心書Vol.0003〜援ける〜support
昨年末から試験的に、子どもらにかける言葉を変えています。
それは、なにかトラブルが起こったとき(おもちゃを片づけていないとかそんなレベルですが)、つい責任の所在を明確にしたい衝動にかられ、従来であれば、
「これ、誰がやったの!?」
と犯人探しの言葉を吐いていたところを、
「これ、直すの手伝ってくれるひとーー!?」
とその事後処理の支援を募るようにしました。
そう思った背景は、子どもたちに、
「オレじゃない」
「あいつが触ってた」といった、
「責任逃れ」や「なすりつけ」発言が増えてきた気がしたからです。
これはそれこそ、親の「原因探しグセ」が原因だろう、と思ったわけです。
さらに犯人探しと原因究明は、再発防止の観点では有効だと思いますが、、、まずは目の前で発生している問題を収束に向かわせることのほうがポジティブで、優先度も緊急度も貢献度も高いのではないかと思うの に至ったわけです。
と、いうことで、目先の現状打開の支援を募る実験を何度か繰り返し、、、
・子どもの反応が早い
・やってくれた子を褒められる
・子どもの責任逃れ傾向がマシになった(気がする)
ので、今日から正式な「オヤジの方針」として採用することにしました(事案によって柔軟に対応)。
子どもに対してだけでなく、自分も含めて、
「誰のせい」とかを気にするよりも、
「どうかなさいましたか?」
「お手伝いしましょうか?」
と言える人でありたいと思います。
また、語感だけの問題かもしれないけれど、助ける(help)ほどおおげさでなくても、ささやかでいいから援ける(support)を積極的にできる人でありたいと思います。