教育カウンセラー養成講座 in 小田原①
はじめに
以前に8月に教育カウンセラー養成講座を受講したことをお話ししました。今回から4回に渡って、その講座の内容や様子をお伝えしていきたいと思います。ご覧になった方の中が、教育カウンセラーに興味を持ち、同じ思い持って進んでいただけたら嬉しく思います。特に、神奈川県の若手の先生方の目にとまるように祈っています。
資格を取ろう
1日目の内容に入る前に、以前にも少しだけ触れましたが、教育カウンセラー養成講座を、それも神奈川県で受けるまでのいきさつに触れておきたいと思います。
4月に教職を辞め、次の道を思案していたときに、何か資格があった方がいいのではないかと考えました。辞めると同時にメンタルトレーナーの資格は取ると決めていたので、メンタルやカウンセリングに関わる資格なら、同時進行で勉強もしやすく、役に立つだろうと思い、アレコレと調べました。
自分の学歴や経歴、学習能力などと照らし合わせて出会ったのが「教育カウンセラー」でした。実は恥ずかしい話ですが、私はそれまで「教育カウンセラー」という言葉すら知りませんでした。教職に就いて2年ほど経ったころ、非常勤講師の先生に誘われて、カウンセラーのワークショップに半年ほど参加したことはありました(その時に勉強したことは、その後の教員生活でとても役に立ちました)。それ以後は自分のスキルアップのための勉強をすることもなく過ごしてきました。そんなことから「この資格なら、それほど苦労しなくても取れるだろう」といった軽い気持ちで勉強を始めました。
まずは、テキストをAmazonで注文しました。テキストの内容は、心理学から教育に関することまで多岐にわたり、かなりのボリュームです。正直、頭に入るかどうか不安でした。しかし、決めたからには覚悟を決めて、51歳の脳みそにムチを打つしかありません。テキストを読み、ノートにまとめ、さらにノートの内容をテキストと見比べながらPCにまとめ直す、といった手順で勉強を進めました。講義だけの授業は面白くないですが、講義のない勉強がこれほど大変とは…。若いとは言え、宅浪生は苦労するなあ、と痛感しました。
養成講座を申し込む
勉強を進めながら、認定試験についても詳しく調べました。初級教育カウンセラーの認定試験を受けるには、養成講座を受講しなければいけないことが分かりました。しかも養成講座は、1日が午前3時間、午後3時間の計6時間、それが3日間の合計18時間の内容です。地元愛知で開講されるか調べると、すでに2月に終わっていました。愛知県の教育カウンセラー協会に問い合わせると、「隔年開催のため、来年の2月は開講しません」とのこと。となると県外での受講です。会場は、北海道、青森、東京、神奈川、富山。鹿児島とあります。富山が比較的近いのですが、実施が12月…。雪の富山は到底無理です。北海道、青森、鹿児島は、観光を兼ねてと考えると魅力的ですが交通費が…。しかも秋までには試験を受けておきたいという思いがあり、その点から残った候補は東京か神奈川でした。初めは何も考えず東京でと思っていました。でも、会場が立川市。愛知から出たことのない私には全くイメージが湧きません。残された選択肢は神奈川です。日程は8月6日~8日です。会場は小田原市とあります。小田原市?すがる思いで調べてみると、新幹線が止まります。さらに講座の会場が小田原駅から徒歩3分とあります。ホテルも小田原駅東口前に東横インがあります。Googleマップで調べてみると、ホテルと道をはさんで目の前が講座の会場です。食べ物屋さんもたくさんあります。はい!決定です!!すぐにホテルと新幹線のチケットを予約しました。そして、養成講座の申込みを神奈川県教育カウンセラー協会にしたのです。
出会いの始まり
できるだけ行きやすい会場で養成講座を受けたい、ということから決めた小田原会場でした。○○先生の講座があるから、とか、△△についての講座があるから、というような、前向きな気持ちはありませんでした。もしも愛知県で受講できたら、小田原まで来ることはなかったでしょう。でも、愛知で受講できなかったからこそ、小田原で受講したからこそ、できた出会いがありました。小田原での3日間は本当に充実したものでした。できればもっと早く、在職中に講座を受けたかった、と正直思いました。そう思えた養成講座の内容について、次からまとめていきたいと思います。
おまけ
実は小田原に行くのは、今回が初めてでした。駅周辺のことを調べて、小田原城が近くにあることを知りました。前入りしたので3泊4日で小田原でお世話になったのですが、小田原城には着いたその日から毎日行きました。偶然、小田原城から花火を見ることもできました。
毎朝1時間のWalkingを日課にしているのですが、小田原でもやりました。海岸にも行きました。朝なので開いてなかったですが、立ち寄りたいお店もたくさんありました。
これも出会いだと思います。私にとって小田原は、また行きたい町の一つになりました。