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返したいものがあります

青森からの電車で終着大館行きに乗る時は、若干ビクビクしながら目を閉じ眠りにつく加藤です。
#絶対乗り過ごしたくない
#乗り過ごプロといえば
#大谷さん
#青森で乗り過ごしたらもはや死

僕らはなぜ仕事をするのかという話があります。皆さんも少なからず一度はなぜ働かなければいけないのか思いを巡らせたことがあると思います。

公務員をしていた頃、遅くまで残って大量のペーパーを印刷している時、僕は何をしたいのか
印刷機から何枚も出てくる同じ紙をただ茫然と見つめ続けていたことがあります。

これは僕がやることなのか?
僕がやりたかったことなのか?

別に何かしたかったわけでもありません
ただ、異動希望を書いても書いても経理からは抜けられなくて
だんだんフラストレーションは溜まっていって
この仕事が誰の何のためになってるのか
全然答えが出せなくて、紙で切れた手がやけに腹立たしくて

コロナが青森にも流行りはじめて
自宅勤務を1度だけしたんです。
そしたらなんにもすることがなかったんです。
会社のセキュリティに入らないとやれないことばっかりで
ぼくの手の中には何もないことに気づいた時に急に怖くなっちゃって、絶望して
これ、この先どーすんだろ?って
会社の外に出た瞬間何者でもないことが不安でたまらなかったです。


あの頃はまだ自分に希望を抱いていて
俺ならできる、なんだってできる
そう思っていました。

安住の地から飛び出して
外の世界に出ると
やっぱり世界は広くて
ボコボコにやられて
自分が何者でもないことに気づきました。

そしたらここにいられるのは周りのおかげだったんだなってわかって
なんだか感謝の気持ちが沸々と溢れてきて
今、会える人に会っておかなきゃとか
今、ありがとうを伝えなきゃとか
思いはじめて


あ、そういうことだったんだなと

僕はみんなに返さなきゃいけなかったんだなと気づきました。

僕がみなさんに支えられたように
僕が周りの人、関わる人を支えていかなければいけないんだなって思いました。

自分の足で歩いてきたんじゃない
歩かせてもらってたんです。

これからは周りの人たちがまっすぐ自分たちの道を歩けるように
自分がしてきたもらったものを他の人たちに返していく番です。


「このバイトすっごく楽しいです。」

そう言ってくれるアルバイトさんがいるんです。
それも1人じゃない

そんな子がひとりいても嬉しいのに
そんな子が何人もいて
めちゃくちゃ嬉しいです。

ここですれ違ったのはその子のほんの一瞬でしかないけど
そこに楽しさややりがい、嬉しさがあったら
僕があなたに関わる意味があるなぁと思うばかりです。


連勤3週間目を迎えましたが、アルバイトさんの成長が著しくて、日に日に楽になっていく一方です。

GWもここからが本番
もう少し走りたいと思います。

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