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Dari

ネギトロ丼を残りのごはんがこれぐらいあるから、今はこれぐらいのネギトロにしておこうとかの計算をすることなく、好きな分のネギトロをほおばりたい加藤です。
#ネギトロ少なすぎ問題
#ローソンのネギトロ巻きが好きです
#まだある
#ここまで言ってなんですが
#セブン派です

高度経済成長期中頃までのおいしいものを作れば売れる”モノ消費”から
流行ったモノを売るんじゃなくて、体験を売る”コト消費”に移行し、
現代は健康維持や地域活性といった”イミ消費”に消費者の価値観は変化しつつあると言われています。

とはいえ、日本経済全体が物価上昇トレンドの中、日常消費における価格に対する消費者の視線はかなりシビアで
今働かせていただいている当店もそんなに安くはないので、メニューを見て「高っ」って言われることもしょっちゅうあります。

もちろん消費者にとっては安ければ安い方がいいという思考も十分に理解できますし、提供側にとっては慈善活動ではなく、それで生活していかなければならないので価格を下げることがどれほどしんどいことかも理解できます。

僕の考えとしては、その提示した価格でお客様が来なければ、それは世間に求められていないということですし、価格を下げて、自分が苦しい思いをしてまでやるのであれば、それはいっそのこと辞めてしまった方がいいと思っています。


この間、お友達の家でパスタを作らせていただいたんですけど
材料費500円だけちょうだいって言ったのにみんな1,000円くれて
あなたのパスタには1,000円以上の価値があるよって言ってくれて
こんなに嬉しいことはないです。
#心の中では泣いています
#号泣
#いつもありがとう
#でも今後作りづらくなるので辞めてください
#本当に
#作りたいのに作れない
#謎のジレンマ

提供側としては、その値段以上のイミをつけていかなければならないと思いますし、それを皆様に説明していく必要があると思っています。

イミのそのまた向こう側には”ヒト”がいると思っていて

あのヒトの作るモノだったら信頼できるとか
あのヒトに会いに行こうとか
もはやその時食べたい料理じゃなくて、その時に会いたい人で食べる場所を決めるようになるじゃないかなって思ってます。
だっておいしい料理なんていっぱいありますもん。

そしたらもう、加藤の出番じゃないですかね?
#違うか
#誰も会いたくないか
#誰か会いたいと言ってくれ
#頼む



ZUIのように言葉で伝えるんじゃなくて
MASAYA COFFEEのように過去と今を繋ぐんじゃなくて
Dariは、”今の自分でこれからを伝える”ことを目的としています。

僕の予備知識がない状態のお客様が大半となりますし、そこで印象に残ればお店自体知らない人に伝播されていく
いい意味もありますし、悪い評価も当然広まります。
今までは組織の中にいましたから、僕ではなく会社のイメージがどうなるかという状態でしたが、これからはお店の評判=僕の評価になっていくわけです。

そう思うとなかなかにシビれる戦いです。
#漏れそう



怖くないんですか?とかよくそんな勇気ありますね。とか言われますけど
もちろんその気持ちもありますが、今この経験をしておきたいという気持ちの方が強いです。

今経験できたらその何年後かにもっと違うことができるんですよ
それってもうワクワクしかなくて
今できるのであればやらないわけにはいかないじゃないですか




これがゴールじゃないんです
始まりだし、まだ途中です。
まだまだやりたいことがあります。

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