いってらっしゃいとおやすみなさい
ショートケーキのいちごは最初に食べるのにおでんのたまごは最後に食べる加藤です。
#なんのこっちゃ
#先に食べるか後に食べるか論争
#結局はその日の気分じゃないか説
僕には大好きな飲食店がいっぱいあるんですが、そんな大好きなお店のやっていることや使ってるもの、その人たちの言葉遣いをいっぱいまねしています。
#確実にやってる
単純に自分がいいなって思うことを自分の店でやっていったらいい店になるんじゃないかっていう考えと
その店に対するリスペクトと
僕には何十年と培った飲食経験がないものだから”まねする”しかこの業界で生きる術がないと自覚しているからです。
JULIAというお店が神宮前にあるんですが、東京にいた時に知ったお店で
自分の中でなんかの区切りとかに行かせていただいているんですが
初めて行かせていただいた時に言われた言葉すごく印象に残っていて
それが帰り際の
「おやすみなさい」
だったんです。
飲食店で帰り際におやすみなさいなんて言われたのが初めてで
なんか心がポッと暖かくなった感覚をまだ覚えています。
なんかいいって思うことをなぜいいと思ったのか?を考えるのが癖でして
#めんどくさい男
おやすみなさいってまず初めに使うのが家族に対してだと思うんです。
あとはパートナーの人だったり
その関係は遠くなく、むしろ親密なものだと思います。
そんな言葉をお客様と飲食店の間で交わされたことにまずドキッとして
あ、もうそんな関係なんだ私たち。みたいなトキメキがあったんだと思います。
#心は乙女
それともうひとつ
おやすみなさいの後は、朝が来て、また家族と顔を合わせます。
おやすみなさいをいうことで”また会う約束”ができた気がしていて
約束っていうと重いかもしれませんね
”また会おうね!”って感じですかね
だから”おやすみなさい”って言葉が好きで、自分の店でもなるべく夜お帰りになるお客様に「おやすみなさい」を使っています。
昼に「おやすみなさい」を使うのはおかしいので
「いってらっしゃい」って使ってます。
これはおやすみなさいと同じように”また会おうね!”っていう気持ちも込めてるんですが
昼ごはんを食べてまた午後から頑張ってこい!負けんじゃねぇぞ!みたいな色合いが強いかもです。
いらっしゃいませ、ありがとうございました。
その場30分程度の関係にしたくなくて
また行きたくなる場所、また会いたくなる人、ここに来ればなんとかなる場所
そういう存在(お店)になれたらと思います。