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効率化、を考える ~数えてみるっていう提案~

こんにちは。かとみさです。

普段はIT企業でSEをしながら、家事育児はほぼワンオペ、保育園は二か所送迎をしつつ(今年から一か所送迎になったけど)、ストックイラストの魅力に取りつかれ・・(他省略)あれやこれやと楽しんでいるアラフォーです。

そんな私に対し、いつも会社の皆さんが口をそろえて「なんでいつも元気なの!?」というフレーズを、今日もふと思い出し。今日はその、楽しめてる秘訣の一つと個人的にとらえている「効率化」にまつわるお話。

効率化、とは

うまくやろうとしないこと。これに尽きると思っています。

なんやその身もふたもない表現は!?って感じるかもしれません。が、そもそも効率化じゃない場面って、どういうときだと思います?

何かしらの動きに無駄がある、と考えるのが一般的。でも、その無駄ってどこにあるかということを、どこまで考えていますか?という話です。

効率化を考えるとき、すべての物事には「導線がある」と捉えると、その導線の邪魔をしているものが何なのか?が見えてきます。この邪魔を排除すること。それが「効率化」、、、である(言い切った)。

効率化を考えるときのポイントは2つ

時間なのか。動きなのか。はたまた両方なのか。いずれにしても、ポイントは「時間」と「動き=導線」の2軸。これは家事育児でも、メイクでも、IT業界で言えばシステムでも同じ。「手間がかかる」「時間がかかる」のどちらかが発端になって、何かしらの効率化を検討するフェーズに至ります。

逆に言えば、快適に過ごしていると思っている間は効率化は考えないんですよね。だって事足りているから。「手間がかかる」「時間がかかる」という部分が課題としてとらえられて、初めて「なんとかせねば」となる

なんとかせねば、の最初にすること

「導線の整理」がまず一番。導線がぐっちゃぐちゃだと、時間はかかって当たり前。

例えば。家事の体験談を一つご紹介しましょう。

洗濯機から干場のベランダまで離れた家に住んでいたころ。ああ、何回行き来したら終わるねん!干す場所がもっと近くにあったらいいのに!あそこまで一度に全部持っていくのも重たいねんけど、小分けに何度も行くのも時間がかかるし・・・やばい。もう腰が折れそう!ああああああああ(以下略)

って、洗濯については本気で気が狂いそうになったことがあります(似たような経験をしている人はそこそこいるんじゃないかしら)。私の場合、当時の解決策は「洗濯機の上に突っ張り棒を設置する」でした。すごい壮大なアイテムを手に入れたわけじゃないのよ。でも劇的にイライラは減ったし、心も体も負担が減ってすごく穏やかに過ごせるようになったりました。

この例からもわかるように、糸口は必ずしも高機能で高性能な機器マシンを導入することではないんですよね。導線を整理することで「どこが楽になったら解決するか」が見えてくる。この見極めが、実は肝。

あなたはちゃんと、数えてる?

導線がスムーズになっても、どうしてもクリアできない課題があります。それは、時間。どうあがいても、一つ一つの動作の時短には限界がある。だからこそ「数えること」である程度「何にどれくらい時間をかけているのか」が自然と見えてきます。

数えるて。んなあほな!って思うでしょ。
でもこれがねぇ、仕事で言えば「時間を見積もる」ことにもつながります。何にどれくらい時間をかけてモノゴトに取り組んでいるのか、を知ることは大事。家事育児でも、仕事でも。

本業SEの仕事の場面でも、自分の仕事量に対して時間の見積もりができる人は出世コースなイメージがあります。限られた時間の中で、どうしたらモノゴトを効率よく進められるかを考えるとき、時間が肝だと理解しているからだと思います。私自身を振り返ってみても、時短勤務になるまでは割と非効率な方だったな。残業も多かったし、不器用。仕事の手際も、悪いというか、無駄が多くてその割に成果物の出来具合も絶妙によくは。。なかった(闇に葬り去りたい)。

導線がどんなに良くて、ツールや機械もシャキシャキ働いているのなら、人が動く部分をどうにか効率化しないといけないのです。あなたはちゃんと、数えてる?

数え方のヒント

時短勤務になってから編み出した一つの方法が「数える」こと。

家事育児で言えば、洗濯物でも、トイレ掃除でも、ゲームのように一個一個の行動を秒刻みで数えるんです。食器を食洗器に投入するフェーズとかでもいい。そうしてリズムを刻みながらやり続ける。

これをずっと続けていると、なにがいいか。
時間の予測ができるようになる。時間の見積もりがうまくなる。「ああ、あと10秒くらいでできるなとか」とか「これに時間かけすぎてたから次はてきぱき動いたら3分くらい縮められるんちゃうかな」とかとか。

踊るように。リズムを刻んで。
1、2、3、4・・・ここまで読んで、あほか!と思ったあなた。私のカフェオレタイムについてもちょっとご紹介しましょう。

おいしいコーヒーをゆっくり抽出して楽しむ時間が、復職直後の私にはなかったころの話。カフェオレは飲みたい。でも、当時はメイクの途中で都度お湯を追加で注がないといけない工程が私としては許せなかった。一連の行動が細切れに中断されるというプロセスは、往々にして人をイラつかせます。朝っぱらからご機嫌に過ごしたいのに、どうしたらいいんだろう。

パック売りのカフェオレでもいいじゃん、と思うでしょ?ですがそれは断固として嫌で。やっぱりちゃんと自分で淹れたコーヒーの方が私はおいしいと思うから。添加物も入ってないしね。本当はちゃんとじっくり、豆からひいて淹れる方がおいしいのもわかっている。でもそれは将来のお楽しみとして、今!時間制約がある中で、私はカフェオレを楽しみたかったのです。

そうして悶々としていたら、ある日中古で見つけたコーヒーメーカーを見つけまして。即買い。いまは10秒でコーヒーを淹れるプロセスは完了します。

ふたを開け(1)、フィルターを取り出し(2)、折り目を追って(3)、フィルターを設置したら(4)、下段の棚からコーヒー豆を取り出し(5)、スプーンで豆粉入れて(6)、容器を取り出し背後の蛇口から水を入れ(7)、容器の水をメーカーに流し込み(8)、蓋をしてコンセントを指し(9)、スイッチをオン(10)。10秒で設置完了。

ね。あとは待つだけである。

運命的な出会いを果たした、コーヒーメーカー。これなしでは今は過ごせない。

子供たちを送り出すときの私のトイレタイムも、私自身の仕事着に着替えるときも、何かしら小さな動作が連続であるときには各動作が1秒ずつになるようにカウントダウンして乗り切っている。

せわしないなぁ、と思うだろうけど、これは導線を整えてもたつかないようにしているからこそ、刻みながらリズミカルに踊るように過ごせるなあとも思うのです。秒刻みにできない部分は、導線の詰まり。一時的ならいいけれど、毎回躓いてしまってイライラするなら、その詰まりをどうすれば排除できるかのヒントにもつながりますしね。数えるって、楽しく乗り切れる魔法の呪文じゃないか!?とすら私は思ったり。逆に、ゆっくりしたいときは数えない。ちゃんと時間は忘れて過ごします。

まとめ

数えられるレベルまで導線の整理ができると、本当にいろいろな物事がスムーズに動くようになります。そして何より、段取りよく物事が進むとどんどん楽しくなってきます。

家事育児は平日土日もほぼワンオペで過ごしている私ですが、10秒でコーヒーセッティングが完了すると小さな達成感もある。気分が乗らない日も、1、2、と数え始めると「ああああ2秒かけてもーた!」みたいな一人突っ込みをして毎朝のドタバタを愉快に(?)乗り切っています。

是非。なにか手間だな、時間がかかるなと感じることがあったならば「リズミカルに数えられるか?」をテーマに導線チェックしてみてください。きっとヒントが見つかる・・・はず!たぶん。

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