一を聞いて十を知る
これも友人との会話の話です。
「一を聞いて十を知る」。そういうことのできる子が少なくなった、という話です。
アルバイトの子に、基本的なことを「一から十まで教え」た後は、自分で考えて仕事をして欲しいけれど、そういう子が少なくなった、とのこと。確かに雇う側としては、そういう人材は大切だと思います。
でも、その話を一緒に聞いていた別の友人から、
「自分の仕事では、十以上のことをされたら困る。」
という話が出ました。仕様書どおりの仕事が大切で、それ以上でも、それ以下でも仕事と言えない、ということでした。
その友人たちは、仕事の内容も職場での立場もそれぞれ違うので、この2つの意見を同列で考えるのはよくないかもしれません。どちらも正しいと思います。1つの視点でものを考えるのではなく、置かれている状況から生まれる価値観の違いというのは大切にしなければいけないと改めて考えさせられました。
そういったことをこれからの子どもたちに伝えていかなければいけない野田と思います。