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自分の職業の怖さを知ってる人は強いですよね

料理って1回のミスでお客さんを失望させて、お客さんの信頼を失う可能性もあるんです。

現職の怖さを改めて考えてみる。
それは、自分の立ってる場所が見えなくなる可能性があることかなと思う。

どんなに仕事が遅くても、できなくても同期と多少ズレがあるにせよ昇進できるこの環境は、僕らの“本当の位置”をぼやかす。
ずっと組織の中にいれば、毎年異動があって、自分が変わらなくても周りは異動してくる。
そこにいる歴が長くなればその環境と仕事は詳しくなるから異動してきた人がわからないから自分が教える立場になって優位になっていると勘違いする。
そして一度“いいかげん”を覚えるとそれ以上進歩しなくても事は進むし、それを本気で注意する人なんていない。
そんな場所にいると、今自分がどこにいるのかわからなくなる。

もしかしたら僕もわからなくなっているのかもしれない。
恐怖に気づかせてくれたのは、コロナだった。
遠く離れた都会の出来事が、僕の街にもやってきて、交代でリーモートワークすることになったのだ。
そこで、いざ在宅になると僕にできることは何もないことを知った、まさに絶望だった。
社内ネットワークの中でするのが主な仕事の僕にとって、一歩組織の外に出れば何ひとつできることがない。
この会社に守られていたんだ。
足元の霧が一瞬で晴れて、自分がどこに立っているのかを教えてくれたのは紛れもなくコロナだった。

1回のミスで何かを失うことはほぼない。
ミスがないように下から上までハンコをもらってようやく執行できる僕らの仕事には、緊張感があまりなく、ただただ締切に追われる毎日だ
そして自分の中では当たり前のことをしているだけなのに求められていることをやると褒められるので、つい、見失ってしまう。
それを繰り返すうちに求められていることしかやらなくなったり、褒められないからとやる気を失ったり
そうなってしまえば、もうどこを歩いているのか、本当に前に進んでいるのかさえわからない

これが現職の怖さだと思う。

だからこそ自分がどうしたいのか、ゴールまでの距離はどのくらいか、どのルートで行けばいいのか考えなくてはならないと思う。
周りと比べれば、これぐらいでいいんだと絶対怠ける

今一度確認しよう。
今どこに立っているの?
ゴールまであとどれくらい?
どんな方法で向かう?

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