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東京フレンドリー結婚③

中途半端が嫌いだ。

喧嘩とまでもいかない、些細な言い合いをしているときも、「もういいよ」などとやり取りを投げ出されると、いてもたっても居られない。我が家の小競り合いは、どんなに小さな出来事であろうとその原因を解明しなければ終わらない。

もちろんその施策を推進しているのは、他でもない私のみである。夫は多くの場合早く終わらせたそうな顔をしている。
しかし、全ての出来事には原因があり改善点がある。どこで歯車がずれたのか、どう言葉を返すべきだったのか、何故声を荒げることになったのかを顧みないと気が済まない。まあまあ厄介な女である。

この施策を4年近く続けてきたからこそ、お互いのことは嫌というほど理解を深めることができた自負がある。おそらく、我が家は他世帯と比較しても誤解や歪んだ憶測が少なく、根拠のある信頼関係が構築されていることだろう。

私が納得しないと気が済まない性格なのはもちろんだが、今後同じことで揉めたくないための防護策でもある。ストレスの蓄積も厄介事を後回しにするのも未来の自分への負債でしかない以上、起きた事象についてはお互いの熱が冷めないうちに話し合いをするべきなのだ。

東京フレンドリー結婚①
東京フレンドリー結婚

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