2022年05月11日 クレイジーソルトの噺
クレイジーソルト、っていう、ハーブが混じった塩があって。愛用していて、詰め替え用の1キロぐらいのやつもストックしていたんですよ。キャベツと豚肉を煮込んで、クレイジーソルトで味付けとか、そんな感じで、なんだかんだ使っていたんですよ。で、詰め替え用も使い切っちゃって、買わなきゃなと思って、スマホの買い物メモに「クレイジーソルト」って記入したのが、もう数ヶ月前のこと。
それ以来、スーパーとかで探すんですが、見当たらない。前は普通に売っていたんですけどね、どうしたんだろ、クレイジーソルトが売っていない。じゃあ通販で買おう、っていうほどのものでもなくて、スーパーにあれば買うけど、っていう感じだったんですよ。それにしてもクレイジーソルトを見ないなと思って、ひょっとして潰れたの?ウェイバーみたいに権利関係のゴタゴタとかあったの?とか思って、ググったんですよ。
ちなみにウェイバー(味覇)は、今は創味シャンタンです。元々のウェイバーは創味シャンタンでして、現在のウェイバーは偽ウェイバーだそうです。もっとも僕は現在は創味シャンタンしか買っていないから、現ウェイバーの味が昔と違うのかとかは知りませんが。そもそも馬鹿舌だし。とりあえず、創味シャンタンは美味しいです。ま、そんなこんなで、クレイジーソルトでググってみたんですよ。
そしたら、販売元が、緑茶輸入センターだったかな、なんかそんな名前の会社なんですよ。製造しているんじゃなくて、輸入販売ですけど。緑茶の販売から始まり、ハーブティーの輸入販売をして、そんで、ハーブ繋がりなのか、クレイジーソルトの輸入をし始めて、で、中国茶とかマテ茶の輸入販売もして、普及のためだか、協会を作って、中国茶講師とかの資格ビジネスもしているっぽい会社なんですけど。会社概要を見て、なんだこの会社、って思ったんですよ。
好き嫌いで言えば、こういう、株式公開もしていないだろう同族経営の、ニッチの覇者みたいな企業、僕は大好きですね。勝手にイメージだけで言っているので、ひょっとしたら同族経営でもなんでもなくて、プライム上場企業かもしれませんけど。大企業に頑張って就職するより、こういう、ニッチの覇者は、かなりホワイト味があると思うんですけど。ま、就職したことないので、ブラックもホワイトもイメージだけで言っていますけど。
僕は就職したこと無いのに、しようと思ったことも無いのに、ビジネス書とか読むのは大好きなんですが。ホワイトで有名な企業では、長野の寒天会社があるんですよ。寒天のシェアがすごくて、まぁ、裏とってググってから書けよとお思いでしょうけど、今ね、ルーターっていうんですか、Wi-Fiを飛ばすやつあるでしょ、黒いやつ、バッファローとかのやつ。あいつを付け替えしている最中に書いているので、ググれないんですけどね。ま、「長野 寒天 ホワイト企業」とかでググれば出てきますよ。そいつ。そういう企業とかね、最高ですよね。
僕はそもそも競争が嫌いなので、だから、競争していないニッチの覇者って好きなんですよ。社会の役に立っているし、楽そうだし。動物でも、ペンギンとか良いよな、って思う。こんなのは個人の好みですので、何が良い悪いじゃ無いですけど、ハクトウワシ(アメリカのシンボル)より、ペンギンの方がかっこいいと思う。だって、南極で飛ばないで、泳いで魚を取ろうという戦略とか、すごくないですか。それで実際に繁栄しているわけだし。
そういう意味で言うと、前にも書いたと思うけど、サプリのDHCね。あそこは元々の社名が、大日本翻訳センター、なんですよ。いや、ルーターの付け替え中ですので、ググっていないですけど。たしか、そんな名前。で、それの頭文字でDHCですよ。元々、文章の翻訳の会社なんですよ。それが時代の流れで、サプリの会社になった。良いですよね、その豹変っぷりというか。やっぱ、会社というか、これは個人でもそうなんだけど、必要とされることをやる、誰もやっていないことをやる、っていうのが良いことだし、楽だよなと思う。
だからね、自分がやりたいことをやれ、なんていうのは、あんま僕は勧めない。そりゃ、どうしてもやりたいことあるんなら、やりゃ良いんですけど。そうじゃない人が大半だと思うし、それで良いんですよ。人間、そんなものです。で、周りで、必要とされていると思うことを、やればいい。でも一方で、社会通念として、競争して最大限の金銭的価値を生み出せ、みたいなものもある。入る大学だって、自分が必要とされている、自分の能力が発揮できる、というより、単に、入れる中で最大限の偏差値の大学に入るのが普通ですから。
結局、物差しが一つだと、大半の人が不幸せになるということです。だから多様な物差しがあった方が良い。ペンギンとスズメとハクトウワシのどれが優れているとか無いのに、飛ぶ速さという物差しで、スズメとペンギンが劣等感を抱いているみたいな話ですよ。周りに必要とされることをすれば良いんだけど、その周りが狂っているから、ちょっと難しい時代です。またあした。CIAO。
04/05/11 10:35 N.Kato:D