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コモドオオトカゲと暮らせば

コモドオオトカゲはほぼ半額だった。

無印良品の動物Tシャツは定番で、保育園で着てる子をよくみる。
絶滅危惧種の動物を腰のあたりに配置したデザインで、パンダやコアラは特に人気だからよく見る。

でも季節の変わり目になると、特定の動物が叩き売りされるのを見る。
それが、コモドオオトカゲだった。
以前は、ジュゴンが安くなっているのを見たことがある。

パンダは白黒、コアラはちょっと大きな耳、パッと見て目を引くチャームポイントがある。
でも、コモドオオトカゲとジュゴンって…?とくにないから、イラスト化されたときに、妙にリアルな肉感ばかり目に入ってしまう…もちろん一個人の感想でしかないけれど。

息子の着替え用に、コモドオオトカゲを連れて帰った。つぶらな瞳がかわいかった、そして、お安かったから。

コモドオオトカゲは控え目、先に書いた通り、パッと目を引くポイントがなくて、Tシャツのキャラクター感がない。ただ、そこにいる。キャラクターぽくない分、妙にリアルな存在感がある。

息子が朝食を食べていると、食卓より少し高い位置に顔をのぞかせる。朝食のパンをねらってるっぽい。

息子が積み木をすれば、ちょっと警戒しながらじっと覗き込んでいる風。かわいい。

コモドオオトカゲTシャツを、私は推す。

でも、まさかパンダやコアラと同量生産してないよな、って失礼なことも考えてる。

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