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無辺の「いちば」の中から新たに自社の「市場」を創る

新年あけましておめでとうございます。
少しご挨拶が遅れましたが、今年も皆さんよろしくお願いします!

会社という迷宮 - 経営者の眠れぬ夜のために」という本を年末から読み始め、まだ途中ですが、読んでいるなかで非常に興味深い一節があったので、今日はその内容に触れてみたいと思います(いまは寄り道して、三枝匡さんの「戦略プロフェッショナル」を読んでますが、ノンフィクションで描かれてるのでかなり面白いです)

それは「市場(しじょう)」という概念についてです。
「市場ではなく、産業を創る」という言葉で僕自身も過去に発信していると思いますが、今日はあえてこの本にもある「市場」という言葉を活用して説明していきたいと思います。

記述されていた内容をものすごく簡単にいうと、元々「市場」というのは、お互いを発見し出会いに行く場所であった「いちば」を指していたが、いつしか「しじょう」という、もうすでにそこにある非常に閉じた言い方をしてしまい、迷宮入りしてしまっている会社が多いことが問題だ、という内容が記されてます。

ただ、本来は「市場」があるから事業をするのではない、事業機会に対する独自の考察により、無辺の「いちば」の中から新たに自社の「市場」を創るものだ、という内容です(解釈間違ってたらすみません)

これは面白い捉え方だなと思いました。
そして、我々がやってる事業というのはまさにこれだな、と思ったのです。

そもそも「コミュニティ」という「市場」があるから事業をしてるのではない「コミュニティ」という事業機会に対する独自の考察により、無辺の「いちば」の中から新たにコミュニティといった「市場」を創っているということです。

企業の目的は、顧客の創造である」というP・F・ドラッガーの有名な言葉があります。

もはや我々のサービス自体が「新たな買い手との出会いの機会の発見であり、文字通り「顧客の創造」、あるいは大げさに言えば「市場の創造」と呼んで差し支えないものである、まさに「いちば」になりうるのでは、とさえ思っています。
その「いちば」を円滑に動かすために「MURAパートナーズ」も存在するのではないでしょうか。

僕の話をすると、前職では僕は「モノ」を売る商売をしてました。ただとてももどかしくて、いい商品を作ったり、扱ったりしていても、どんどん世の中にはいい商品が出てきてしまうし、もしこの商品がなかったとしても他の商品が手に届き、満足したり、問題が解決されると考えると、自分はなにを提供できてるんだ?と不安を覚えていたこともありました。

ただ、今はコミュニティという「市場」づくりを我々はやってるし、シンセカイテクノロジーズがやらないと立ち上がらないのではないか?とさえ思っています。

せっかくやるなら自分たちがやらなければ誰がやるという気概で市場を創っていく。
市場を創っていく気概を持って毎日を取り組めば、自ずと成長にもつながる。
「自分はどうしたら成長できるか」といわずとも、市場を作っていく過程で一生懸命目の前のことに取り組めば成長できるし、そもそも成長というのは、気づいたらできているもの。
そのワクワクさ、ダイナミックさを人に伝えてどんどん仲間を増やしていく。

いよいよ本番の幕開けの年になりました。
皆で全速力で走っていき、楽しんでいきたいと思います。

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