見出し画像

半分は仮想の38歳になりました。

本日、38歳になった。35歳ぐらいからじわじわと誕生日の節目感が薄くなり、今やほとんどシームレスに数字だけ増えている状態だ。とはいえ、僕にとっては記念すべき日。何かを記録しておくにはちょうどいいなと思って、今の自分の1日の過ごし方を整理してみる。

まず、ログが取れているものから。

睡眠時間は平均して約7時間30分。

画像1

スマホを見ている時間は約4時間。

画像2


つぎに、食事は3食で3時間として。お風呂は長く入りたい人なので1時間。新聞読んだり、おやつの時間とか、体を動かす時間で1時間ぐらいかな。

ここまでを合計すると、16時間30分。

残りが仕事の時間とすれば、7時間30分だ。


……

………あれ、少ない。少なすぎないか、、仕事。

ああ、そうか。

スマホを見ている時間と仕事時間が重なっているからか。
少なくとも8割ぐらいは仕事しているはずだけど、、、、


SNS 1日 約1時間30分

画像3


漫画アプリ 1時間とちょっと(カーナビとかを抜いてざっくり平均)

画像4


まあ、、、、多少甘やかしめで見積もって、概ね9時間前後ぐらいは仕事しているんじゃないかな。たぶんね! 

20代の頃は、徹夜上等、食事もデスクでみたいな生活だったから、18時間ぐらい仕事していた気がするけれど、それから考えると驚くほど減った。

そして、デジタル時間の長さよ。

コロナの影響で、僕はいま仕事で外出することはほぼゼロになり、ずっとパソコンの前で仕事をしている。既存の仕事の打ち合わせはもちろん、新規の方との初対面も画面越しだ。先ほどのスマホ時間と仕事時間を合わせれば11時間30分。1日のほぼ半分は、デジタルの世界で過ごしているとも言える。

誰と会うことなく仕事が進み、お金がネットバンキングに入金され、物に触ることなくECサイトで商品を購入し、財布の重さが変わることなく資産が増減していく。

時間とは、つまり命だ。望むにしろ、望まないにしろ、僕の命の半分は、すでに仮想世界に生きている。なんて書くと大げさにすぎるのだろうか。

……そんなことを書いていると、自然回帰的なデジタルアンチテーゼの思想に飛びつきそうになるけれど、別にぜんぜん嫌じゃない自分もいて。むしろ楽しんでいたりする。

だってさ、人類誰もが初めての状況だもんね。正解なんてどこにもない。みんな行きたい方に進めばいいよね、なんて思う。

年齢を重ねて知ることはいくつもあるけれど、その最大のひとつは「過去は塗り替えられる」ことを実感できることだ。

就職で失敗した、仕事で失敗した、投資で失敗した、恋愛で失敗した、大きな買い物で失敗した。これまで実にたくさんの失敗をしたけれど、今、ちゃんと前を向いていられると、あらゆる経験があるから今があるのだと、すべては糧だったのだと気づくのだ。その瞬間、暗い過去は、明るい方に向かうための道だったと知る。

なんだか人生観みたいな話になっちゃった。

ま、とにかく。今日から38歳。これからもいろいろ失敗しますが、前を向いて歩きます。みなさま、引き続きどうぞよろしくお願いします。


いいなと思ったら応援しよう!

加藤 信吾|LANCH Inc. 左ききの道具店
いただいたサポートは、本と娘との時間に使わせていただきます。