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(あなたの)作品集が作れます
貸し本棚には「記事を書く」機能があります。
これはnoteのようなブロックエディタで、例えば創作論や次回作の構想、作品の設定資料、登場人物の紹介などを記述し、本棚のジャンル、あるいは小説目次ページ、シリーズページなどの場所を指定して公開することができる機能です。
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このブロックエディタにはご自身の作品にリンクを貼ることもできるので、作品紹介記事を作ることもできます。
ですが、貸し本棚の記事には、もうひとつ便利な「外部記事を読み込む」という機能があります。
投稿サイトの自分の作品にリンクする
外部の投稿サイトにあるご自身の作品がダウンロードできるのであれば、貸し本棚に掲載することは簡単です。
小説家になろう、カクヨム、形式であればそのままインポートできます。アルファポリス形式であれば、タイトルに「$」などの特殊な文字をつけておき、インポート時にタイトル文字として「$」を指定するだけです。
しかし投稿サイトのご自身の作品をすべて貸し本棚に掲載したくない、あるいは投稿サイトごとに異なるバージョンになっている、などの特別な事情があるときは、これらの作品にリンクを貼ることができます。
外部記事を読み込む
記事リストの右上に、「外部記事を読み込む」というボタンがあります。
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そこからリンクページを開いて、ご自身の作品ページのURLを貼って読み込むだけです。
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投稿サイトがOGPに対応していれば、アイキャッチ画像とタイトル、説明文を読み込んでレイアウトします。
サンプルにある「twitterタグ優先」は、ogpタグ以外にtwitterタグがある場合にそちらを優先的に読みます。例えば、アルファポリスなどではtwitterタグを優先すると表紙画像を読みますが、優先OFFの場合はアルファポリス公式画像になります。
公開先はジャンル、シリーズ、小説作品のいずれかを選べます。投稿サイトの作品リンク集であれば、例えば「エブリスタ」というジャンルを作成して、そこへ作品一覧を投稿するとわかりやすいでしょう。
公開する
リンク記事は保存すると同時に即座に公開されます。
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このレイアウトされたリンクをクリックすると、当該作品を新規ウインドウで開きます。
禁止事項
外部記事リンクによって、他人の作品にリンクすることは禁止しています。それは別のリンク集サービスで提供している機能です。貸し本棚を使う意味はありません。
記事による作品集
通常の記事によって作品集を作成することもできます。
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記事の作品集は本棚のLP上には表示されないので、人目に触れにくいですが、記事の中に作品の解説を含めることができるので、シリーズものなどに読む順番と時系列を並べて説明することが可能です。
開発における記事機能
貸し本棚開発において、記事機能は「外部記事を読み込む」が先にありました。もともと構想していた記事機能は「noteがあるからいらない」という判断で実装していませんでしたが、せめてnoteの記事にリンクだけでもつけられるようにしよう、というところから出発しています。
その結果、記事機能まで実装したのは、貸し本棚がレーティング作品を取り扱っているためです。R18作品に関する記事は、その内容もR18になりかねないため、レーティングできる記事執筆機能を実装しました。
今回は作品集の作り方を解説しましたが、外部記事リンク機能はnoteの記事を貼ることもできます。noteに書いた記事を貸し本棚に掲載することで、作品以外の随筆、エッセイ、日記、メモ書き、設定集、資料、文献を一箇所に集めることができます。
貸し本棚の記事機能は登場人物の紹介記事などの「欲しいのにあまりみかけない」機能としても活用できます。
アイキャッチはUnsplashのMarkus Winklerが撮影した写真