Kindle出版を手伝った時の備忘録
※この記事には友人の小説を応援するための広告が含まれています。
はじめに
友人のKindle本作成をサポートする機会がありました。その過程で学んだことや注意点を共有します。Kindle出版の詳細な解説は他のサイトに譲り、ここでは要点と個人的な経験に焦点を当てます。
前提条件
出版物:小説(原稿用紙約400枚相当)
原稿形式:Word文書
作業の流れ
KDP(Kindle Direct Publishing)への登録
Wordファイルの変換
校正作業
出版手続き
※校正は作業初期から行うことができますが、ここでは実際に行った手順に基づいて進めます。
KDPへの登録
これが最もハードルの高い作業でした。ここさえ突破すれば、あとは手間をかけるだけです。
二段階認証のメールが来ない問題
最初に登録したいメールアドレスで二段階認証を試みたのですが、肝心のメールが届かず。別のメールアドレスでは問題なく届いたのですが、最初のメールアドレスを使いたかったため、試行錯誤しました。結局、時間を置いたり、一度ログアウトして再ログインすることで解決したと記憶しています。原因は特定できませんでしたが、一度登録できれば問題はないので、追求はここで終えました。TIN(米国の納税者番号)の入力
マイナンバーが使えるとの情報もありましたが、結論としては使えませんでした。入力しない選択肢を選べばOKです。情報が錯綜していた時期だったので戸惑いましたが、今ではネット上でわかりやすく説明してくれるサイトがあります。
Wordからの変換
Word形式の原稿をKindle本として出版するためには、kpf形式に変換する必要があります。この作業は「Kindle Previewer3」を使って、拍子抜けするほど簡単に行えました。変換後は、プレビューで不自然な箇所がないかチェックを行いました。
解決できなかったこと
1ページの真ん中に文章を配置することができませんでした。電子書籍では行数が固定されないため、このような調整は難しいようです。いろいろ調べましたが、Wordの原稿を修正する方法では解決できなかったので、最終的には挿絵として作成することで対応しました。
校正
友人はここで苦労していました。私は一部サポートしましたが、次のような手法を用いました:
横書きを縦書きにして読んでみる
音声出力で聞いて、違和感がないか確認する
間違いを見つけたら、同じ間違いが他にもないか全文検索する
Wordの機能を使いました。校正には有効だと思います。
出版
校正が完了したら、いよいよ出版です。作成したkpfファイルをKDPダッシュボードからアップロードすれば完成です。表紙はココナラで外注したそうです。
最後に
Kindle出版は、最初の登録さえクリアすれば、思いのほか簡単に実現できました。この経験を通じて、私自身も何かネタができたらKindleで出版してみたいと思うようになりました。
完成した作品「鎖」は、Kindle Unlimitedで読めます。面白いので、ぜひチェックしてみてください。
友人のサポートを通じて学んだことをまとめてみました。これからKindle出版に挑戦する方にとっても、何かしら役立つ情報があれば幸いです。