘】の手札は減っていないのにこちらの手札は除去札の分減り、リソースとテンポを奪われます。
並のデッキではテンポ奪取とリソースの回復に手間取っている間に【ウマ娘】はより早く手札を整えてより強い盤面を構築してきます。
そらつえーわ。

また、ゲームコントロール力が再現性に影響するというのは【ウマ娘】の除去能力が高い事に起因します。

実はこのゲーム、ドローするカードを挟まなかった場合3ターン目までの間に後手でマリガンしても11枚までしか山札を掘れませんが
後手7ターン目までの間であればマリガン込みで15枚山札を掘れるんですよね。

何当たり前な事言ってるんだ。
と思ったかもしれませんがこの当たり前な事が実は重要です。

《ダスカウォッカ》という強力なコンボは強力過ぎるあまりタイミングを選びません。
早ければ早いほど強いとは限らず
最速着地以外にも
6ターン目に《おどれさわげフェスれ》と組み合わせたり
7ターン目に3回スペルを唱えて疾走させたり
8ターン目に《スペシャルウィーク》と合わせてより強力な盤面を作ったり
等どの局面で使っても強い使い方があります。

このタイミングを選ばない事が何が強いのかというと、手札に溜め込む選択肢が取れるというのはもちろんそうですが。
揃うまで耐えればいつでも使える
事にあります。

つまり除去能力を、もっと言えば遅延能力をリソースに変換できるんですよね。

【薔薇エルフ】で《ローズクイーン》と《フェアリープリンセスアリア》が揃う前に負けてしまう展開は体感5戦に1回くらいは発生しますが、《ダスカウォッカ》が揃う前に負ける展開が20%もあるとは思えません。

ここまでの話で《ダスカウォッカ》がいかに強いか、いかに揃えやすいかを語っていましたがあくまでも再現性という観点をわかりやすくする為の【ウマ娘】での強力なコンボの一例であり、【ダスカウォッカ】というデッキの強さの本質ではありません。
なら何が本質なんだよと思った方は申し訳ありませんがこの記事だけではなく他の方の【ダスカウォッカウマ娘】の記事をご購入ください。

ここまで【ダスカウォッカ】の強みを長々と語ってきました。
そろそろお忘れの方もいるかもしれませんが実はこの文章はその【ダスカウォッカ】に有利を取れるデッキの構築記事となっています。


さて、大変お待たせいたしましたが本題に入ります。

本題 

この【ビマナ娘】の一旦どこが【ダスカウォッカ】に強く出れるのかと言いますと

【ダスカウォッカ】が取る
・疾走フェイスプラン
・盤面制圧ミッドレンジプラン
・除去+7センチコントロールプラン

これら3つのプラン全てに高い再現性を保ちながら同時に対応して勝つ事ができます。

そんな都合よくできるわけないだろと思う方も居ると思うのでまずはこのデッキの目指す大まかな展開を説明させていただきます。

改めてデッキリストを貼らせていただきます


後の説明をしやすくする為に色付きのフレームをつけました。見辛かったらごめんなさい。

緑枠:初動
山札を掘ったり盤面を並べたりして中盤以降の準備を整えるカード。

水色枠:除去
文字通り相手のフォロワーを除去するカード。
このデッキは安全に終盤に辿り着きさえすれば良いので除去札だけで凌ぐサブプランの択と、クイックを構えて終盤札をより強く使う攻めのクイックの択が存在します。

黄色枠:中盤
初動とフィニッシャー間の繋ぎになるカード。デッキの背骨でありテンポ奪取や対応力に影響します。

赤枠:フィニッシャー
デッキ名である【ビマナ娘】の所以。
主にこれらのバーンギミックやカードパワーによる圧殺で勝つ事を目的としています。


-序盤-
初動を用いて山を掘り進めながらアミュレットを設置して中盤以降のバリューに影響する手札と盤面を整える。

-中盤-
《スマートファルコン》でアミュレットをバウンスして相手の盤面を更地にしながらリソースを回収。
回収したアミュレットでさらに手札と山札を整えてフィニッシャーに繋ぐ。
手札や山札の状況を加味して終盤のキルプランを8コス連打で勝つのか《紡がれてゆく思い》に身を委ねるのかを決めてゲームメイクする。
余裕があれば《スーパークリーク》で回復し、《スマートファルコン》やアミュレットが無いのであれば除去札で終盤までプレイングで凌ぐ。

-終盤-
中盤で決めたキルプランに沿って戦う。
稀に発生するフィニッシャーが何も無い場合は《紡がれてゆく思い》に触れるまでプレイングで凌ぐ。

大体こういった展開が理想的ですね。

プレイングで凌ぐ。に関しては逆リーサルを計算して顔で受けるとか除去の使い所を考えるとかは勿論あるんですが、最終的に何を割り切るかになってくるので、概ね『気合い』と同義語になります。

では【ダスカウォッカ】の動きとこのデッキの動きを照らし合わせて、何故有利なのかの答え合わせをしていきます。

リストを種類別で枠で囲うとよりわかりやすいですがこのデッキの約半分は【ダスカウォッカ】と同じカードが採用されており

特に初動札に関しては【ダスカウォッカ】より多いとさえ言えます。

除去札こそ《ダイワスカーレット》でサーチが効かないとはいえAOEも回復も搭載されているのでゲームを延ばす能力はさほど変わりません。

中盤では【ダスカウォッカ】の3択のうち2種の
・ダスカウォッカ制圧プランと
・疾走プランの
2種が炸裂しますが
それぞれスマートファルコンによるAOEと
スーパークリークによる回復またはクイックスペルによる除去
の2パターンで対応できますし、仮にアミュレットが設置できずとも除去札だけでもある程度切り返せます。

終盤に辿り着いてしまえばこっちのものです。
中盤の間際に《スマートファルコン》で更地にした上《スマートファルコン》の除去にリソース割いて弱くなっている相手の盤面を《ナリタブライアン》で圧殺するもよし。 

相手の《ナリタブライアン》を《ゴールドシップ》出走で破壊しながらバーンダメージを緩和または無視しながら相手の顔を削るもよし。

こちらのナリタブライアン連打で相手が墓地を貯めて《7センチの先へ》を打ってきたらこちらも《紡がれてゆく思い》を連打して相手のライフが削れるか山札が削れるかのチキンレースを仕掛けてもいいですね。



まぁ、ここまで語った【ダスカウォッカ】に対する勝ちパターンはあくまでも理想展開ではありますが

・【ビマナ娘】も【ダスカウォッカ】もお互いに理論値同士で動いた場合【ダスカウォッカ】の選択肢を【ビマナ娘】は全て対応しきる事ができる事。
・そして理論値でデッキの動きを語れるだけの安定感と再現性がある事。


この2点が【ビマナ娘】が【ダスカウォッカ】に明確に有利であるという根拠です。

採用カードとプレイング解説

この章では先程も出したこちらの画像の

緑枠の初動編
水色枠の除去編
黄色枠の中盤編
赤枠のフィニッシャー編

の4つに分けて解説させていただきます。

-初動編-

1〜3ターン目の序盤に、手札と盤面を整えて中盤以降の動きを準備するカードだが全体の安定感にも関与し、終盤まで使い倒し続ける過労死枠。

【ビマナ娘】で最も重要で最も難しいカードでありマリガン時に一番欲しいカード。

最大3ターン先のドロー込みでプランを決めれるので動きの安定感に関与しながら《スマートファルコン》の種になり《ゴールドシップ》のサポートにもなる。

1コス最大3ドロー並の仕事ができるが逆に言えば最大でも3ドローまでしかできない為、(十分壊れだけども)マリガン時に見えた際4枚中このカード以外の3枚が弱かった場合はキープできないという事でもある。

自壊ドローは主に手札に足りないカードがあり、余裕がある(またはそれしか無い)場合や《紡がてゆく思い》を使う前に盤面を開ける目的で使う。

《スマートファルコン》とセット運用前提カードのように見えて《おどれさわげフェスれ》を4点にする仕事もあるので、仮に《スマートファルコン》がなかったとしても1枚目は置き得。

ロイなどのアグロ系が相手の時のみ、殴れないという唯一のデメリットが響くのであまり出さない。

一度場に出すとスマートファルコン以外で退かせない事とバフ効果もドロー効果も強制な点に注意して本当に出す必要があるかどうか、スマファルのバウンス元にするかどうかを考えて使う。

鍛え抜くトモと違って除去される代わりに進化できるし殴れるし出走できる。

トモと異なり単体での仕事範囲が広く

・アグロを進化殴り返しで食い止める。
・【ダスカウォッカ】擬装して相手に除去を要求する。
・適当に殴って殴り返させる事でこちらの除去要求を緩くする。
・山上確認後に手札に加える効果が任意である事を活かして《ゴールドシップ》のサポート。
・《ナリタブライアン》をEP進化などでバフして処理要求値を上げる。

等トモにはできない仕事をしてくれる。

スマファルの種ではもちろんあるが、進化時の全体バフ能力があまり強く使えないので無理に盤面に残す必要が無い事もあり、除去される前提で割と雑に使う。

初動の欄に書きますが実は初動じゃない。
どのターンでも使うので潤滑油のイメージ。

手札の質と山の質は上がるけど手札が増えてるわけでも盤面が増えてるわけでも無いので《検証開始》というカードは【ビマナ娘】において、使うと隙になるという事を意識しないといけません。
(【ダスカウォッカ】では《ダイワスカーレット》の軽減効果による隙の緩和や墓地が増える事によるメリットがあるので基本的に【ダスカウォッカ】の使う《検証開始》より弱いです。)

1ターン目にやる事が無い時や3ターン目に2コスとセットで使う、5ターン目に4コスとセットで使うといったように他のカードと同時に使う事で検証開始を使った分の隙を少し緩和できます。

《アグネスタキオン》のデバフ起動要因にはなるけどその為だけに手札に溜め込む事はほぼ無いです。
(墓地に置いて《アグネスタキオン》の回収の選択肢を増やした方がマシな場合が多いです。)

細かいプレイングとして《その背中を超えて》と《検証開始》を同時に使う場合、使う順番によって使い道が異なります。

《その背中を超えて》→《検証開始》
の順番で使う場合。手札に足りないカードを山札を5枚確認してその場で手札に加える事ができます。
また、《その背中を超えて》の効果で確認した3枚中に必要なカードが見つかった場合あえて検証開始で下に送る用の不要なカードと一緒に山上に置く事で山札の質を崩さないというテクニックがあります。 

《検証開始》→《その背中を超えて》
の順番で使う場合。山上のコントロールができるというのは勿論ですが、手札に足りないカードを探す場合通常ドロー込みで複数枚手札に加えられる可能性があります。

前者は
・山上5枚中1枚を即座に手札に加えられる。
・または3枚中に通常ドロー込み2枚を手札に加えられる。

後者は
・山上を固定して《ゴールドシップ》のサポートになる。
・山上5枚中最大4枚まで触れる。
・次のドローを固定することで山札の質を操作できる。

というそれぞれ微妙に異なる利点があるので、状況に応じて使い分ける事ができます。

-除去編-

常に最低1枚は抱えておきたいです。
(対面次第で2枚欲しかったりする。)
自分の勝利を近づける札ではなく相手の勝利を遠のかせる札なので除去だけしてても基本的に勝てません。
相手の盤面が弱い時にクイックで構える事で次の自分の動きをより通しやすくするといったように、攻めに用いる使い方ができます。

出走させて3点にする択が【ダスカウォッカ】より頻発します。

手札に《おどれさわげフェスれ!》が無くて《見習い魔女と長い夜》しか無い場合に【スペシャルウィーク》で殴り返しを誘って《見習い魔女と長い夜》の圏内に入れるプレイがあります。

エルフ対面に《サイレンススズカ》ケアとして使ったりブラフを構える場合は相手視点の公開領域を意識してください。
(例えば墓地に3枚ある時にブラフで1コスと余らせても相手が気付けば意味がないといった感じです。)

ウマ娘の除去能力が強力たる所以。

《見習い魔女と長い夜》と同じクイック除去ですが、1コスと2コスの差が非常に大きいので検証開始で2枚同時に見えた場合などに安易にカードパワーを優先して《おどれさわげフェスれ!》を選ぶと痛い目に遭います。
手札過多で捨てる際にもどちらが今後のゲーム展開で優先されるかを見極める必要があります。

7センチほど器用でも大切でもないので割と雑に扱っても大丈夫ですが、手札が弱くて《アグネスタキオン》《見習い魔女》《おどれさわげフェスれ》の3枚でしかダスカウォッカが返せない等の場合はできる限り大切にキープします。

相手に除去を強要するカードである事を活かして立てたり寝かせたりして相手の動きを制限する事ができます。
例:
相手の《フローラルフェンサー》に殴り返させて《スマートファルコン》や《オグリキャップ》で一掃する。
縦置きして相手の《ライスシャワー》を誘ってこちらの《スーパークリーク》を安全に着地させる。

【ウマ娘】における最強テンポカードであり、【ビマナ娘】で唯一《レオニダス》を始めとしたラストワードを無視できる除去です。あまり中盤までのテンポを意識しているデッキでは無いため、突進込み2面除去として一番強く使えるタイミングまでキープする事が多いです。

勿論テンポカードとして使って最低限の除去要求としても使います。

【ダスカウォッカ】との《エイシンフラッシュ》バウンス戦争は人参の本数による兵糧攻めは見込めませんが
・ゲームが延びる展開は【ビマナ娘】に有利
・人参不足による《オグリキャップ》の出力低下の影響が少ない。
・《運の行方》が終わらせに来てくれる。
以上の事から基本的に悪くない展開ですが、昨今の【ダスカウォッカ】は《オグリキャップ》の採用枚数増加に伴い人参の本数も最大6本まではあり得るので後半に使う分まで残す事を考える必要があります。

-中盤編-


序盤札で培ったリソースを使い、序盤でロスしたテンポを一気に逆転させて相手に処理させる展開を作りながら終盤に繋ぐカード達。


このデッキのこいつ要らなくねという視線を一番受けるカード。

《エイシンフラッシュ》の4.5枚目となる確定除去ですが除去の欄に書かなかったのは除去以外の2つの役割が地味に大きいからです。

1つは確実に場に残る事から《エイシンフラッシュ》と違ってスマートファルコンのバウンス元として。
2つ目は山上確認をする事で8,9ターン目に《ナリタブライアン》か《ゴールドシップ》かの2択を悩まずに済むので名前に反して安定感に関与する事ですね。

当然盤面に出るウマ娘カードなので《おどれさわげフェスれ》と合わせて、《ダスカウォッカ》を処理できます。
《エイシンフラッシュ》と違って後手だとEPを絡められない分最速《ダスカウォッカ》に対応できませんが、そこ以降であればバウンスで相手のリソースを回復させない事ができるので使い分けられます。

また《エイシンフラッシュ》と《運の行方》が両方ある場合に、同じ4コス確定除去ですが、フォロワーとアミュレット、バウンスと破壊の2種類の異なる性質を正しく使い分ける必要があります。

具体的には
・《エイシンフラッシュ》はフォロワーであるために相手に殴り返しを意識させる事ができるので、除去させる事で相手のテンポロスを誘えます。
代わりにバウンスによる除去なので、ラストワードを起動させない代わりに相手のリソースは奪えないです。

・《運の行方》はアミュレットである為、除去されない代わりに殴り返し要因にも打点にもなりません。
なので相手が余裕を持って盤面を展開する事ができます。

2種のカードを使い分けるためにはこれらの2点と自分の手札状況を踏まえて、
《エイシンフラッシュ》は《運の行方》よりも相手の盤面展開を抑制できる分ゲームを延ばす能力が高く、直後のターンまで自分の手札や盤面を整えやすくなります。
例えば相手の7pp直前に出して《ダスカウォッカ3スペル》の牽制に使い、
①除去するなら《見習い魔女》2枚要求で手札をめちゃくちゃ消費してください。
②無視して殴ってくるなら殴り返しによる除去でテンポに余裕が持てますよ?
③ダスカウォッカを温存するならライフを保って終盤に入れます。
という3択を相手に強いることができます。
代わりに相手にリソースを与えている分相手の選択肢も増えているので、稼いだ時間と整えた手札で相手の増えた選択肢ごと対応する必要があります。

《運の行方》の除去されない利点は相手が展開と除去を同時にしてくる可能性がある場合に発揮されます。具体的には6コス《ダスカウォッカフェスれ》や8コスで《除去込みダスカウォッカ3スペル》が予想できる場合ですね。
手札に《スマートファルコン》等が既にあって相手の動きに対応できているからわざわざ時間を稼ぐ必要が無い場合は《運の行方》を優先的に使います。
また除去されないという事は除去スペルを撃たれないという事でもあり、相手の《ダスカウォッカ3スペル》を《エイシンフラッシュ》とは異なるアプローチで牽制する事ができるので相手のサーチ札や墓地に見えている《検証開始》や《あなたにささげる》の枚数を加味して使い分ける事もあります。

そして《運の行方》は《紡がれてゆく思い》から場に出てくる唯一の除去札でもあります。《ナリタブライアン》の能力はできる限り顔に飛ばしたいので地味に重宝します。

自壊効果が0コスなので盤面の圧迫にもならず使ってみないとわからない強さがあります。

山札が増える影響について

ここまで長い事語ってきたので覚えていらっしゃらない方も居るかと思いますが、山札が増える事で起こる影響についてをここで解説させて頂きます。
何故このタイミングかと言えばデッキリストをパッと見た時42枚中に《運の行方》とかいう謎のカードが2枚入っているからです。
一見《雨の独創私の独創》の下位互換であり仮に40枚に収めようとするなら《運の行方》を抜く方が多いだろうと思ったのでこのタイミングで解説します。

まずこのデッキはビマナである以上後半まで引きたくない札がある程度存在します。(主にフィニッシャー枠の9枚が代表。)
山札の枚数を増やす事でそれらを大量に引く確率を下げる事ができます。

代わりに初動札や《スマートファルコン》を引く確率も同時に下がっていますが、初動札の枚数を増やしたり、そもそも特定のカードに頼らずとも勝てるように構築が組まれているので引けないなら引けない時のプランを考えます。
例:
《スマートファルコン》が引けなくとも《運の行方》+《おどれさわげフェスれ》で《ダスカウォッカ》を返す。
《紡がれてゆく思い》が引けなくとも《ゴールドシップ》と《ナリタブライアン》連打で勝つ等。

つまり必要なカードが引けないデメリットは他の選択肢でリカバリーができます。
しかし手札に8コス以上のカードが大量に嵩張る事故が起きた場合はどうにもなりません。
なのでデッキの枚数を増やす事で逆に事故率を緩和する事ができるんですよね。

ちゃんと計算したわけではないですが、感覚的には43枚までは問題なくデッキを回せる感じがします。
44枚からちょっと使いづらくなるイメージですね。増Gが急に引けなくなるので。

仮に40枚にまとめるとしたら《運の行方》と《スペシャルウィーク》を一枚ずつ抜いて《人参》を6本にします。

もしデッキ枚数を増やすなら《オグリキャップ》の2枚目や《徹底管理主義 樫本理子》のような意表をつきながらゲームの状況を一変させるカードを投入したいです。


デッキの背骨。リソース回復、盤面処理、相手に処理強要からのテンポ奪取するカード。

《ダスカウォッカ》を処理する為だけのカードではなく、《ダスカウォッカ3スペル》の直前に出して牽制する動きが終盤札への繋ぎとして最高の働きをしてくれます。(相手が無視して突っ込んできた場合のケアももちろん大切。)

先行7ターン目に出すと《ナリタブライアン》を出す隙を作りながら《ダスカウォッカ3スペル》を牽制し、《その背中を超えて》を使い回して《ゴールドシップ》にも繋げられる動きが美しいです。

《鍛え抜くトモ》のバフ効果を起動する唯一のカードなのでAOEが必要無いドラゴンや卵ビショ等にも6/6を立てる目的で使います。
逆に超越やイージスビショ等AOEが不要で除去手段が豊富な相手にはあまり使いません。
(使ったとしても《その背中を超えて》や《鍛え抜くトモ》の使い回しで回復札を探しに行く程度)

AOEとして手札に温存し続けるのではなく盤面を使い回すために適度なタイミングで出して相手に処理を要求しながらリソースを回復したり次の自分の動きを整えるのが主な使い方であり、《紡がれてゆく思い》で《ゴールドシップ》と同時に出した場合に、敢えて《ゴールドシップ》を盤面に残さずにバウンスして更なるバーンを狙う等、アミュレット以外にもフォロワーも使い回します。

中盤のわかりやすいゴール地点。
ここまで紹介したカードは全てこいつを安全に着地させる為に存在していると言っても過言ではないです。
ただし勝ちに直結するカードではなく、あくまでも負けにくくなるカードなので本当に出す必要があるのかは注意。

安全なタイミングで出す札というよりは《スーパークリーク》を着地させる為に安全なタイミングを作るというイメージで使うとより強く使えます。
例:
《スマートファルコン》AOE後に6/6を《アグネスタキオン》+《2スペル》や《ライスシャワー》+《除去スペル》で除去させて《スーパークリーク》を着地する隙を作る。
《アグネスタキオン》+《おどれさわげフェスれ》で相手の《ライスシャワー》を誘って《スーパークリーク》を着地する。
等、めちゃくちゃ簡単に言えば相手の盤面の攻撃力の合計が4以下なら最低限着地できます。
なのでそうなるようにコントロールします。

【超越】や【白銀】、【卵ビショ】などのコンボ系やバーン系を相手にする時は相手のリーサルから逃げるのにに必須なので《検証開始》や《その背中を超えて》で拾いたい札です。

単体でも勿論強力なフィニッシャーだがこのデッキでは《紡がれてゆく思い》を使わないで勝つプランの要求値を下げる目的で1枚しか入ってない割に結構適当に使うため中盤の枠に入っています。

3点AOEがうまく活かせるタイミングであれば出走しないで4/4のまま殴る事もあり、AOEの4枚目のような使い方をする事が多いです。

《スマートファルコン》と違って出走効果による強力なバフと攻撃時AOEの都合上、相手に無視して盤面展開の選択肢を取らせないので、《エイシンフラッシュ》同様ゲームを延ばして余裕を作る能力も高いです。

-終盤編-

序中盤でとにかく神経を使って自分のプランを組み、相手の動きを読んで余裕を作り、テンポを奪取してフィニッシャーを出す隙を作ったらあとは簡単です。
IQ3でフィニッシャーを投げ続けて蛮族になります。人生みたいですね。

8コス連打で勝つパターンなのか《紡がれてゆく思い》で勝つパターンなのかはここまでの過程で引いた札やキープした札、山札に返したカード次第で変わるので遅くとも中盤の間に見極めます。
基準としてはめっちゃ雑に言えば手札に8コスが3枚以上なら8連打プラン、2枚なら山札の質と相談、1枚以下なら《紡がれてゆく思い》プランです。
※あくまで基準であり、相手の盤面等もプランニングに影響するのでこの限りではないです。

5点を顔に飛ばせるようなゲームプランを組めると好ましいです。(直前にクイックを構えて面を残さない等)
逆に《ナリタブライアン》を2回出して両方とも盤面処理に使う展開はバーンが足りなくて削りきれなかったり、相手の《7センチの先へ》を打つための墓地肥やしの助けにもなってしまうので避けましょう。

他のウマ娘ミラーと同じように先出し有利ですが、3積みされてる事やAOEと回復が搭載されてる事からある程度の盤面なら無視して5点は顔に飛ばします。
その際は残した盤面を《ウォッカ》でバフされて殴られる事まで見越して計算します。

ウマ娘ミラーの《ナリタブライアン》先出し有利の法則を破壊する女。
ただしクイックに引っかかるので、相手の残してるppには注意しましょう。

このデッキを使っているのどうしても不明瞭なデッキトップのガチャガチャに頼る時はいつか来るんですが安定感を得た犠牲にガチャの平均値は下がってるのであまり期待しない様にしましょう。

ただ仮に山上が1だったとしてもこのデッキにおいて単体では、相手の《ナリタブライアン》の処理方法としては最高なのでウマ娘ミラーで後手なら8ターン目までEPを温存したり、《運の行方》の山上確認効果を無駄遣いしないようにしましょう。

フィニッシャーとは言ったが限界まで山札にいて欲しいし可能な限り使いたくもない。どうしようもない時にサブプランになるくらいのカード

無理に使わなくても勝てるようにプレイできればこのデッキを上手く使えているという指標となるカードです。

実際、GP大阪で結果を出した真君は16戦やって1回も《紡がれてゆく想い》を使わなかったらしいですね。

どれだけ山札が強かろうとも《紡がれてゆく想い》を使った時点で、出てきたカードが弱くて負けは仕方ないと割り切るしかないですね。

相手に《7センチの先へ》を撃たれた直後のみリソース回復という副産物を最大限活かせるので、8コス連打プランでリーサルになる前に《7センチの先へ》を打たれて手札が足りなくなった際にリソース回復目的で使うと運に頼らないで強く使えます。

山の枚数次第では山切れも意識して(スペシャルウィーク》で手札に加えない、《鍛え抜くトモ》を場に出さない等を考えて山札を無闇に減らさないようにしましょう。

各対面の先手後手と有利不利

この章では確クラスが使う環境デッキに対して先手後手どちらを取るかと、その際の勝率がどれくらいか、マリガンキープ基準やそれぞれの環境デッキに対してのみ使うプレイング等を解説していきます。
勝率に関してはあくまで調整する過程での体感なので目安程度にしてください。

・ウマ娘

 先行

【ダスカウォッカ軸】
先行8-2  後行7-3

7センチや独創の有無、疾走札の枚数に関わらず基本的に有利です。

《ナリタブライアン》や《スーパークリーク》を強く使える先手の方が戦いやすい、後手なら相手の手札が少ない分、コンボパーツを揃えられにくいという利点がある事や後手からでも相手の動きに対応できるのでどちらでも戦えます。

主な負け筋は回復する隙が無いままに《ダスカウォッカ》+《あなたにささげる×2》+《スペル》での10点からの《オグリキャップ》で10点を受けるパターンが多いのでクイックを2枚構えたりしてケアします。
回復する隙もクイックを構える隙も無いくらいに常にテンポを取られながらフィニッシュパーツを揃えられた時は、幾ら安定感に定評のある【ウマ娘】とはいえ『相手の引きつえ〜!』で済ませましょう。

マリガンキープ基準は
初動アミュレット>《スマートファルコン》
>除去札>その他

《検証開始》や《スペシャルウィーク》が初手に何枚あろうとも基本的にマリガンします。【ダスカウォッカ】の《ダスカウォッカ》抜きみたいな動きをしてたら勝てないからですね。


【紡がれてゆく想い軸】
先行10-0 後行0-10

ミラー系統だけ超絶クソゲーが始まります。

この記事の販売価格が出してる結果の割に高い理由がここにあります。もちろん環境的に強いんですけど可能な限り流行ってほしくないんですよね。

他の【紡がれてゆく想い軸】には安定感で差をつけられるとはいえ、基本的に後手を捲る手段が存在しません。
後手を取った場合は相手の事故を祈りましょう。

除去札は抱えすぎると腐るので最低限に抑えて、《鍛え抜くトモ》のバフ効果で相手の除去要求を上げたりしてライフに差をつけましょう。

・エルフ

先行

【白銀】【薔薇】
先行7-3  後行6-4

どちらも同じくバーン系のデッキですが、【童話ビショ】と異なり盤面展開能力が高いので序盤の打点をどれだけ受けずに《スーパークリーク》を着地できるかが肝になります。
リーサル圏外から《ナリタブライアン》を押し付ける展開が理想的です。

マリガンキープ基準
《その背中を超えて》>初動>除去札>《スーパークリーク》>その他

【童話エルフ】
大変申し訳ないのですが、正直に言って何が強いのかわからなかったので調整しませんでした。
実際に戦ってもないのに有利不利を語るのはダサいのでここでは書きません。

【卵エルフ】というデッキが新たに大阪GPにて結果を出していたので後日戦ってみて追記します。

・ヒーローロイヤル

先行

先行6-4 後行6-4

除去基盤は【ダスカウォッカ】とほぼ同じなので事故と《ヒロイックエントリーマッハナイト》以外は概ね勝てます。
《ヒロイックエントリーマッハナイト》だけならまだなんとかなりますが1コス2コスから動かれた上で喰らうと概ね負けなので割り切ります。

まぁ、ラプラスのぜったいれいどを喰らってる様なものなので諦めましょう。

《マチカネタンホイザ》は入っていませんが《レオニダス》のケアはダスカウォッカよりもやりやすく、自分の盤面は体力5以下のフォロワー1体だけ残して《エイシンフラッシュ》と除去スペルを構えて戦いましょう。
8〜9ターン目までケアしたら後はフィニッシャーを押し付けて勝つ展開が理想です。

この対面に現実的に使える勝ちパターンとして《スマートファルコン》+アミュレット+《スマートファルコン》で毎ターンAOEを飛ばしながら相手の顔が5点ずつ減るというアプリ版冥府じみた挙動があります。

マリガン基準
先行
《その背中を超えて》《スペシャルウィーク》>除去札>《スマートファルコン》>《エイシンフラッシュ》その他

後行
除去スペル>《アグネスタキオン》>《スペシャルウィーク》>《その背中を超えて》>《エイシンフラッシュ》>《スマートファルコン》>その他

EPの差でマリガン基準が異なります。
先行なら《スマートファルコン》を押し付ける為にアミュレットの価値が高まり、後行ならEPを強く使える為、除去札の価値が高くなります。

勝率に変化が無いのに先手を取る理由は《運の行方》を5/5の《マッハナイト》を当てれる分少しだけ動きの幅が広がるからですね。

・超越ウィッチ

先行

先行2-8  後行1-9

無理対面です、諦めましょう。

と言いたいところですがミラーの後手ほどの地獄ではないです。
実際に、大阪GPにてday2に進めなかったメンバーで組まれた、サブイベントのトリオバトルにて【ビマナ娘】対【超越】で調整メンバーの1人が勝ちました。
その際は惜しくも全勝はできませんでしたがチーム4-1でした。

【ダスカウォッカ】と違って盤面展開力が乏しいので、相手にドローする隙を無限に与えてしまい、事故を祈る事すら許されません。
なので、目指す展開は《スーパークリーク》の回復と《ナリタブライアン》で延々と超越ターンをずらしながら《紡がれる想い》による一撃必殺を狙います。
その際に《ペンギンウィザード》を可能な限り残さない事と《マーリン》等による盤面の打点を受けないように不要なフォロワーよりも除去札が重要となります。

マリガン基準
初動札>《スーパークリーク》>最低限の除去札>《ナリタブライアン》>その他

一応【秘術】や【チェス】まで考慮してより多く除去札が必要になる事もあるので相手のデッキタイプを確認してから《検証開始》や《その背中を超えて》を使って手札を整えます。
仮に【秘術】や【チェス】だった場合は【ヒーローロイヤル】と同じように除去を主軸に戦います。


ドラゴン

先行

先行2-8 後行2-8

無理対面その2です。諦めましょう。

まぁ、主な戦い方は超越と同じで回復でリーサルを延ばしながら《紡がれてゆく想い》で圧殺する事を目標にしますが、唯一違う点が【ドラゴン】の除去ライン的に6/6の《スマートファルコン》を押し付けるプランがあります。

【ドラゴン】は【超越ウィッチ】よりも、ドローソースが少ない分ゲームを通した安定感に欠けるので、事故を祈りましょう。

マリガン基準
《鍛え抜くトモ》>《スマートファルコン》>《スペシャルウィーク》>《その背中を超えて》>その他


・ナイトメア
【童話エルフ】と同じく調整しなかったのでわかりません。

・ビショップ

先行

【童話ビショ】
先行9-1 後行9-1

超有利対面です。

事故以外で負ける事は無い上に、除去に準備をする必要がない分山上を掘る余裕があるため多少の事故程度ならどうにかなります。
《スマートファルコン》に触れない時に《ゴールドシップ》より前に20点削り切られるパターンだけが負け筋です。

また、この対面もとい童話系デッキには先行3ターン目に《エイシンフラッシュ》出す事で相手に

・除去すると相手の動きが1ターン遅れる
・無視して《不思議の探究者アリス》を出してくるなら場に残った《エイシンフラッシュ》を出走させて顔面を4点削りながら展開して《ハンプティダンプティ》の進化を誘い、リソースを削る。

という強制2択を仕掛けられます。
ここに《スペシャルウィーク》か《アグネスタキオン》が絡むと大体勝ちます。


【イージスビショ】

大阪GPでは【童話ビショ】よりも数が多い印象でした。

この対面は《封じられし熾天使》の採用枚数によって勝率が変わります。
調整段階では、環境最大母数の【ダスカウォッカ】相手に実質使い物にならないカードを複数搭載するのは事故の原因だと判断して、1枚採用のデッキと調整したので、以下の勝率は《封じられし熾天使》1枚採用の場合となります。

先手7-3 後手6-4

基本的に有利ですが、《封じられし熾天使》の最速設置と2枚設置だけ厳しいです。

主に目指す展開はイージスを顔で受ける回数を増やす為に延々と回復しながら山札を作って《ゴールドシップ》と《オグリキャップ》の大型ダメージを何度も押し付ける事です。
《紡がれていく想い》は盤面をテミスで一掃されるので山札にフィニッシャーが大量に固まっている時にしか使いません。

また、《封じられし熾天使》を設置されなかった場合に相手に《破邪の光》で回復されない為に盤面にフォロワーを一切出さないパターンがあります。
具体的には先手で《ナリタブライアン》と《オグリキャップ》が居る場合ですね。

しばらくお互いクイックを構えてドローゴー
先行8ターン目に《ナリタブライアン》着地
後手8ターン目に《テミスの審判》等で破壊
9ターン目にオグリキャップ3出走が通る

のようにビショ側はクイックを構えられてるので《ナリタブライアン》をケアするの為の展開ができずに15点を素通しする展開になります。
返しのターンに《オグリキャップ》に《破邪の光》を使ったところで体力7は《ゴールドシップ》の圏内なのでかなり有利な展開ですね。


不採用カード解説
この章ではデッキを調整する際に一度は入ったが最終的に抜けたカードとその理由や、試してないけど採用候補に入るカードを紹介します。

デッキリストを見た時点で、なんでこのカード入ってないんだよテキスト見た事無いのか?
と思った方もいると思います。

気持ちは非常にわかります。

ただ【ビマナ娘】においてこのカードは先行3ターン目以外に出すタイミングがありません。

相手が事故で動きが弱く、出す余裕がある場合はそもそも出さなくても勝てますし、自分が事故って動きが弱くて泣く泣く出すしか無い場合は大体負けてます。

《スマートファルコン》の種としては少し重く、アミュレットと違って場持ちがそれほど良いわけでもなく、何より【ダスカウォッカ】と違って《ウォッカ》によるバフが見込めないので相手からすると放置したところで特に困る事はありません。
また、《ウォッカ》でバフができないという事は一番守護が必要になる【ドラゴン】相手に《ヘルフレイムドラゴン》で一方的に破壊されるだけのカードになります。

以上の理由で出す余裕が無いまま手札で腐り続ける事が多かったのでいっそのこと全部抜いたらデッキが完成しました。

別にこのカードが弱い訳では無いですし、実際【ダスカウォッカ】に採用されてる《イクノディクタス》は場持ちが良くリソース回復もできるので《ウォッカ》との相性が非常に良く、故に擬似的に盤面の圧力として機能して除去要求ができます。
ただこのデッキとは噛み合わなかったというだけなのです。

まだ【ドラゴン】になんとか抗おうとしてた頃に入れていたカード。

ただ、【ドラゴン】側の視点で使われてみるとわかるんですけどアミュレット破壊されて困る局面って案外そんなに無いんですよね。

《竜巫女の儀式》の設置直後とリーサル計算
がズレたタイミングだけちょっと嫌。というくらいで1枚破壊されたところでリカバリーが効いてしまうため《マチカネタンホイザ》が弱いと判断しました。

神龍規制前のカードという印象ですね。

まだプレイが甘くて《紡がれてゆく想い》に頼っていた頃に採用。

《紡がれてゆく想い》のサーチはもちろん他のスペルサーチによる山札の圧縮が優秀だと思っていたんですけど、プレイが洗練されるにつれて山札をシャッフルしてしまう事で山下に返した不要カードをまた引くデメリットが目立ち始めたので不採用となりました。

盤面の圧迫にならず、1マナでスマファルの種になりながらアグロを食い止めたり《フォルテ》のターンターンをずらしたりします。

このスタッツで出走できるのが優秀で、後手2ターン目に対ロイヤルに《メジロアルダン》EP出走+《見習い魔女》で相手の《ニンジャエッグ》を殴り返しながら《ヴァンガード レイサム》を破壊して《ノーヴィストルーパー》に走らせないといった動きはこのカードにしかできないですね。

ただ対【ドラゴン】を諦めた事と対【ヒーローロイヤル】に先手を取るようになってからは不要と判断して抜けました。

《紡がれてゆく想い》から出る事で幻の13ppを生み出す事ができる。

ただ盤面で戦うデッキではないので、単体で使おうとすると《スマートファルコン》の種になるか、相手の除去札と交換するのが限界だったため不採用となりました。
《イクノディクタス》同様ウォッカと同時に使うカードだと思います。

アミュレット軸のデッキだからこそ活かせるパワーカード。

採用を試す前にデッキが完成してしまったので実際の使用感はわからないですが、《スペシャルウィーク》で回収できないデメリットを加味しても強い気がする。
あくまでも予想ですけども。

このデッキを知っている【ダスカウォッカ】が取ってくる対策とプレイングへの対応。


一応調整ではマリガンの段階で山札の42枚を全て理解していて、常に一番嫌な選択肢を押し付けてくる修羅の【ダスカウォッカ】使いを仮想敵としていたので、逆に【ダスカウォッカ】側の動きでこちらのデッキを理解しているかどうかをチェックできます。

 ##########     工事中  ##########

ここの部分は全国大会終了後に更新させていただきます。しばしお待ちください。

あとがき


ここまで長い事お付き合いしていただきありがとうございます。
めっちゃ長くて疲れた…という方は右下のハートマークを押していただけると元気が出ます。

初めてこういった文章を書かせていただきましたが、読む人によっては不要な部分も多かったかもしれません。

ただ、このデッキとの1ヶ月の歴史を忠実に記録に残したかったです。
仮に自分が記憶喪失になっても大丈夫と言えるほどに、全てを書いたので後悔はありません。

また、このデッキを使ってCSで入賞したり新しくデッキのリストが変わった場合は随時更新予定です。

この記事を購入していただいたみなさんの入賞報告や質問等はTwitterのDMにてお待ちしておりますので宜しければフォローしてください。

https://twitter.com/@evolvetribech

また、このデッキの完成度が気に入っていただけた方はYoutubeチャンネルにて『競技目線での対戦と解説』をウリに活動していますのでそちらでも動画投稿という形でデッキを紹介しています。是非チャンネル登録をよろしくお願いします。

https://youtube.com/@user-po7er5rr6k


Special thanks

デッキ発案


調整メンバー
イトタツ/ザボルグ
関根てぃけ
パパラッチ
二十日
GP応援してくれた友人の皆様。


この記事を購入していただいた皆様。

ここから先は

0字

¥ 800

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?