季節労働|ミニトマト農家編|#01 こんなことをやっています(誘引・花回し・芽かき)
5月下旬、富良野のミニトマト農家さんの元へ帰って来た旅具店。
ここの農家さんにお世話になるのは3シーズン目。
住み込み季節労働ミニトマト農家編、スタート。
ゆっくりあれこれ紹介するけれど、
とりあえず畑でどんなことをしているのか紹介します。
誘引
旅具店がお世話になっている農家さんの畑は、大きなハウスが12棟。
約1万4000株くらいのミニトマトが植えられている。
ハウスの中は、緑色の紐が何本か地面と並行に張られている。
ちょうどピアノの五線譜のような感じだ。
ミニトマトは放っておけば上に向かってグングン成長する。
しかし、真上に伸びてもらっては困る。
5月下旬でこの大きさで、少なくとも9月いっぱいまでは収穫したい。
真上に伸びてしまってはすぐ天井まで達してしまうし、そんなに高い所に実がついては収穫できないのだ。
なので、成長した苗の先を倒して緑の紐に巨大なホッチキスのような道具で留める。
ちょっと伸びては倒して留める、を繰り返し、木を真上ではなく斜め上方向に成長させる。
この “倒して留める” 作業を誘引(ゆういん)という。
誘引はシーズンが終わるまで続く。
本格的に暑くなる頃のトマトの成長スピードは凄まじく、誘引がちっとも間に合わなくなるのは毎年のこと。
花回し
誘引の際には、花の位置も整える。
ミニトマトの花は房状に纏まって咲く。
全ての房が通路側に向くように、あれこれ工夫しながら誘引する。
が、これがなかなか難しい。
通路側に向けると簡単に言っても、一本の苗には複数の房が付いている。
こっちを通路に向ければあっちが内側に向いてしまう、と言った具合で、全てを同じ向きに揃えるのは思った以上に難しい。
そういう時はミニトマトの苗をねじる。
苗は無理に曲げれば折れてしまうのだが、ねじれには強い。
房の上下の茎を掴み、雑巾を絞るみたいに苗をねじる。
一つ目の房がちょうどいい位置まで来たら、次の房も同じように容赦なく絞って通路側に向ける。
これを繰り返す。
こうしておくと効率的に収穫できる。
1万4000株のミニトマトを毎日手作業で収穫するのだから、
小さな工夫でもシーズン通して見るとかなり効果がある。
芽かき
メインの太い茎と葉っぱの間から生えてくる『わき芽』という新しい芽を取る。この作業を”芽かき”と言う。
わき芽は放っておくとどんどん長く太く成長し、花が咲き、実をつける。
たくさん実が獲れて良さそうな感じがするが、実のつけ過ぎは木への負担が大きく、シーズン後半に収穫高が下がってしまう。
下の写真をクリックすると芽かきの様子が動画で見られます。 ↓
これら以外にも灌水(水やり)や追肥(肥料やり)などやることは沢山あるのだが、収穫が始まるまでの間は上記3つがメインの作業となる。
今年の収穫は6月半ばくらいからの見込み。
沢山収穫できますように!
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最後までお付き合いありがとうございました!
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