#小説
アマビエちゃんと加藤くんのお話 第3話『焚き火』
2021年1月の、どこまでも青く晴れ渡った
ある日、アマビエちゃんと僕は焚き火をした。
『加藤くん、火と薪が音を出してるね。』
『うん、とってもきれいだね。』
『いつまでも見ていたいな。』
『うん、ずっと見ていたい。』
『加藤くん…』
『アマビエちゃん、何?』
『どうして泣いてるの?』
『え…』
『どうしたの?』
『ごめん』
『なんで泣いてるの?』
2021年1月の、どこまでも青く晴れ渡った
ある日、アマビエちゃんと僕は焚き火をした。
『加藤くん、火と薪が音を出してるね。』
『うん、とってもきれいだね。』
『いつまでも見ていたいな。』
『うん、ずっと見ていたい。』
『加藤くん…』
『アマビエちゃん、何?』
『どうして泣いてるの?』
『え…』
『どうしたの?』
『ごめん』
『なんで泣いてるの?』