一球入魂ならぬ一皿入魂
Twitterで青森の人から流れてくる雪景色を見て、約2年弱そこから逃れてきた僕にとっては、ネフェルピトーがほぼ戯れでカイトを狩る回くらいの絶望感があるなと思っている加藤です。
#地獄
#津軽海峡冬景色
#年をとると寒さが耐えられなくなる説
200人以上もお客様が来て毎日毎日大変じゃないですか?
1日中パスタ作っててしんどくないですか?
この手の質問に返す答えは
「福岡の女の子みんなかわいいんで毎日作ってても飽きないっす!」
って言うお決まりのジョークがあって
ほんとにそう思ってるのもありますが、それが一番しんどくないように聞こえるからいいかなぁと思っています。
僕らにとっては200人の中の1人であるお客様ですが
お客様にとってはその日その時間に食べる唯一の一皿であってそれをテキトーに作ることなんて許されません
当然の話ではあるんですが、自分も含めて飲食に携わる人が何人できているかはわかりません。
たぶんそうやって考えられる人とただの飲食と考えてる人の間はかなり距離があって
そこにおいしいの差が生まれてしまうのかなと思います。
ワールドカップスペイン戦、僕は完璧負けると思っていました。
でも、アルバイトに熱狂的なサッカーファンがいて
「いやまだわかんないす」
「絶対起きて見ます!!」
って言うんです。
そしたら見事に勝利して
勝った後にそのアルバイトの子が出勤した時に
加藤「勝ったね!日本!」
って言ったら
アルバイト「はい!勝ちました!」
って満面の笑みで言うです。
あーこういう人たちの想いを代表の人たちは背負ってるんだろうなって思いました。
そしたら
あ、このお店いいな。おいしそうだな。
って思ってくれてる人が200人以上も毎日いたら
そんな幸せなことなくないですか?
とか思ったりもします。
僕は何十年もこの世界にいる人ではありません。
知識も経験も豊富ではありません。
ましてや呼吸をするようにいいものができるわけでもありません。
だから毎回盛り付ける時につぶやきます。
“一皿入魂”
こうしてもうまくいかない時もあります。
でもこれをやらないともっとうまくいかないと皿が増えると思うんです。
毎回やってようやくこれです。
これをしないといい皿は増えてかないし、自分自身成長しないのではないかと思っています。
毎日毎回この一皿に集中できるかどうかが大事で
それをしなければ僕がやる意味はなく
他の誰かが作ればいいと思います。
ってなことを本当は思ってたりするんですが
そんなこと言ってもたぶん引かれるので
これからも「可愛い女の子がいっぱいくるので飽きないです!」って言い続けます笑