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初夏の札幌、アートな登山@モエレ山

北海道のベストシーズンがやって来ました!
通り抜ける風が心地よい、ソフトクリームの美味しい季節です。

アーティストが設計したモエレ沼公園

先週、京都から来た友人と、モエレ沼公園に行って来ました。
この公園は、彫刻家イサム・ノグチが設計した札幌市の総合公園です。
「モエレ」は、アイヌ語の「モイレペツ」が語源で、ゆったり流れる川という意味だそうです。札幌から車で30分の距離なのですが、その名の通り、のんびりした時間が流れていました。

まずは、モエレ山に登って

とてつもなく広い公園なので、到着後はレンタサイクルを借りて探検に出発!!
すぐに、ドーンとそびえるモエレ山のふもとに到着。迷わず登ります。
モエレ山は標高62mの人工の山。だからこその急斜面がかっこいい。(階段もあります)
山頂への道は、タンポポやその綿毛の咲く春の風景でした。
頂上へは10分程度で到着。
眺めも良好で、北海道の山々の稜線がくっきり。

下山後は、巨大噴水のショーを見たり、
ガラスのピラミッドという建物で公園やイサム・ノグチについての知識を深めたり。

イサム・ノグチが設計した遊具も可愛かった!!

イサム・ノグチって?

イサム・ノグチはアメリカ生まれの日系二世。父が日本人、母がアメリカ人でした。彫刻家の彼にとっては、公園自体も彫刻作品です。
彼には、「大地を彫刻したい」という長年の夢、構想がありました。しかし、規模の問題、政治的な要因などから、実現には困難が伴うものでした。
1988年 (83歳) 、彼は、この公園のマスタープランを作成し、その年に亡くなりました。

この公園には〇〇が埋まっている!?

モエレ沼公園は、イサム・ノグチの熱い想いを引き継いだ方々によって、2005年にグランドオープンしました。
そして、こんな素敵な公園も、元は廃棄物処理場でした。山や地面の下には、ゴミが埋まっています。
当時、視察に来たイサム・ノグチは、ゴミばかりの現状を見て、こんな状態だからこそ、自分がやるべき仕事である、と感じていました。芸術で人々の暮らしを、より豊かにしたい、と。
彼は、アートの力で廃棄物処理場を、市民のための公園に生まれ変えさせたのです。

「モエレ」な時間を過ごして

この公園は、入場料も駐車場代も全て無料です。
海外の方にも驚かれることのようです。
しかし市民のための公園だからこそ、気軽に来れることが大切なのでしょうね。
テントを張っていたり、犬の散歩をしていたり、めいめいがゆったりした時間を過ごしていました。

友人は、「何も知らずに遊んでいた公園が、実は美術作品だった!というのは、とても素敵な美術教育だ」と言っていました。教育関係の仕事もしている子なのです。
学校だけが教育の場ではないんですよね。大人になった私は、自己啓発や研修のように、わざわざ行くものが「教育」かのように錯覚していました。教育の定義が、とても狭くなっていました。けれど、今の私を教え育ててきて、これからも育ててくれるのは、そんなものだけじゃないはず。山でも街でも、目にするもの、触れるもの、感じたもの、その全てによって私は作られていくのだろうな、と思ったりしました。

最後はもちろん・・・北海道に来たら、お寿司!!

お昼は、近くの回転寿司「トリトン」へ。
「トリトン」は、札幌の回転寿司業界の一大勢力です。市内に10店舗ほど展開しています。
お手軽で、とっても美味しいんです!
このぼたん海老は、私を幸せな気持ちにさせてくれました☺️

リンク

モエレ沼公園

https://moerenumapark.jp

トリトン (お寿司)

http://toriton-kita1.jp

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