季節労働｜ミニトマト農家編｜＃04 待遇は？住むとこは？なアレコレ
さて、過去3回でミニトマト農家さんの仕事について紹介してたが、
今回はお給料や住む場所など、気になる待遇のお話。
お給料
お給料は時給¥1,200。
北海道の畑の季節労働としてはかなり高時給。
そのほか¥300/日の交通費が支給される。
寮
寮はまさかの一軒家貸切！
他のバイターとシェアハウスで構わないと申し出たが、農家さんが
『それでは落ち着かないだろうから』とわざわざ別の家を借りてくださった。
寮費は¥4,000/月。
給湯とストーブに使う灯油は、必要な分だけ自分で買ってきてタンクに入れる。
電気代は実費。毎月来る検針票と一緒に大家さんへ持っていくスタイル。
料理はカセットコンロなので、ガス缶も必要な分だけ自分で用意する。
水道は地域で管理している水道で、年会費＋使った分を1年ごとにまとめて支払うらしい。月単位の計算ができないので、農家さんが年単位で契約して使用料を払ってくださっている。
実は、旅具店の富良野のお家には馬がいる。
大家さんが飼っている馬なのだが、パドックが旅具店のお家の目の前にあり、いつでも馬に会える。馬の名はサクラと言う。
旅具店は馬が大好きなので、馬付き物件と知った時は飛び上がるほど嬉しかった。
ホームセンターでなるべくコシのあるブラシを買い、仕事から帰ってきてはせっせとブラッシングをしたり、持ち帰ったトウモロコシを差し入れたりして仲良くした。
サクラはかなりツンデレで、名前を呼べば近づいてくることもあるし、
気分が乗らなければブラシの最中でもどっかへ行ってしまう。
そんなサクラに今年、子供が産まれた！！
旅具店が富良野に戻る前日に産まれたんだとか。
仔馬の名前はハルくんだ。旅具店が名付け親になった。とても嬉しい。
ちょっと話がズレてしまったが、何はともあれ旅具店は最高の一軒家で暮らしている。
期間
毎年雪はね（除雪）が3月くらいから始まるが、具店は大抵夏になってから富良野に戻ってくる。
3月：雪はね
4月：ハウス建て、ミニトマト種まき、とうもろこしやビートの畑起こし
5月：ミニトマト定植、とうもろこし・ビートの種まき
6月：ミニトマトの芽かき・誘引、とうもろこし・ビートの防除など
7月：ミニトマト芽かき・誘引・収穫
8月：ミニトマト芽かき・誘引・収穫、とうもろこし収穫
9月：ミニトマト芽かき・誘引・収穫、とうもろこし収穫
10月：ミニトマト収穫、ビート収穫、畑の片付け開始
11月：畑の片付け（ミニトマトを抜いたり、支柱を片付けたり、雪対策をしたり）
繁忙期は6〜9月だが、他の月もなんだかんだ仕事は常にある状態だ。
旅具店は事前に『何月くらいに富良野入りして、どれくらいの期間働くか』を相談し、農家さんがそれでオッケーを出せば富良野に戻る。
希望の期間が農家さんと合わなければ他の農家さんを探すことになる。
今年は5月下旬からスタートし、7月下旬から1ヶ月ほど中抜けし、8月下旬から9月末までまた畑を手伝うことになっている。
通常、季節労働は繁忙期に中抜けするなどあり得ないのだが、事前に相談し農家さんの了解を得て、現在は夏休みのロードトリップを満喫している。
1日の流れ
7月のとある日を例に、1日がどんな感じで過ぎてゆくのか紹介する。
7:30 仕事スタート。みんなで前日に収穫したトマトの出荷準備
8:00 1名は集荷へ。他はミニトマトの誘引作業。
8:30 誘引終了、収穫開始。
（9:00 出荷に行っていたバイターが戻ってくる。その子は収穫には加わらず灌水開始）
10:00 みんなで休憩
10:30 休憩終了。それぞれの作業に戻る（収穫・灌水）
12:00 昼休み
13:00 昼休み終了。灌水も午前中で完了し全員で収穫へ
15:00 みんなで休憩
15:30 休憩終了。もうひと頑張り！
17:00 お仕事終了！お疲れ様でした！
とうもろこしの収穫など、他の作業が入る日はこれとは全く異なるスケジュールになるのだが、大体はこんな感じ。
なんとなく伝わっただろうか、ミニトマト農家のあれこれ。
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最後までお付き合いありがとうございました！
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