荻窪高校演劇部が11月10日に都立高校定時制通信制芸術祭演劇部門で1位をいただいたことについていまだにnoteに書けていない件
Xにはつぶやきましたが、4年前に僕がコーチに就任した都立荻窪高校演劇部が、11月10日(日)に都立高校定時制通信制芸術祭に出場して、1位をいただきました。
一昨年が3位、去年が2位だったので当然今年は1位を狙……っていたかというと、当然無理だと思っていた、というのが本音です。なんたって、ここ3年連続1位を取ってきた高校の演技力のレベルの高さがハンパなく、しかもそれはいわゆる「新劇」の世界の凄さだったのです。王道の高校演劇、というか。
でも僕たちはいろんな問題を抱えた部員が揃う(←ヒドい言い方すんなっ)、伝統、というか芸風が継承されていない三部性の定時制高校の演劇部なので、僕がコーチに着任してから練習は週に2回1時間ずつしかできませんでしたし、部員が揃うことすら珍しかったですから、本格的な演技なんて教えてる時間はありませんし、そもそも僕は脚本家でも演出家でもありませんから無理ですし。
で、今回もできることだけをやってきたら1位になってしまい、当惑しつつ、学生時代に銀座みゆき館劇場主催の「大学演劇フェスティバル」で30数校中1位になったとき以来の嬉しさに打ち震え続けている毎日なのです。
心ではとてつもなく嬉しいので、毎日何回も当日のビデオを見返しては笑っては泣いて楽しんでいる日々を送っているわけですが、考えが全くまとまっておりません。
ただ、今日の部活でみんなでビデオを見た後、主演の1年生女子が「本当に楽しかったです」と目に涙を溜めて話してくれたことで、少し読者の皆さんにお伝えしたいことが 見えてきた気がしています。
そもそも、心からの感動や感激を文字にしようとすること自体が無茶なのかもしれませんが。
プロとアマチュアの大きな差、ということも大きな要因のようにも思います。
もうちょっと頭が冷えてきたら、ちゃんと書こうと思います。
Xでお祝いの言葉をくださったみなさま、ありがとうございました。