【EDH】著者が一番やり込んだデッキについて、Karrthus, Tyrant of Jund。
一回、著者が歴代使ったデッキ紹介みたいな記事を書いたのを覚えているだろうか。
そこで紹介したリリーが実装される前の三年間ぐらいをメインデッキとして使ったジェネラルの話をしていこうと思う!
ジャンドの暴君、カーサスについて。
まず皆さんはこのカードをご存知だろうか?
登場したのはアラーラ再誕、その後ダブマスで収録されたり、
「Artist Series: Sam Burley」というSecret Lairに選ばれたりしてるので一定のファンは居そうだが初めて見る人も最近EDHに入ったプレインズウォーカーには居るかも知れない。
シンプルに言うと、
7/7/7飛行速攻であり、
自軍のドラゴン全てに速攻を付与するシステムクリーチャーであり、
ついでに対戦相手がドラゴンを使ってたら自身の着地と同時に没収してアンタップまでするし、後で返すとはどこにも書いてない。
というめっさ強い黒赤緑のドラゴンだ。
一番よく見かけるケースとしては始祖ドラゴンのデッキに投入されてるケースであるが、他にも五色ドラゴン系ジェネラルや同色のドラゴン系ジェネラルに入っている場合も多い。
本人を統率者にした場合の使用感もかなり触り心地の良いジェネラルで、
統率者ダメージプランで飛行速攻パワー7を擦り付けて善し。
構築にドラゴンをめっさ積んでヘイストドラゴンパーリィしてやるも善し。
ドラゴンを絡めた無限コンボを成立させるシステム統率者として振る舞いつつサブプランで自分も統率者ダメージを狙いに行けるというガチ向けの構築にも善し。
統率者としてもかなり遊び甲斐があるヤツである。
彼のフレーバーについて
カーサスは言葉通り、ジャンド次元のドラゴンの王の一柱だった。
そしてMTGの物語上重要なある二名のキャラと少なからず絡みがある。
この場面じゃあんまりだって?
けどまさにこの二人がこういう力関係だった頃の話なのよ。
ドラゴン大好きおじちゃんことサルカン・ヴォルさんは当時ジャンド次元に居着いていた。
故郷である改変前のタルキールには居ない、大好きなドラゴンがたくさん居るジャンドは彼にとって楽園の様な場所だった。
そんな彼に接触を図ってきた現地の有力者、ラッカ・マー。
彼女はそう、
ニコル・ボーラスの工作員だった。
サルカンは強大な力を持つ古代竜、今まで見た中で最強の竜の姿に敬服して忠誠を誓った。
その後ニコル君の工作員として成果を上げてきた彼に、褒美として与えられたドラゴンの一体であり、サルカンの一時期の主要戦力の一つだったのが。
ジャンドの暴君であったはずのカーサスであった。
それは精神を破壊され、虚ろな目で服従した。
そして偉大であるべき自分の好きな存在である竜達がその様な扱いを受ける事はサルカンという男にとっては非常に慮外な事であり、彼が後にボーラスを裏切った理由の一つであり最初にボーラスへの不信を募らせた大きなきっかけだった。
その他にはジョーク記事で律儀に入国審査の書類を書く様な一面がある事も分かっていたり。
デッキリスト紹介
一番最後に弄ったのは【波止場の恐喝者】抜いた時。
デッキの中で一番近年の新しいカードは【ロナスの狂信者】。
単価で一番高かったカードは【魂の洞窟】だったはず。
まとめ
そんな訳で今回の記事は長年の愛用ジェネラルを紹介するコーナーだった訳だが、思い立った理由はある。
「自分のリリーのデッキをEDHRECに載せてえなぁ、推しのデータなんてなんぼあってもええ。
それを元に見た方の研究が進むかも知れないし、デッキ数が一つ増えればそれだけで人気だと示せる。
なになに?【Archidekt】というのに登録したら良いのかね?やってみよう!」
というような経緯である。
現在の段階ではリリーとカーサスのみの登録だが、折を見て完成度に自信のある面子は載せようかと思っている。
まあ一番すぐに増えそうなのはニーキャかなぁ…
という訳で、長年の付き合いのドラゴンを紹介出来てなによりだ。
先輩の指導を受けてではなく、自分で考えながら組んだ初めてのEDHデッキだ。
私にとって本当に大切なジェネラルさ、ありがとうカーサス!
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