2022年04月25日 子ヤギの噺
子ヤギが生まれて、もう2ヶ月ほどですかね。大きくなってきたから、一度、母ヤギの元に戻そうとしたんですが、あのDV母ヤギ、子ヤギを突き殺さんかというばかりにツノを振りかざして突進してくるので、母子同居は諦めて。せめて、子ヤギが対抗できるほどに大きくなるまでは、ヤギ児相として保護しないなと思い、まだ我が家におりますが。もう、離乳はしてもいいかな、と。哺乳瓶で牛乳をやってきましたけど。草も生えてきて、食べまくっていますので。
自由に放牧させておくと、別にどっかに行くことは無いんですけど、その辺の庭木とかを食うので、1畳ほどのスペースを囲っています。それを1日、数回、移動させるわけです。考えてみると、3匹の子ヤギ(なんか昔話のタイトルぽい)で、1日あたり、6畳の草を食い尽くす感じですかね。そりゃ、もっと移動させれば、もっと食うのかもしれませんが。
こういう感じに、移動式の小屋、というか、枠を作って、新しい土地に動かすというのは、チキントラクターが有名です。ヤギは草の根元を残すけど、ニワトリは土をほじくり返しますから。耕されたみたいになるんですね。で、鶏糞も提供する。ということで、荒地に、移動式の枠とニワトリを放って、耕してもらって、その後を畑にするという、パーマカルチャー(持続可能な農法)でのチキントラクター、ってやつ。ヤギはトラクターではなく、草刈機ですね。ヤギ草刈機。
もっとも、これが可能なのは子ヤギの時だけで、大きくなったら、無理ですわ。すぐに枠を破壊するだろうし。っていうか、うちのヤギ枠は、障子の桟(さん)を使っているんですよ。不要になった障子の、紙を剥がした、木の部分。それを組み合わせて、枠にしているんですけど。障子の桟って、細いでしょう。子ヤギは楽々と破壊するんですよ。で、やべえ、って思って、板で補強して。ま、生後2ヶ月の子ヤギは障子の枠を楽々と破壊するぐらいの力はある、ということです。
さて、やっと、まとまった雨が降りそうで。僕は田んぼをしていないんですが、周りの田んぼ農家さんたちは、この水不足で代掻きができないという、そんな状況でしたから。良かったんじゃないですかね。代掻き(しろかき)ってのは、田んぼをプールみたいにするやつです。水をガンガン入れて、トラクターで攪拌しながら、そうすると土が泥になるでしょう。土に水を入れるだけだろ、泥にはならないですけど。ぐちゃぐちゃにして、泥にしないといけないんですよ。それが、代掻き。
で、代掻きするときは、一番、水が要りますから。一気に水を入れて、やらないといけない。で、雨なんか降ってくれると最高で、そもそも、田んぼの土が水を含んでくれますから、入れる水が多少、少なかろうとも、大丈夫なんですね。また、うちの周りでは、農業用水路ではなくて、普通の沢から取水している田んぼも多いですから。そういうところは、雨が降らないと、そもそも水が流れていない、っていう感じですからね。ま、恵みの雨というやつでしょう。
田んぼ農家にとっては、雨は代掻きチャンスですが、僕の場合は野焼きチャンスですね。昨日も雨の中、野焼きしましたが。キャンプファイアーみたいで面白いですよ。刈り草の野焼きぐらいは、火も小さいし、煙ばかり出て面白くないけど、スギとかの枝葉の野焼きは、迫力あって面白い。こういうのをイベント的にやったら、良い体験になるのかな、とか思ったり。ま、イベントでやるんだったら、雨の日はしんどいから、ちゃんと燃え広がらない場所を作った上での、野焼きイベントかな。うん。またあした。CIAO。
04/04/25 08:44 N.Kato:D
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