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麻雀×XENOの融合、『XENO雀』を生み出してしまった…「中田敦彦考案カードゲーム”XENO”を麻雀に取り入れてみた。

「リーチ後に精霊でリーチ取り消し…」「死神のロン和了…」「賢者で4枚の内からツモ…」…とんでも麻雀が完成してしまいました。


中田敦彦(オリエンタルラジオ)氏が作った最新のカードゲーム『XENO』を購入しました(普及用に5つ)

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この『XENO』というカードゲーム、シンプルでいて戦略性もあり、運要素と心理戦が程よいバランスを生み出しており、非常に面白いです。

いつもボードゲームを遊ぶ友人らと盛り上がっていると「麻雀と組み合わせたら面白いんじゃね?」という発想が生まれまして、新たにルールを設定して『XENO雀』プレイしてみたところ、これがハチャメチャに面白かったので、ここに書き留めておきます。


はじめに 〜『XENO』とは〜

XENOのルールについては「ぼくとボドゲ」さんのレビュー(およびルール解説)がとてもわかり易かったのでこちらをご参照ください。

『XENO』の超簡単なルール説明

読むのがめんどくさい、さわりだけわかれば良い、という人むけに超簡単版のルール説明もかいておきます(親切だね!)

◆ 10種類のカードがあります。
◆ カードには1〜10までの数字が書いてます。
◆ 数字に応じて「役職:効果」があります(後述します)
◆ 1枚ずつカードをめくり合います
◆ 最後まで強い(大きい数字)カードを持っていれば勝ち!

超ざっくり、ですね。

で、このXENOの最大の特徴が「役職:効果」の部分となります。
この要素により、運や心理戦が絡み、深いゲーム性が生まれています。
この「効果」を麻雀にぶち込んだのが「XENO雀」です。
※麻雀のルールと融合させるため、多少アレンジはしています。

それでは、それぞれのカードが持つ「本来のXENOにおける効果」と「XENO雀における効果」を合わせて解説していきます。

ルール 〜カードの役割〜

『XENO』には下記の10種類のカードがあります。

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基本的に数字が大きいほど強い(プレイヤーに有利な)効果を持ち、数字が小さいほど効果は弱くなります。ただし使い方や組み合わせにより、弱いカードが勝つ(XENO雀では””役に立つ”)場合もあります。

言い忘れましたが、麻雀は基本的なルールをそのまま採用しています。
今回は3人打ち(三麻)で行っております。

それではカードごとの効果説明です。

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◆ 10:英雄(潜伏・転生)
XENO→場に出すことができず、捨てさせられたら脱落する。『皇帝』以外に脱落させられた時に『転生札』で復活する。
XENO雀→2〜8までのカード効果をどれか一つ、使うことが出来る(オールマイティ)

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◆ 9:皇帝(公開処刑)
XENO→指名した相手に山札から1枚引かせて、手札を2枚とも公開させる。そしてどちらか1枚を指定し捨てさせる。
XENO雀→指名した相手の手牌を公開させて、指定した牌を打牌させる。効果の発動は指名した相手の手番のツモ後に行う。公開時間は5秒とし、公開前には混牌(牌の順番をバラバラにする)しても良い。リーチ対象者を指名した場合は手牌の公開のみとする。

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◆ 8:精霊(交換)
XENO→指名した相手の手札と自分の持っている手札を交換する。
XENO雀→指名した相手の手牌と自分の持っている手牌を任意で選択し3牌ずつ交換する。発動はカードを引き、指名後に即時行われる。リーチ対象者の指名も可能、指名されたリーチ対象者はリーチを解除される。

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◆ 7:賢者(選択)
XENO→次の手番で山札から1枚引くかわりに3枚引き、そのうち1枚を選ぶことができる。残り2枚は山札へ戻す。
XENO雀→次の手番で山から1枚ツモるかわりに4枚ツモり、そのうち1枚を選ぶことが出来る。残り3枚は山へ戻す。戻す3枚は上家がシャッフルする。

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◆ 6:貴族(対決)
XENO→指名した相手と手札を見せ合い、数字の小さい方が脱落する。見せ合う際は他のプレイヤーに見られないよう密かに見せ合う。
XENO雀→和了時に一翻UPする(ドラ扱い)

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◆ 5:死神(疫病)
XENO→指名した相手に山札から1枚引かせる。2枚になった相手の手札を非公開にさせたまま、1枚を指定して捨てさせる。
XENO雀→指名した相手の手番のツモ後、相手の手牌を非公開にさせたまま、1枚を指定して打牌させる。リーチ対象者を指名することは出来ない。

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◆ 4:乙女(守護)
XENO→次の自分の手番まで自分への効果を無効にする。
XENO雀→次の自分の手番まで自分へのカード効果を無効にし、効果を発動した手番の打牌に対してのロン和了、ポン、チーを無効にする。

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◆ 3:占師(透視)
XENO→指名した相手の手札を見る。
XENO雀→指名した相手の手牌を3牌指定して見る。リーチ対象者も指名することが出来る。

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◆ 2:兵士(捜査)
XENO→指名した相手の手札を言い当てると相手は脱落する。
XENO雀→指名した相手の手牌(1種類のみ)を言い当てると、相手は言い当てられた牌のみ公開する。複数牌ある場合は、全て公開する。指名後にツモってきた牌は公開の対象とはならない。

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◆ 1:少年(革命)
XENO→1枚目の捨て札は何の効果も発動しないが、場に2枚目が出た時には皇帝と同じ効果「公開処刑」が発動する。
XENO雀→1枚目の捨て札は何の効果も発動しないが、場に2枚目が出た時には皇帝と同じ効果「公開処刑」が発動する。

カード説明の補足

さて、各カードの効果については理解して頂いたと思います(実際にプレイしてみると笑えます
カードについて、いくつか補足事項があります。

◆ 「1〜8」のカードは2枚ずつ、「9/10」のカードは1枚ずつ
9(皇帝)10(英雄)は、効果の強力さ故に1枚ずつしかありません。こちらは本家のXENOも同様です。

◆ XENO雀では「2〜6、10」のカードは引いた以後であれば、任意の手番で使用することが出来ますが「1、7〜9」は引いた手番で強制発動となります。

麻雀との組み合わせ方

それでは、実際にどうやって麻雀と組み合わせるのかを説明していきます。
今回は3人打ち(三麻)でのプレイ説明となります。
基本的なルールや役などは麻雀と全く同じで問題ありません。
XENOのカードを融合させるために抑えるポイントは4つです。

◆初期配置
◆いつカードを引くのか

◆いつカードを使うのか
◆いつカードの効果が発動するのか

ひとつずつ見ていきましょう。

◆初期配置
みなさん、麻雀牌の中には『季節牌(花牌)』という牌があるのはご存知でしょうか。

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「春」「夏」「秋」「冬」と書かれた4つの牌です。
正直みたことあるけど使ったことがある人は少ないと思います。まさか初めて使うのがXENO雀になるなんて思ってもいませんでした。
実際の使い方はこちらだそうです↓

花牌とは中国麻雀で使用する図柄に四季が描かれた特殊な牌の事です。花牌は通常の麻雀だとあまり使われることはありませんが、中には花牌を使用するローカルルールがあります。ローカルルールなので使い方には細かな違いがあるようですが、花牌が手牌にある場合、その枚数分を鳴きと同様公開し、公開した花牌の数だけ嶺上牌からツモをします。アガった時に1枚一翻(ドラと同様の扱い)として計算するのが一般的です。花牌と同様に季節牌という特殊な牌も存在します。

XENO雀ではカードを引くために、この『花牌』および『北(ぺー)』が必要となりますので、山を積む際に『花牌』を加えてください。

そして、王牌の積み方が変わってきます。

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『王牌(ワンパイ)』とはドラ表示牌や嶺上牌(カンの時にツモるアレ)などが積まれている山を指します。通常、嶺上牌は4枚ですが、ここに更に8枚つけます。合計で12枚になります。

あとは普通の麻雀と同じように、山を分けていきます。
カードの山札は盤上の中央(河の中心)等にセットしてください。

◆いつカードを引くのか

カードを引くタイミングですが、自分の手番の際に『季節牌』および『北(ペー)』が有る場合、この牌を抜き、下家側の置いて(ポン、チーの位置)、嶺上牌をツモった後、カードを1枚引くことが出来ます。

引いたカードは「使う」か「伏せる」ことが出来ます(強制発動の場合は効果が発動します)
カードを「使う」か「伏せる」かした後、打牌します。


◆いつカードを使うのか

繰り返しになりますが、XENO雀では「2〜6、10」のカードは引いた以後であれば、任意の手番で使用することが出来ます。
引いたその手順で使っても良いですし、中盤から終盤まで温存してもOKです。
「1、7〜9」は引いた手番での強制発動となります。
あまりに強力すぎるため、制約を設けました。
ただし、10(英雄)を使用して、7選択、8交換の効果を発動する際は強制発動ではなく、任意の手番で発動させることが出来ます。

◆いつカードの効果が発動するのか

カードの効果が発動するタイミングはカードにより異なりますので注意が必要です。
・自分の手番時に即発動する効果(2捜査、3透視、4守護、6貴族、8交換)
・指名した相手の手番で発動する効果(1革命、5疫病、9公開処刑)
・使用した次の自分の手番で発動する効果(7選択)

実際にプレイしてみよう

ここまでルールを読んだ後は、一度実際にプレイしてみることをオススメします。やはりカードゲームやボードゲームは「一度やってみる」のが何よりも早く理解できると思います。

おわりに

中田敦彦氏考案の『XENO』と『麻雀』を組み合わせた『XENO雀』
まだまだ改良の余地がありますが、プレイしてみた感想としては「麻雀に欲しかった”あったらいいな”要素」が追加されて、楽しく遊ぶことが出来ました。

普段から麻雀を楽しんでいる方にもオススメです。不確定要素が増えて笑えます。

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それでは良いXENO雀ライフを。

この記事を書いた人:カトオ(加藤慎也)
オンラインサロン”西野亮廣エンタメ研究所”メンバー
サウナが好き。
Twitter→https://mobile.twitter.com/ktsn0



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