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急に仕事がキャンセルになった時の対処法
私はキャリアコンサルタントとして活動しながら、業務委託で採用支援のお仕事も受けている。
こちらの業務委託の仕事は、委託元の規定によってキャンセルポリシーが設けられている場合がある。
たとえば、アサインされた面接の予定日の3営業日前のキャンセルであれば、フィーの50%、それよりも直前のキャンセルであれば、フィーが100%支払われるというような感じである。
業務委託の仕事というのは、言葉を選ばずに言ってしまうと、自分が持つスキルや知識、経験と時間を切り売りするようなものでもあるので、予定されていた仕事がキャンセルになった時に、ただ時間が空いてしまうのではなくて、キャンセル料を頂けるというのは、私のような個人事業主にとっては有難い話なのである。
(もちろん、その仕事を通じて得ているのはお金だけではなくって、経験だったりネットワークだったりもするので、必ずしも万々歳というわけではないのだけれど。)
先日、ほぼ終日予定されていたお仕事が直前で全てキャンセルになってしまったことがあった。大元の依頼元企業の都合だったので致し方がない状況ではあったのだけれど、このキャンセルによって、私は1日分の対価を全く労働することなく得ることとなった。
労せず儲かってラッキー・・・と思う気持ちが全くないわけではない。事前に結んだ契約が履行されただけなので、お互いに気にするべきところもない・・・はずなのだけれど、ちょっと申し訳なく感じるところもある。私としても、その仕事のために他の仕事の予定を入れずに一日空けていたので、キャンセルフィーを頂くのは妥当と考える部分もある、のだけれど、やっぱり少しだけ気になってしまう。
そんな話を妻にしたところ、彼女は素晴らしい提案をしてくれた。
「契約通りに支払ってもらっているだけなのだから、何も気を揉むことはないんじゃない?でも、もし何かひっかかることがあるならば、キャンセルで空いた時間を使って、勉強したりスキルアップのために使えばいいんじゃない?そして、それを次の仕事で活かして先方に返せば、お互いwin-winな感じじゃない?」
なるほど!と思った。
今まで(会社員時代も含めて)、予定されていた仕事がキャンセルしたり、悪天候などで休みになったときは、休んで自分のために使うことしか考えていなかった私にとって、全く新しい考え方に思えた。
自己研鑽というのも自分のために時間を使っていることと他ならないのだけれど、ただ休むことに比べると、相手にお返しできる余地が生まれるし、なんか前向きな休みのような感じがする。
本当は依頼された仕事を、しっかりと履行できるのが一番なのだけれど、それがキャンセルされた場合には、キャンセルフィーを頂けることをありがたく思いつつ、何かしらプラスにしてお返しできればと思いが新たになりました。
やっぱり人と話して共有したり相談するというのは価値があることですね。
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