成果、結果はまず自分で作っていい
5才の息子の最近の困った行動に、「食事中にすぐ歩きだしてしまう」というのがある。
我が家ではルールを設定していて、「食事中に椅子から立ち上がったら、その瞬間にご飯は終わり」結構厳しめかもしれない。
ちょっと冷蔵庫の麦茶を...くらいなら別に全く構わないのだけど、地べたに寝転がってそのまま永遠にくちゃくちゃするのはやっぱり困る...。
成長すればいつしか出来るようになるだろう、という「待ち」の姿勢とともに、
「食べなさい!」
「なんでできないの!」
「また立ってる!椅子に戻りなさい」
言っちゃうんだよね〜。
この対策に一体どんなことをしていくべきなのか毎日のように試行錯誤しているわけだが、「あなたはできるよ」とか「できたことだけ褒める」みたいなことは有効だと思う。
つまり「できない」という負の視点を感じさせず、「できた」「やれた」という視点にもっと意識を向けるのである。
こんなことを考えていたらふと思ったわけ。大人になってから新しいことに挑戦したりビジネスで結果を求める時にも有効なマインドセットだ。
成果、結果はまず自分で作っていい
大人になったら、営業目標や売上目標を決めてそれの達成のために日々仕事をしている。
達成できないこともあるだろうし、中々思ったような成果に繋がらないことも多々ある。こういう時はどうしても「できない」ことだけに目が行ってしまいがちになる
子供のできないことだけが目立つ。そこを集中攻撃する。これで出来るようになる道理がないのと同じで、
「できたこと、進んだことを見つけてあげる」のは非常に重要な気がする。
数字という絶対目標が達成できたかできなかったか、っていうのはもちろん大事だし、仕事だからそれを目指すのは当然なんだけど。
・自分で組んだ予定どおり進められた
・率先して元気に挨拶できた
めちゃくちゃ小さいことでもいいから、自分の中で「成果」として捉えて前向きにできたことを見つける。(※大人になったら自分で見つける必要だけはある。)
ネガティブで心が溢れて一歩後退してしまうよりは、この半歩の前進を喜べる自分になろう。
親であれば子供の「半歩の前進」を見つけて褒めた経験はあるだろう。
・歩けた
・靴下を自分で履けた
・ボタンを自分でかけられた
大人からしてみれば普通のことでも、できないことができるようになったというのはどんな小さな出来事でも素晴らしいことなんだ!
子供にだけそれを適用しなくていい、年齢は関係なく成長できたことに関して敏感に反応して「自分の褒め上手」になる。
大人になると「自分を褒めること」はめっきり減るかもしれない。だから、明日から一つでも増やしてみたらいいんじゃないかな。
「たいしたことができていない」ではなく、「些細なことかもしれないけど出来た」を自分にどんどん当てはめていけば、それ自体が前に進む原動力になる。