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赤ちゃんは生まれる

娘が教えてくれた。
保育園の先生、元気な赤ちゃんを出産して、保育園に連れてきてくれたらしい。

最近見かけないな、と思っていたくらいで、産休に入っていることも知らなかった。

そして、3歳の娘がしきりに言う。
「先生から赤ちゃんが生まれたんだよ」

「先生から」赤ちゃんが生まれた。
大人は「私から赤ちゃんが生まれました」とは言わない。
「から」という助詞は、経路や出所をくっきりさせる。娘はどれくらい意識的に「から」って言ってるんだろう。
「から」よりも先に習得してた「の」でもいい気がする。
「お腹から出てきたんだよ」って誰か言ったかな?

大きかった先生のお腹から、とうとう赤ちゃんが出てきた。そんな実感を感じる娘の言葉、なんだかいい。

すごいよね、先生から赤ちゃんが生まれてきた。衝撃的だよね。
先生が赤ちゃんを産んだ。
それよりも、先生から赤ちゃんが生まれた。


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