todoリストで1週間のゴールをつくる
「日々やることに追われていて、気づけば時間だけがどんどん過ぎている」
「やるべきことを後回しにし続けている」
そんな悩みを抱えている人に
『週間todoリストを作り、1週間のゴールを作る』ことをおすすめしたいです。
1週間の全体感を掴んで動けるようになります。
todoリストの落とし穴
todoリストを書く人は多いと思いますが、ただタスクを羅列しただけのtodoリストには落とし穴がひそんでいます。
それは
リストにチェックを入れたいがために、簡単なタスクから先に実行してしまい、本当に実行するべきタスクがなかなか実行できないという落とし穴です。
適切な順序でタスクを実行していくためにおすすめなのが、todoリストをグループ分けして整理する方法です。
1週間を描くtodoリスト
私は、①タスク全部書き出し②グループ分け③実行④振り返る
この流れで1週間を作っています。(PDCAが大好きで、生活に取り入れています。)
やり方をもう少し詳しく説明しますね。
①タスク全部書き出し
『来週の今頃、どんな状態になっていたいか?』を自分に問いかけながら、やりたいこと・やるべきことを思いつくまま書き出します。
仕事、家事、プライベート…なんでもOKです。頭の中に残さないようにすべて書き出してください。
(今週中にではないけれど、やらないといけないことが思い浮かんだ場合もここで一旦メモしてしまいます。)
一旦出すことで、頭の中がスッキリするかと思います。
やるべきことって、頭の中ではもやもやと無限にあるような気がしますが
書き出すことで具体的な総量が見えるので、ちょっと安心します。
②グループ分け
ここが本題です。
今書き出したタスク、いろんなジャンルのものがごちゃ混ぜになっています。
この状態ではどれから手を付けて良いかわかりにくいので、グループ分けして整理します。
例えば「仕事」「家族」「自分自身」「家事」「雑務」など…この辺は人によって色々な分類があると思います。
一つのアイデアとして、取り組む場所(家のデスクでやること、キッチンでやること、出先でやること、会社でやることetc.)で分けるというのも手です。その場で何をやるのか、迷わないので取り掛かりやすいです。
1週間でどこまでやりたいのか?を考えつつ、今週やらなくても良いことは、「やるかもしれないリスト」としておきましょう。
グループ分けして整頓すれば、優先度が見えやすくなります。
1週間のタスクは、多すぎないように…ちょっとだけ頑張ればできそう、くらいのイメージで設定してください。あれもこれも詰め込みたくなりますが、やれることには限りがあります。やることが多い場合は、「それって本当に必要?」と考えてみると、実はやる必要がないこともあるかもしれません。
③実行
期日が近いものから先に片付けていきます。
急ぎのものが片付いたら、次にやりたいのは「緊急ではないけど重要なこと」です。
何か学びたいことがあって本を読みたいとか、健康のために運動したいとかは、今すぐにやらなくても誰かに迷惑をかけることはありません。
ですが、だからといって先延ばしにし続けたら…理想からは遠ざかっていきます。何より、やりたいことをやらないで緊急の用事に追われ続ける人生は楽しくないです。
「緊急ではないが、重要なこと。」これが理想の人生を作るカギだと考えています。自分にとって重要なことを、意識的に実行してあげましょう。少しでもやってみると、いま自分の人生を生きている!感があって楽しいですよ…!
④振り返る
1週間を終えたら、週末の夜にでも今週どうだったかな…?とざっと振り返ります。
未完のタスクがある場合も多いと思います(人間そんなもんです、苦笑)
未完のタスクは、なぜそれをやろうと思ったのかを振り返って、本当にやる必要があるのかを判断します。
必要性が低いものは思い切って手放してしまうと、必要なことに割けるリソースが増えます。
やっぱりどうしてもやる必要がある…!と思うことは、来週こそ実行できるように対策しましょう。ステップを小分けにしてハードルを低めに設定しなおせば、どこかでできるポイントが必ずあるはずです。
いつ、何分間それをやるかを決めて、その時間の予定をブロックする・スマホでリマインドするのも効果的だと思います。
実行したいのにできないことがあるとき、結局は「やらない理由探し」をやめないことには、いつまでも実行できません。
いざ実行すると決めた時間になったとき、やらない理由はたくさん浮かんでくると思います。
それでもやるために必要なのは、「何のためにやるのか」です。
やる理由が明確になっていて、心からやりたいと思っていたら…やらない理由を跳ねのけて実行できるはずです。
逆に、「何のためにやるのか」に自分の気持ちが全く乗ってこないようなら…無理に実行しようとせずに、やり方から見直すべきだと思います。
todoリストを作ってよかったこと
マルチタスク防止
「あれをやらなくちゃ」という思考は、想像以上に脳のキャパを消費して目の前のことへの集中力を低下させます。
生産性を高めるために、マルチタスクではなく目の前のことに集中することが大切です。
「一旦忘れてもリストを見れば大丈夫」という安心感が、目の前のことに集中する環境を整えるのに役立ちます。
忘れ物防止
なんとなく場当たり的に過ごしていると、「やらないといけないことを忘れてた!」とか「もっと早くから準備しておくべきだった…」ということが起こってきます。
やるべきことができていなかったら、周囲に迷惑がかかったり自分の信用を落とすことにも繋がります。
少し先を見据えていれば、自分も周囲も安心して過ごせるようになりますね。
小さな達成感が得られる
「今週はこれができた」と自分で自分を認めることができます。
できなかったことと違って、「できたこと」を意識する機会って、あまりないですよね。達成感がないのに頑張り続けると、しんどい気持ちだけが残ってしまいます。小さな達成感は自分で作っていきましょう。
個人的に、タスク管理はデジタルよりも紙がおすすめ
タスク管理アプリもありますが、私があえてアナログを選んでいる理由は、タスクを確認したついでにSNSアプリに手が伸びてしまうからです。
タスクを確認するたびにスマホで他のことをしないように自制するのは、限りある判断力の無駄遣いとの考えから、紙に書いて管理しています。
これなら時間も判断力も無駄にしてしまう心配がありません。
また、「来週の今頃どうなっていたい?」や「このタスクは本当に必要か?」を考えるのは自分と向き合う作業です。思ったことをそのままアウトプットするのには、デジタルよりもアナログのほうが自由度が高く、思考が捗ると考えています。
(余談ですが、買い物リストだけはアプリで管理しています。買い物リストは自分と向き合う必要はないし、同じ項目が何度も登場するのでアナログよりデジタルのほうが便利でした。デジタルとアナログはどちらが良いというものではなく、適切な使い分けが大事ですね。)
(おわりに)書くことで毎日に推進力を
やることに追われて漠然と過ごすのと、やるべきことが整理された状態で少し先を見据えて過ごすのとでは、大きな差があります。
ちょっと手を伸ばせばできそうな"ちょいムズ"なゴールを1週間先に設定して、ゲーム感覚で楽しみながら前進できればと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました。