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第7期スタート。さらに働く期です。

弊社の決算は2月なので、3月から新しい期が始まります。第7期。こどもで言えば、小学生に入学する年ですね。

かくいう、我が家の上の子も同い年でして。近頃は毎日のように4月から始まる小学校への期待に胸を膨らませています。親としては、とにかく、元気でさえあってくれたらいい。願わくば、いい友達といい先生に恵まれたらいい。もっといえば、大好きなものを見つけてくれたらいい。欲をかけば、誰にも負けない・・・とまあ、新しい舞台に向かうちいさな背中に、大小の想いを重ねてしまうわけなのですが、どうやら今の会社に対しても近いものがあるようで。

もっといける!

という思いが、新期を迎えてふつふつと湧いています。同時に、もっと働くぞ・・・!! というポジティブなエネルギーもあって。その原因のひとつは去年のコロナ禍での動きなんです。

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注力してきた左ききの道具店が昨対で200%以上の成長を見せ、会社としては過去最高の数字となりました。ありがたやありがたや。でも、僕が担当しているクリエイティブ事業はダウン。コロナ禍だったし、自社事業に力入れてたし、仕方ないよね、、、と納得感のある言い訳はできるんですが。どこか、モヤモヤしたものも残っていて。

以前書いたnoteで、僕は45歳にコピーライターを引退すると書いたんですよ。

人は衰える。だからリミットを設けるのは自然なことです。でも、逆に言えば、そのときまでは成長し続けるべきだろうと。右肩上がりの売上にするべきだろうと。

そう考えると、いくらコロナ禍であろうとも、下がったままに甘んじてしまうのは違うよね、となるわけです。

それともう一つ。左ききの道具店が成長するにしたがって、個人的に興味深いことが起こっていて。なんていうか、制作の仕事で「エゴ」を感じることが減ったんですよね。

こうしたい! これが好き! こうしなくちゃ!

という感情的なバイアスが20代から比べるとめちゃくちゃ少なくなった。これが良いことか、悪いことなのかはまだよく分かりません。やっぱり、つくり手の個性とエゴって強い相関関係にあるから。

でも、ひとつ言えることはストレスが減ってるんです。

エゴが強く、またそれを通そうとすると顧客を選ぶし、案件も選ぶし、何よりうまくいかないときの消耗が半端ない。仕事の否定と自己の否定が近すぎちゃうんです。

20代のエゴの塊だった頃。納得がいかない修正には「そんな修正はしたくありません!」ってクライアントに噛み付いたこともありました。で、後から先方の上長と、営業と、自分とこの社長に怒られて。思い出すたびに恥ずかしくなるような若気の至りなんですが、当時はそれが自分の中の正義だったんですね。

それが今は、自社事業で発散できているのか、自分と仕事がほどよい距離感にあって。クライアントに合わせてかなり柔軟になっている自分がいるんですよ。

だからストレスが少ない。だから、昔ほど自分を追い込まなくても、もっと仕事できるんじゃないか、もっと仕事したいな、って思うわけなのです。

そんなわけで、今期は、前期以上に働きます。ぜひご期待ください。そしてお仕事、待ってます。

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加藤 信吾|LANCH Inc. 左ききの道具店
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