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JAM2024を見てのメモ

JAM(Japan Acappella Movement):日本最大級の野外アカペライベント

JAM2024 を配信で視聴しながらしたメモです。

※審査対象のグループのみについてのメモです
※講評とかじゃないです
※校正してません。そのまんまの雑な感じです

昨年のJAM2023で審査員を担当した人間がこういう勝手な感想を公表することの意味合いはよく分かりませんが、せっかくメモしたのでご迷惑がかからないような感じに一応気を使って手直ししたものを公開します。

思ったことをメモしたりしなかったりしたので、グループによってめちゃくちゃ文章量に差があります、ご承知おきください。

ほぼ最後まで無料で読めます。

配信のアーカイブチケットはこちらのツイートのリンクから買えます。

https://x.com/JAM_Acappella/status/1865179941396189480

前提

・配信環境で視聴しました、会場の聴こえとは違うので、現地で聴く場合の感じ方とはかなり異なるはずです
・自宅の視聴環境のせいか、映像が飛んでしまった箇所が複数あり、平等な観点にもなってません

メモ

Jawcal7

すごすぎわろた
Naturally7を今の若い人がカッコイイと思ってやっているということにまず胸打たれるな(自分がアカペラサークル入った時代の時点でNaturally7好きって人とかやってる人は激レアだった。自分より更に上の人たちにとって世代なグループはず:だけどわたしはサークル入る以前からアカペラ好きだったからNaturally7は好きで聴いていた)
なんかその前の時代ならではのカッコよさに突き進んでいったのが伝わってくる、動きの止め方とかね(振付ではなく)
ベースパーカスの水準凄まじいなー

カッコいいと真っすぐ言っちゃうと嘘かもな、ちゃんとしたダサカッコよさ
Naturally7”さん”と呼ぶ感じとか、真面目さが滲んでいて自分たちがかっこよく見られたいとかいう感じでもないのも、勘違いしてなさ、真摯さを感じる

テンポダウンするとことか、色気あるなぁ

GOBUSATA

ステージ冒頭で空気作るなー。なんかもうJawcal7のステージっていう感覚だったのが、仕切り直している
うまいなーーーさすがに安心感ある
ちゃんかわさんうめー
ラブラブラブこのテンポで抑えてやれるのすげーなー、冷静でクール。
1曲目も3曲目も途中自然なテンポアップする(してるように感じる)のどこまで意図的なんだろう?場の感じとかで自然に盛り上がってんのかなーとても納得感ある、ライブ慣れ感。歌い手がリラックスしていると聴き手も聴きやすいわな。
若々しアカペラがメインストリームな中、こういう大人な雰囲気の落としどころを見つけて示してくれるのはすごく良いよな(世界にとって)。審査されにきてるわけでもない(審査されにきてはいるんだろうけど!)感じとかね、良いよねー

ここまでまだ2バンドだけだけど、リズムがいいよなぁ。

これまた空気作るなー(笑)

2グループ連続で
(1コンセプトでいかに見せるかみたいな1ステージコンセプトという件とはまた別の)
どういう聴く姿勢に観客をさせるかっていうところからのステージメイキングが素晴らしいなぁ
年の功かなー

パーカスもハモれるのデカいよなぁ。ハモれるに越したことなさすぎる。これ多分二重の意味があって、シンプルにサウンドの幅、アレンジメントの幅が出せるっていう話と、ボイパが”歌える”(カンタービレの意味)っていうのがパーカッションとしても音楽的に良いんだよな。

リードボーカルの選択肢が多い!なんかグループとしてよくできてる(

WeMiiiii

ジブリをテクくやる、みたいなのって基本的に物凄い自己満足的で意味があまりない演奏になりがちだけど、そのラインは品質で超えてるなー
こんだけできるんだったら基本はジャズスタンダードナンバーで間にジブリもやってますよ、の見せ方でも説得力ある

2曲目、うーーーーんすごいなーーーこのアレンジャーどなたなんすご
短切りベルトーン(既にベルトーンじゃないかも)と、ちゃんとその意図が伝わり切って練習しきってあるの完成度すごいわ
選曲もいいよなぁ。鋭いジブリソング好きって感じがする

うーん、こんだけテクいと歌い手側の歌い方とアレンジメントの意図のちぐはぐ感が生まれてもおかしくないんだけど、なぜこんなにも浸透しきっているのか?ベースまで含めて、ベースすげーーー

カントリーロードいいねー、テンポアップからの流れの説得力ある

Stunner

上手だなー、かっこいい
卒ないなぁ

積み低めなの渋いなぁ、

うーんずーーーーっと楽しいねーボイパ軽やか

ずーーーっと聴きよいなー、変に裏切ってこないから聴きやすいよね、たいてい変化つけたくてテクさを入れちゃうけど、そうすると聴きにくくはなるんよな

勢いで進んじゃう感じとか、聴き手としてはありがたい

夕凪

うまwwww
すっごwwwww

いやーーー、なんかある程度以上の水準になると、結局ハモリポテンシャルゲーっていう説もあるんだよなぁ
つまり各評価値が及第点超えていると、結局最大ハモリレベルで決まる的な
で、あとはそれをちゃんと示せるアレンジメントになっているか
で、評価が決まっちゃう。

呑楽猫

配信アーカイブで映像が何度も飛んでしまっている涙 ので良さを感じ切れていない涙
えーコードワーク、転調なにこれおもろすぎるw相当極まってるアレンジャーだなー

ジブリカバー2グループめー
そうだよねー、と、思う。
そりゃ絶対良いもんなぁ。
カントリーロード被りも。

レベルたけーなー。

下敷きとなっているものがあるんかなー?凄いレベルだ、めっちゃ音楽できるアレンジャーなんだろうなー。リードの発声とか歌いまわしも含めて表現としてどこを狙うのか(こんなに変則的なのに)しっかり定まることある?すげー

アルミ漢

うって変わって爽やか~~~
リードボーカルの方の声、色気あるなぁ

ウーアーいいなぁ、フレーズ切りの歌い方シンクロ度すごいなぁ、相当に慣れた人たちで集まってんかなー

ボイパおもろwwこんな風にパーカスだけ揺らしていいんだ、発明だなぁ。その揺らしに全体が特につられないのとか、おもろい、だから自由度高いってのもあるわなぁ

ラストにかけてのアレンジとか、めっちゃいいなーちゃんと狙っている感じ

うたごえぽろぽろ

ジブリ3グループめ!
そうだよネーーーーいいもんねーー

もののけ姫、リードボーカルすごいなー、音色美し

ベースの深さは武器だなぁ、グループ全体としてサウンドのレンジが決まるしねー
ジブリってこういう弦楽的な雰囲気合うなぁ、フレージングで見せるのとか、オケ感とポピュラーミュージックの間のところを繋げることができる表現形態としてのアカペラっていう解釈もありうる

空模様

空気感、迫力あるなぁ。
めちゃくちゃ聴きやすい。箇所、パートによって発声器用にかえていて良い
上も良いし、ベースと4thの積み、良いなぁ、すごくどうすると鳴りが良くなるか分かってる感じだ

かなりしっかりしているなぁ。真面目さが伝わる。
音の切りでリズムが分かる感じとか、良いよねぇ。楽譜で音を追っているんじゃなくて、ちゃーんとプロから学んでいる感じ。伸ばしで変に引かないで保ってくれる感じとか良いんだよなぁ、安心して聴きやすい

蒼天のソレイユ

音圧良いね

明るく楽しい!さわやかさわやか、ずっとさわやかさわやかで前のめりでいてくれるのは良いよねー

最後の曲のリバーブの伸び良いなぁ、寒い中だと体動かさせてくれるのありがたいよねー

カメラ意識してファンサービスステージングしてくれるの配信勢的にはとても嬉しいなー
配信枠も投票券あるし、そういう意味でも大事よなー、自分たちの見られ方についてのメタ認識レベル高さを感じられる、とまで言うと大げさだけど、そういうのの積み重ねだよなーとは思う

グループの演奏関係なく思ったことなど

プロアカ聴こう話題について:
発声面、鳴り方のイメージが湧くっていうのはとても大きいポイント説あるなぁ。とりあえずモノマネで、サウンドを真似する、するとどのパートがどの箇所でどういう鳴り方をするのかが分かるという。それを踏まえた上でプロアカ以外のカバーソングを演奏しても、その鳴らし方だけ引っ張ってくることができるという。発声、サウンド面からオリジナルを追求するっていうのは、かなり無理ゲーというか、不利な面が大きい。

アレンジメントとか音楽観は変化を続けているけど、基本的な声によるハーモニーの鳴らし方は出尽くしているっていう説。

ステージ通して、魅力のピークを持ってくるための戦略は重要だなー
練習はえぐいくらいしてるだろうから、結局疲れとか、あとアレンジメントよなぁ
魅せれるとこ(それがたとえ1曲目の間奏であったとしても)を魅せればよい、みたいな考えだとしたらステージ全体の捉え方としてはちょっと浅い感じがするんだよなぁ、そこが基準値になってその後聴かれることになるし:まぁコンクール用に用意することにどれほど意義があるのかという話でもある

会場か、PAさんのお力か、残響が結構伸びるスケールが大きい会場なんだよなぁ。それに対して、特にメインリードの方がどう感じるのか、ある種その場の空気、伸び方に合わせるのか?また、合わせたとしたらそれにバックが追従できるか?あたりは一つの重要な要素だろうなぁ。このスケール感みたいなものって練習では補いきれないから難しい。場数と事前の想定、そのための対策がモノ言うけど、ほぼ言われてないだろうから、本番一発どうなるかっていう感じになりがちなんだろうな。

会場の話だと、あと、お客さんを巻き込むのは相当難しいと感じる。(声ださせたら駄目っていう縛りではあったのかな)
ステージ側が相当前のめりで迎えに行かないと、お客さんも飛び込んでこないというか、ステージ側が及び腰だとお客さんも及び腰になる。会場以外にも、お客さんの属性とか、着座とか、色々要素はあるんだろうが、あのスケールのステージでやり切り力(りょく)っていうのが相当求められる感じする。
とはいえバラードを寒い中聴くのもそれも大変なので、有利不利が明確にあるとかでもなさそう。(わたしはぬくぬく自宅鑑賞なので相対的にバラード有利な感触かもだが)
バラードにせよ何にせよ、スケール観はデカいステージの攻略上重要そうで、テクいことやるっていうことが諸刃の剣になりうるというか。
箱ライブ会場での評価と一番乖離が生まれるのはそういうポイントだと思う。

もちろん、各々がリアクションを表に出しまくって聴くわけでもないから、各々に刺さっていれば良いという考えもあるんだが、やっぱりその場での空気みたいなものは聴き手の感じ方に絶妙に影響していると思うんだよなぁ。
そういう意味で、分かりやすさとの両立っていうのが至上命題っぽい。

各グループ、ステージ単体としての雰囲気づくりとか、聴き手の姿勢作りの精度、コンセプトメイクが突き詰められていくことで、自分たちの時間になったときにどうそれを塗り替えるか、入りからどう仕切り直すか、っていうのがとても難しくて、意図してか意図しないでかはグループによるだろうけど、そのあたりをケアできている方が聴き手が最大に魅力を感じ取れるっていうのあるわな。
そういう意味では当然出順も影響する。
分かりやすいところでいうと、スロー→アップとか、アップ→スローとか、ジャンルまたぎなど。マニアックなところでいうと、コードの複雑さとか。前のグループが使ったコードを踏まえてそこからどう自分たちのを聴く姿勢にシフトしてもらうかっていうことなんだけど、多分強制リセットに近い手法はいくつかあって、それを使えているグループはやはり聴きやすかった。

これはグループ間の出順の話だけど、当然というかむしろステージ内での曲が続く中での聴かせ方の転換が重要で、最終的なステージまで見据えているかは相当差が出るポイントだわな。

おわりに

というわけでメモは終わりなんですが
・なにかの役に立ったーという方
・労いの気持ちに溢れた方
に続きを購入してもらえればと思い、有料部分を用意しておきます。
※大したことは書いていないと思って下さい

お読みいただきありがとうございました。

演者のみなさん、運営のみなさん、お疲れさまでした。

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