もしかしたら宿命解説【源頼朝 編】②
こんにちは。
香取大介です。
前回から続いて、『源頼朝』②をお届けいたします!
さて、早速今日の内容ですが、まずは、「丑遥巳禄格(ちゅうようみろくかく)」についてです。
この格に入格した人は、人生全体で親戚や縁者からの様々な援助や支えが多く、福(幸福)、禄(財産)、官(地位、名誉)に恵まれやすい運勢となります。頼朝のケースは特に、申・酉・戌が巡ると吉運となり、巳・午・未が凶運となります。
日干「辛」に引き続き、部分格とはいえ、まさに頼朝公の人生そのまんまという感じがしますね。
次に、地支の位相を見てみると、月支の「巳」と日支の「丑」が半会となっています。
半会はざっくりとした意味を読み取ると、異なる価値観の者同士が同じ目的に向かってまとまるというような内容となります(もちろん他にも意味がありますが、ひとまずこれを覚えておてもらえれば)。
頼朝が鎌倉を拠点に築き上げた武家政権までの道のり。
まさに、同じ目的に向かって、違う価値観の者たちが集まって打倒平家に向かて進みだした感じがしますよね。
○○星と8つの星が集まっている部分を陽占とい言います。
陽占は運勢占いでは性格を表します。
現実に起こることは陰占でみますので、陽占で運勢は基本的には占えません。つまり、○○星があるから、あなたはこういう人生になるよ!
というのは、基本的にウソの鑑定です。
こういう占い師は使えない占い師さんなので気にしないでください。
特にひどい人は、○○星があるから早死にするとか病気になるとか言いますので、それは全く根拠のないいい加減な鑑定となりますので気にしなくて大丈夫です(^-^)
さて、本題。
真ん中の星(主星)が石門星となっております。
石門星は思想で人々をまとめる性格を持っています。また、陽転するとその業界全体のことを考えるようになります。ですので政治家に向いていると言われています。ちょっと悪く出ると、自分と他人も同じ感覚だと勘違いしますので、自分が好きなものはあなたも好きでしょ?っとなりがちです。
そして右斜め下に、天極星があります。天極星は死人の星。つまり、肉体から精神が離れたばかりの状態を表しています。自分の欲望や思いで人生を歩むことができず、主体性を持つことも、理念を実現することもあり得ない世界が眼前します。一切皆空の世界を生きるエネルギーです。
そしてそれが、天中殺現象で一生涯中殺されています。
中殺されると、枠が無くなるあるいは、不自然になるという意味合いになります。ですので先述した石門星と、天極星の性質が不自然な性格となるわけなので、分け隔てなく平らかな(天極星)思想で(石門星)人々をまとめていくはずが、豊かな情感を持ち、けじめをつけられない(公平性のない)判断をつけやすくなります。逆を言えばけじめをつけなくていい環境では成功しますので、公私が一緒になりやすい仕事に向いていたりします。例えば政治家や独裁者は公私がまじりあいやすい環境に置かれてますので、あっちを立てればこっちが立たずで悩むような環境でも、けじめがない分自分の情勢に任せて裁定できます。しかも枠の無い石門星がプラスに働くとカリスマ性が増しますので、常人が決断することができない、大英断ができる逸材と判断されることもあります。
この性格、まさに頼朝の決断の物差しになっていそうですよね。
また、上には(北方・頭の場所)車騎星があります。車騎星を有効的に使うには正義感を意識することが一番良いとされてます。その正義感は自分の中での正義感を発揮することが多いですので、頼朝が持ち合わせている正義感から他人への情に流されず決断できる性格の持ち主。と読み取ることもできます。
→だからこそ、頼朝には冷徹さを垣間見ることがあるのではないでしょうか。
もっと見ていくことも可能ですが、ざっとみた源頼朝のキャラクター設定が出来上がってきました。
「その1」「その2」で表わしたキャラクター性の人物が、後天運や当人が置かれた環境によってどう決断し、行動していったのかで、この人物の運勢が変わってきます。
頼朝はこの性質をどう使っていったのか、次回から読んでいきますね。
また、宿命を読むにあたって必ず参考にする「生月中殺」や「初動天中殺」については、後ほど頼朝の経歴の中で触れて行きますね。
次回から数回にわたって、人生のターニングポイントの解説に入ります。
どうぞお楽しみに(^-^)