2年後とか知らない
「東京の好きな道を教えてください。」と質問されたら、「裏渋から代々木八幡に抜ける道が好きです。」とちょっと通っぽい回答を準備している加藤です。
#エセ
#好きな道という質問なんて
#絶対されない
県庁時代、とある先輩がJICAに出向し、2年後に県庁に戻ってきました。
「おー!お久しぶりですー!」
「何年行ってたんでしたっけ?」
「2年?え、そんなもんですか?」
そこに残った僕の2年は何ひとつ変わりませんでしたが、先輩が踏み出した2年はすごいいい経験になったんだろうなと、ちょっと雰囲気が変わった先輩を見て思いました。
そして、あれから2年も経ったのかと少し罪悪感もありました。
月日の流れは大人になるにつれてどんどん早くなってる気がして
ついこの間姪ちゃんが産まれたと思ったのにもう3歳になったし
ついこの間ケースワーカーだったはずなのに今はパスタを茹でています。
#どんな人生
前にもお話ししたことがあるんですが、飲食の移り変わりはものすごく早くて
やりましょう
やめましょう
が頻繁に起こります。
公務員の時はやることに何ヶ月もかけて内容と予算を決めて、2年間だったり3年間事業を施行します。
だから最初はそのスピード感に全然慣れなくて
もうやるの?
もうやめるの?
と半分パニックでした。
「とあるお店が結構人気らしくて、一緒にやらないかって言われてるんですよねー」
と友達が言ってて
「そういうのってタイミングだから、絶対行った方がいいよ」
って僕も返してて
その後しばらく何もなかったので、あの話どーなった?って聞いたら
話がだいぶ延びちゃって2年後になりました。って
その時は「そっかぁ。」なんて返しましたけど
2年後は白紙と同じだなって思いました。
こんなに移り変わりの早い世界で2年後に採用を確約されることなんてまずあり得ないと思います。
うちはそんなことないよっていうところもあるかと思いますが、そうじゃないとこの方が多いのではないでしょうか
2年後には約半分廃業する世界線です。
今こうして営業できていることがどんだけ奇跡か
文字にしたら簡単なことですが、僕はまだその意味をちゃんとわかってない気がします。
この間の土曜。
11時にオープンして、他はまだ1、2組かノーゲスなのにうちだけが満席、外まで連なるウェイティング
いつもの光景になりつつありますが、その光景はやっぱり異様です。
ありがたいなぁっていつも思います。
このお店の立ち上げ僕もやったんです!ってちょっと誇らしくて
立ち上げやってよかったなぁとしみじみ思います。
何年後かを見据えることは大事だけど
今目の前のことに全力になることが前提で
その全力の先に面白い世界が待ってるんだろうなと思います。